離乳食の中期はいつから始める?進め方と目安

離乳食の中期について

離乳食の中期はいつから始めるべきか

 

離乳食の中期は、一般的に赤ちゃんが7ヶ月から8ヶ月の時期に始めることが推奨されています。この時期は、赤ちゃんが食べ物を舌でつぶして飲み込む練習をする「もぐもぐ期」とも呼ばれています。初期の離乳食を順調に進めてきた場合、2回食をしっかり食べられるようになったら、中期の離乳食に進むタイミングです。

 

離乳食を始める際は、初めてあげる食材は1回の離乳食につき1種類にし、小さじ1杯からスタートします。赤ちゃんがその食材に慣れてきたら、徐々に量を増やしていきます。授乳のタイミングも重要で、離乳食前に授乳すると赤ちゃんが満腹になりすぎて食べなくなることがあるため、基本的には離乳食を食べてから授乳するのが良いでしょう。

 

離乳食の中期の進め方と食材の目安

中期の離乳食では、食材の種類が増え、食感も変わります。以下のポイントを押さえて進めると良いでしょう。

  • 食材の種類: 野菜や果物、穀物、肉、魚など多様な食材を取り入れます。特に、柔らかく煮た野菜や、すりつぶした果物がオススメです。
  • 食感の変化: 初期の離乳食ではペースト状が中心でしたが、中期では少し粒感のある食材を取り入れ、赤ちゃんが噛む練習をすることが大切です。
  • アレルギーに注意: 新しい食材を試す際は、アレルギー反応が出ないか注意深く観察し、初めての食材は少量から始めることが望ましいです。
  • 食事の回数: 1日2回の離乳食を目安にし、赤ちゃんの様子を見ながら進めます。

 

離乳食の中期における献立と調理のポイント

離乳食中期の献立は、赤ちゃんの食べやすさを考慮しながら組み立てることが重要です。以下は、簡単に作れる献立の例です。

  • 朝食:

    • かぼちゃのペースト
    • おかゆ(軟らかめ)

  • 昼食:

    • すりおろしリンゴ
    • 鶏ささみの煮込み(細かくほぐす)

  • 夕食:

    • にんじんとじゃがいものマッシュ
    • 白身魚の蒸し物(ほぐして与える)

 

調理のポイントとしては、食材をしっかりと加熱し、柔らかくすることが基本です。また、食材の風味を活かすために、無添加の出汁を使うと良いでしょう。赤ちゃんが食べやすいように、食材は小さく切ったり、すりつぶしたりすることが大切です。

 

離乳食の中期で気をつけるべきこと

離乳食中期では、赤ちゃんの食事に関していくつかの注意点があります。

  • 食べる量の変化: 赤ちゃんの食欲は日によって変わるため、無理に食べさせず、赤ちゃんのペースに合わせることが重要です。
  • 食材の選び方: アレルギーが心配な食材(卵や牛乳など)は、医師と相談の上、慎重に導入します。
  • 食事の環境: 食事中は赤ちゃんがリラックスできる環境を整え、家族と一緒に食べることを心がけましょう。食事の時間を楽しいものにすることで、赤ちゃんの食欲も増します。
  • 口から出すことへの対応: 形のある食材を口から出してしまうことはよくありますが、赤ちゃんが慣れるまで焦らず、少しずつ進めていくことが大切です。

 

離乳食の中期から後期への移行時期

離乳食の中期から後期に移行するタイミングは、赤ちゃんの成長や食べる様子を見ながら判断します。一般的には、8ヶ月から9ヶ月頃が目安です。この時期には、より多様な食材を取り入れ、食感もさらに進化させていきます。

 

後期の離乳食では、より固形の食材を取り入れ、家族と同じ食事を楽しむことができるようになります。赤ちゃんが自分で食べることに興味を示すようになったら、手づかみ食べを促すのも良いでしょう。これにより、食事の楽しさを感じることができ、食べる意欲が高まります。

 

離乳食中期の進め方や献立の具体例が詳しく説明されています。