トマトの離乳食/調理
トマトの離乳食/調理
トマトは栄養価が高く、離乳食に適した食材です。ビタミンC、ビタミンE、リコピンなどの栄養素が豊富で、赤ちゃんの成長に必要な栄養をバランスよく摂取できます。この記事では、トマトを使った離乳食の調理方法や注意点について詳しく解説します。
トマトの栄養価
トマトは以下のような栄養素を含んでいます:
- リコピン:抗酸化作用があり、細胞の酸化を防ぐ効果が期待できます。
- ビタミンC:美肌効果や風邪の予防に役立ちます。
- ビタミンE:老化を抑制する働きがあります。
- カリウム:体温を下げ、体内の余分な塩分排出を助け、高血圧を予防します。
- 食物繊維:腸内環境を整えます。
- クエン酸:疲労回復に効果があります。
- ペクチン:便秘改善の働きが期待できます。
トマトを離乳食に使う際の注意点
- 加熱すること:離乳食初期(生後5~6ヵ月)では、トマトは必ず加熱してから与えましょう。加熱することで甘みが増し、赤ちゃんが食べやすくなります。
- 皮と種を取り除くこと:皮や種は消化しにくく、のどに詰まる可能性があるため、離乳食初期から中期(生後7~8ヵ月)までは取り除くようにしましょう。
- アレルギーに注意:トマトはアレルギーを引き起こしやすい食材ではありませんが、ヒスタミンという物質が含まれているため、食物アレルギー反応に似た症状が出ることがあります。初めて与える際は少量から始め、病院の空いている時間に試すと安心です。
トマトの調理方法
離乳食初期(生後5~6ヵ月)
- トマトペースト:トマトを湯むきして種を取り、裏ごしします。ペースト状につぶしたものをスプーン1杯から徐々に増やしていきましょう。
離乳食中期(生後7~8ヵ月)
- トマトの粗みじん切り:種と皮を取って粗く2~3ミリにみじん切りにしたものを、10~15グラム与えましょう。
離乳食後期(生後9~11ヵ月)
- トマトの角切り:種と皮を取って5~7ミリ角に切ったものを、20~30グラム与えましょう。皮を嫌がらないならそのままでも大丈夫です。
離乳食完了期(1歳~1歳半頃)
- トマトの生食:種を取って1センチ角か1/8に切ったものを、30~40グラム与えましょう。そろそろ生食も試してみましょう。
トマトの離乳食/赤ちゃん
おすすめのトマト離乳食レシピ
トマトペースト
材料:
作り方:
- トマトをよく洗い、ヘタを取って粗めの角切りにする。
- 耐熱容器に入れてふんわりとラップをし、電子レンジで加熱する(600Wで40秒)。
- 裏ごしして皮と種を取り除く。
トマトのとろとろだし煮
材料:
- トマト&hellip&hellip50g
- 昆布だし&hellip&hellip適量
- 片栗粉&hellip&hellip少々
作り方:
- トマトを湯剥きし、種を取り除く。
- トマトを細かく切り、昆布だしと一緒に鍋で煮る。
- 片栗粉でとろみをつける。
トマトとほうれん草のおかゆ
材料:
- トマト&hellip&hellip50g
- ほうれん草&hellip&hellip適量
- おかゆ&hellip&hellip適量
作り方:
- トマトを湯剥きし、種を取り除く。
- ほうれん草を茹でて細かく刻む。
- おかゆにトマトとほうれん草を混ぜる。
トマトは栄養価が高く、赤ちゃんの成長に役立つ食材です。適切な調理法と注意点を守りながら、離乳食に取り入れてみてください。