離乳食 パスタ いつから?パスタの与え方と注意点

離乳食 パスタ いつから?の進め方

離乳食でのパスタの進め方
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開始時期

離乳食中期(7〜8ヶ月頃)から

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調理のコツ

表示時間の2倍以上茹でる

⚠️
注意点

小麦アレルギーに注意

 

離乳食 パスタ いつから?の基本知識

パスタは、離乳食の中期(生後7〜8ヶ月頃)から与え始めることができる食材です。主に小麦粉から作られるパスタは、赤ちゃんの成長に必要な炭水化物を効率的に摂取できる優れた食材です。

 

パスタを離乳食に取り入れる際の基本的なポイントは以下の通りです:

 

• 開始時期:離乳食中期(7〜8ヶ月頃)から
• 調理方法:表示時間の2倍以上茹でてクタクタにする
• 形状:初めは1cm程度に刻んで与える
• 量:スプーン1杯程度から始め、徐々に増やす
• アレルギー:小麦アレルギーに注意する

 

パスタは様々な栄養素を含んでいます。100gあたりの主な栄養成分は以下の通りです:

 

• エネルギー:368kcal
• たんぱく質:13.0g
• 脂質:1.8g
• 炭水化物:75.2g
• 食物繊維:2.9g
• カルシウム:19mg
• 鉄:1.0mg

 

パスタの栄養価や離乳食での活用方法について、詳しくは以下のリンクを参照してください。

 

農林水産省:パスタの栄養成分と食中毒予防のポイント

 

離乳食 パスタ いつから?の月齢別ガイド

パスタを離乳食に取り入れる際は、赤ちゃんの月齢に合わせて適切に進めていくことが重要です。以下に月齢別のガイドラインを示します:

  1. 初期(5〜6ヶ月頃)
    • この時期はパスタを与えることは推奨されません。
    • 米やじゃがいもなど、消化の良い食材から始めましょう。
  2. 中期(7〜8ヶ月頃)
    • パスタを与え始める時期です。
    • 細めのパスタ(スパゲッティーニなど)を1cm程度に刻んで与えます。
    • 1日の目安量:茹でたパスタ 25〜40g程度
  3. 後期(9〜11ヶ月頃)
    • パスタの種類や形状を増やしていきます。
    • マカロニやペンネなど、つかみやすい形状のパスタも試してみましょう。
    • 1日の目安量:茹でたパスタ 40〜60g程度
  4. 完了期(12〜18ヶ月頃)
    • 大人と同じパスタを、適切な大きさに調整して与えることができます。
    • ソースやトッピングなども工夫して、バリエーションを増やしていきましょう。
    • 1日の目安量:茹でたパスタ 60〜80g程度

 

パスタの種類や形状によって、赤ちゃんの食べやすさが変わることがあります。例えば、マカロニは手づかみ食べの練習にも適しています。赤ちゃんの様子を見ながら、適切な種類と形状を選びましょう。

 

離乳食の進め方や目安量について、詳しくは以下のリンクを参照してください。

 

厚生労働省:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)

 

離乳食 パスタ いつから?のアレルギーについて

パスタの主原料である小麦は、食物アレルギーの原因となりやすい食品の一つです。離乳食でパスタを与える際は、小麦アレルギーに注意する必要があります。

 

小麦アレルギーの症状:
• 皮膚症状:じんましん、湿疹
• 呼吸器症状:くしゃみ、鼻水、咳
• 消化器症状:腹痛、下痢、嘔吐
• アナフィラキシー(重症の場合)

 

アレルギー予防のポイント:

  1. 初めて与える時は少量から
    • スプーン1杯程度の少量から始めましょう。
  2. 与える時間帯に注意
    • 医療機関にかかれる平日の午前中に初めて与えるのが安全です。
  3. 他の食材と混ぜない
    • アレルギー症状が出た場合、原因を特定しやすくするため、初めは他の食材と混ぜずに与えましょう。
  4. 様子を観察する
    • 食べさせた後、30分〜2時間程度は赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。
  5. 記録をつける
    • 初めて食べた日や量、その後の様子などを記録しておくと良いでしょう。

 

もし、アレルギー症状が疑われる場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、家族にアレルギー歴がある場合は、特に注意が必要です。

 

小麦アレルギーについて詳しくは、以下のリンクを参照してください。

 

一般社団法人 日本アレルギー学会:食物アレルギー診療ガイドライン2021

 

離乳食 パスタ いつから?のおすすめレシピ

パスタを使った離乳食レシピをいくつかご紹介します。月齢に合わせて、適切なレシピを選んでください。

  1. トマトパスタ(中期〜後期)
    材料:
    • スパゲッティーニ(1cm程度に刻む) 20g
    • トマト(皮をむいてすりおろす) 小さじ2
    • ブロッコリー(茹でてすりつぶす) 小さじ1
    • 粉チーズ 少々

 

作り方:

  1. スパゲッティーニを表示時間の2倍以上茹でる。
  2. すりおろしたトマトとブロッコリーを混ぜる。
  3. 茹でたパスタと2を混ぜ、粉チーズを振る。
  4. ツナパスタ(後期〜完了期)
    材料:
    • マカロニ 30g
    • ツナ(水煮缶、ほぐす) 小さじ2
    • にんじん(すりおろす) 小さじ1
    • 小松菜(茹でて細かく刻む) 小さじ2
    • 粉チーズ 少々

 

作り方:

  1. マカロニを表示時間の1.5倍程度茹でる。
  2. ツナ、にんじん、小松菜を混ぜる。
  3. 茹でたマカロニと2を混ぜ、粉チーズを振る。
  4. かぼちゃクリームパスタ(完了期)
    材料:
    • スパゲッティ(2cm程度に折る) 40g
    • かぼちゃ(皮をむいて茹でる) 30g
    • 牛乳 大さじ1
    • バター 少々

 

作り方:

  1. スパゲッティを表示時間通りに茹でる。
  2. かぼちゃを茹でてつぶし、牛乳を加えてクリーム状にする。
  3. 茹でたスパゲッティと2を混ぜ、バターを加える。

 

これらのレシピは赤ちゃんの成長に合わせてアレンジすることができます。例えば、具材の大きさを変えたり、新しい食材を加えたりしてみましょう。

 

離乳食レシピについて、さらに詳しい情報は以下のリンクを参照してください。

 

和光堂:離乳食レシピ集

 

離乳食 パスタ いつから?の選び方と調理法

離乳食用のパスタを選ぶ際や調理する際のポイントをまとめました。

 

パスタの選び方:

  1. 原材料
    • デュラム小麦のセモリナ粉100%のものを選ぶ
    • 添加物が少ないものを選ぶ
  2. 形状
    • 中期:細めのパスタ(スパゲッティーニなど)
    • 後期:マカロニやペンネなど、つかみやすい形状
    • 完了期:様々な形状を試してみる
  3. 塩分
    • 無塩のものを選ぶ
  4. オーガニック
    • 可能であればオーガニック製品を選ぶ

 

調理法のポイント:

  1. 茹で時間
    • 表示時間の2倍以上茹でる(中期〜後期)
    • 赤ちゃんの咀嚼力に合わせて調整する
  2. 塩分
    • 茹でる際に塩は使用しない
  3. 大きさの調整
    • 中期:1cm程度に刻む
    • 後期:2cm程度に切る
    • 完了期:赤ちゃんの咀嚼力に合わせて調整
  4. 保存方法
    • 作り置きする場合は、小分けにして冷凍保存
    • 解凍後は当日中に使い切る
  5. アレンジ
    • 野菜や魚、肉などを組み合わせてバランスの良い食事に
    • ソースは薄味にし、徐々に味に慣れさせていく

 

パスタは様々な食材と相性が良く、栄養バランスの取れた離乳食を作るのに適しています。赤ちゃんの成長に合わせて、少しずつ新しい味や食感を試していくことをおすすめします。

 

離乳食の調理方法や注意点について、詳しくは以下のリンクを参照してください。

 

農林水産省:離乳食の調理と保存

 

以上、離乳食でのパスタの与え方や注意点についてまとめました。パスタは栄養価が高く、様々なアレンジが可能な優れた食材です。赤ちゃんの成長に合わせて、適切に取り入れていくことで、楽しい食事時間を過ごすことができるでしょう。ただし、アレルギーには十分注意し、少しずつ慣れさせていくことが大切です。赤ちゃんの様子をよく観察しながら、楽しく安全な離乳食を進めていきましょう。