熱湯で濃いめに煮出してから急冷すると、水出しより2倍以上うまみが出ます。
水出しアイスほうじ茶は、茶葉の量が仕上がりを大きく左右します。目安は水1リットルに対して茶葉10〜15g(大さじ約2〜3杯)です。これはティーバッグでいうと3〜4袋分に相当します。少なすぎると薄くて物足りない仕上がりになり、多すぎると苦みやえぐみが出やすくなります。
茶葉をピッチャーや麦茶ポットに入れたら、冷水を注いで冷蔵庫へ。抽出時間は最低3時間、理想は一晩(8時間前後)です。茶葉が長時間水に触れすぎると渋みが増すため、8時間を超える場合は茶葉やティーバッグを取り出しておくのが基本です。
まろやかが基本です。水出しは低温でゆっくり成分を溶け出させるため、カテキンの一種である苦み成分「エピガロカテキン」が溶け出しにくく、甘みとまろやかさが際立つのが特徴です。夏場に大量に消費したい場合や、子どもも一緒に飲む家庭にはこの方法がとくに向いています。
| 水の量 | 茶葉の量(リーフ) | ティーバッグ換算 | 抽出時間 |
|---|---|---|---|
| 500ml | 5〜8g(大さじ1〜1.5) | 約2袋 | 3〜8時間 |
| 1000ml | 10〜15g(大さじ2〜3) | 約3〜4袋 | 3〜8時間 |
| 1500ml | 15〜20g(大さじ3〜4) | 約5〜6袋 | 3〜8時間 |
水出しに使う茶葉は、ほうじ茶専用のティーバッグが便利です。市販品では「伊藤園 ほうじ茶ティーバッグ」や「一休園の水出し用ほうじ茶」など、低温抽出向けに設計されたものが各メーカーから出ています。リーフタイプの場合は、茶こし付きのウォーターボトルを使うと後片付けもスムーズです。
煮出し方法は手間がかかる分、香ばしさとコクが際立つ仕上がりになります。つまり風味重視なら煮出し一択です。
手順は以下のとおりです。
急冷のステップが重要です。ほうじ茶の香り成分「ピラジン」は高温から常温にゆっくり冷める間に揮発(飛んで)しやすく、急冷することで香りを液体に閉じ込める効果があります。氷を入れたボウルに鍋ごと当てて混ぜながら冷やすのが、香りを逃さない最速の方法です。
冷やすスピードが命です。急冷に使う氷の目安は、1リットル分の茶に対してトレー2〜3枚分(約200〜300g)あれば十分です。まとめて作る場合は、製氷機能付きの冷蔵庫や、100均の大容量製氷トレーを活用すると便利です。
また、煮出したあとで最初から大量の氷を入れたピッチャーに注ぐ「直接急冷法」も手軽です。ただしその分、氷が溶けてお茶が薄まるため、茶葉量をあらかじめ1.2〜1.5倍に増やして濃いめに煮出しておくのがポイントです。
作ったアイスほうじ茶は、清潔な密閉容器(ガラス製またはプラスチック製の保存ボトル)に入れて冷蔵庫で保管します。日持ちの目安は2〜3日以内が原則です。
4日目以降は雑菌の繁殖リスクが上がります。夏場の気温や冷蔵庫の開け閉め頻度によっては2日程度でも劣化が進む場合があります。においや色の変化(濁り・黄ばみ)が出てきたら飲むのを止めるのが安全です。これは注意すれば大丈夫です。
冷凍保存も実は有効な方法です。製氷トレーにアイスほうじ茶を入れて凍らせると「ほうじ茶氷」が作れます。牛乳やお湯で割るだけで即席のほうじ茶ラテになるため、毎朝の飲み物をアレンジしたい方に非常に便利です。冷凍した場合の保存期間の目安は約2週間です。
保存容器の選び方に迷う場合は、野田琺瑯のホワイトシリーズや、ハリオのフィルターインボトルなどが人気です。ハリオのフィルターインボトルは茶葉を直接入れて水出しでき、そのまま食卓に出せるデザイン性も支持されています。
ティーバッグを使えば、計量の手間なく手軽にアイスほうじ茶が作れます。これは使えそうです。
水出しの場合は、1リットルの冷水にティーバッグを3〜4袋入れ、冷蔵庫で3〜8時間抽出するだけです。ティーバッグの素材によっては、長時間漬けておくと袋の紙の風味が移ることがあるため、シール式ではなくひも付き(取り出しやすい)タイプを選ぶのがおすすめです。
煮出す場合は、沸騰したお湯1リットルにティーバッグ4〜5袋を入れて2〜3分置きます。その後すぐにティーバッグを取り出し、前述の急冷テクを使ってください。ティーバッグを長く浸すほど渋みが出やすくなるため、取り出しのタイミングには注意が必要です。時間が命です。
市販のほうじ茶ティーバッグで特に評判が高いのは以下の3製品です。
スーパーで入手しやすい伊藤園製品は50袋入りで300円前後と、1袋あたり約6円というコストパフォーマンスの高さが魅力です。家族4人で毎日1リットル消費する家庭なら、1パックで約12日分を賄える計算になります。
アイスほうじ茶の応用として、ほうじ茶ラテは特に人気の高いアレンジです。カフェで1杯600〜700円するほうじ茶ラテが、自宅では1杯あたり約30〜50円で再現できます。意外ですね。
基本の割合は、濃いめのほうじ茶(煮出しが推奨):牛乳=1:1です。甘さはお好みで、グラニュー糖またはシロップを小さじ1〜2杯加えてください。砂糖は液体シロップの方が混ざりやすく、後から甘さを調整しやすいため、ガムシロップや自家製シンプルシロップ(砂糖と水を1:1で煮溶かしたもの)を常備しておくと便利です。
濃さが決め手です。ラテにするときは、通常の1.5〜2倍の濃さで作った煮出しほうじ茶を使うことで、牛乳に負けないしっかりとした茶の風味が出ます。茶葉量を通常の1.5倍にするか、抽出時間をやや長めに取るかのどちらかで調整してください。
豆乳やオーツミルクへの置き換えも人気です。豆乳(調整豆乳)はほうじ茶との相性が良く、まったりとした甘みが加わります。オーツミルクは近年カフェでも多用されており、穀物系の風味がほうじ茶の香ばしさとよく合います。乳製品不使用でカロリーも抑えられるため、健康意識の高い方にもおすすめです。
ほうじ茶ラテを泡立てて本格仕上げにしたい場合は、100均やAmazonで購入できる「電動ミルクフォーマー」を使うのが手軽です。温めた牛乳に5〜10秒あてるだけでカフェ風の泡が作れます。価格は300〜1,000円程度と手ごろです。
参考:伊藤園 製品情報・ほうじ茶の特徴について
https://www.itoen.co.jp/hojicha/
参考:農林水産省 緑茶・ほうじ茶の成分と特性に関する情報
https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/
参考:公益社団法人 日本茶業中央会 — 日本茶の保存・抽出に関する基礎知識
https://www.nihoncha.or.jp/
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