白米と同じようにかき混ぜると、パラパラどころかネバネバのお米になって台無しになります。
バスマティライスとは、インドやパキスタン原産の長粒米(ロングライス)で、炊き上がるとパラパラとした軽い食感と花のような独特の香りが楽しめるお米です。日本米(ジャポニカ米)に比べて粒が約2倍ほど長く、長さは7〜8mm程度あります。はがき横幅のおよそ4分の1の長さ、と想像するとイメージしやすいかもしれません。
炊くと量がとても増えるのも特徴のひとつです。木徳神糧株式会社の商品情報によると、5合炊きの炊飯器でバスマティライスを炊く場合は300g程度までを目安にするよう記載されています。日本米より「炊き増え」が大きいため、いつも通りの量を炊飯器にセットすると吹きこぼれのリスクがあります。最大容量の半分を目安にするのが原則です。
また、バスマティライスはGI値(血糖値の上昇スピードを示す指数)が50〜58と非常に低いのも見逃せないポイントです。日本の白米のGI値が84であることと比較すると、その差は歴然です。血糖値が気になる方や、食後のだるさを感じやすい方には特に向いています。これは使えそうです。
アジアン食材店やネット通販で購入でき、価格も500g〜1kgのパックで500〜800円程度が一般的です。日本米と同じような感覚で取り入れられる外国米として、近年ご家庭での認知が広がっています。
| 比較項目 | バスマティライス | 日本米(白米) |
|---|---|---|
| GI値 | 50〜58 | 84 |
| カロリー(100g) | 約121〜130kcal | 約156kcal |
| 粒の長さ | 約7〜8mm(長粒) | 約5mm(短粒) |
| 炊き上がりの食感 | パラパラ・ふわふわ | もちもち・粘り強い |
| 炊き増え量 | 約2.4倍 | 約2.1〜2.3倍 |
参考:バスマティライスのカロリーとGI値についての詳細データはスパイシー丸山さんのブログに詳しくまとめられています。
バスマティライスを炊飯器でおいしく炊くうえで、最初の「洗い方」と「水加減」が仕上がりを大きく左右します。まずこの2点だけ押さえれば、大きな失敗はありません。
洗い方については、日本米のようにゴシゴシ力を入れて研ぐのはNGです。バスマティライスは粒が細長く、摩擦に弱い構造をしているため、強くこすると粒が折れてしまいます。粒が折れると炊き上がりに粘りが出て、本来のパラパラとした食感が失われてしまうのです。正しい洗い方は「水を通すように優しく1〜2回すすぐ」程度。日本米の感覚で洗うと損します。
次に水加減です。「日本米と同じ水加減でOK」と書かれた情報もありますが、実際には炊飯器のお米の目盛りよりも多めに水を入れる必要があります。目安は1合につき+30ml(約大さじ2杯分)。炊飯器の目盛りで表現すると、1合分のバスマティライスに対して目盛り1.2まで水を入れるイメージです。2合なら目盛り2.4、3合なら3.6が目安になります。
バスマティライスはもともと水分を含みにくいお米なので、目盛り通りの水だとカラカラに固くなりやすいのです。実際にSNSでも「日本米と同じでOKと書いてあったのに、カラカラになった」という失敗談を多く見かけます。水は多め、が基本です。
浸水については、炊飯器で炊く場合は省略しても問題ありません。「早炊きモード+浸水なし」でも十分パラパラに仕上がります。浸水を行う場合は30分程度を目安にしてください。時間があるときは浸水あり・通常炊きが、時間がないときは浸水なし・早炊きモードが便利です。
参考:炊飯器でバスマティライスを炊く際の水加減について詳しく解説されています。
直行直帰「バスマティライスを炊飯器で炊くなら〇〇ml水を多めに!炊き方まとめ」
炊き上がった後の「ほぐし方」で、最終的な食感がガラッと変わります。ここが最も見落とされがちなポイントです。
炊き上がったら、日本米のように全体をぐるぐるとかき混ぜてはいけません。バスマティライスは炊き上がり後に強くかき混ぜると、粒同士がこすれて折れ、粘りとモチャッとした食感が出てきてしまいます。正しいほぐし方は、しゃもじを縦に差し込んで、底から持ち上げるように優しく空気を含ませることです。混ぜるのではなく、ふわりと立体的にほぐすイメージで行いましょう。
蒸らしは必須ではありませんが、5分程度蓋をしたまま置いておくと、水分が均一に行き渡り仕上がりが安定します。蒸らさなくても食べられますが、余裕があれば蒸らしまで行うのが基本です。
余ったバスマティライスの保存については、日本米と同じ方法でOKです。粗熱を取ってからラップで包んで冷凍保存すれば、1〜2週間は問題なく食べられます。冷凍したものを解凍するときは電子レンジで600W・2〜3分を目安にしてください。冷凍・解凍後もパラパラの食感が比較的維持されるのは、バスマティライスのうれしい特徴のひとつです。
冷蔵保存は日本米と同じく乾燥や固まりが起きやすいため、保存するなら冷凍一択です。まとめて炊いて小分け冷凍しておくと、カレーの日に「すぐ出せる」という状況が作れて時短になります。
バスマティライスを炊飯器で炊くなら、ターメリックライスにするのが一番手軽なアレンジです。材料を釜に入れてスイッチを押すだけで、カレー店のような黄色いご飯が自宅で完成します。
基本の材料(2〜3人分)はバスマティライス200g(約1合強)、水400ml、ターメリックパウダー小さじ1/4です。バスマティライスを優しく洗ってから炊飯器の釜に入れ、水とターメリックを加えて軽く混ぜたらスイッチを入れるだけ。浸水も不要です。ターメリックの量が多すぎると独特の苦みが出てしまうので、小さじ1/4程度が目安です。ターメリック小さじ1/4はティースプーン4分の1杯分と考えると、意外と少量なのがわかります。
クミンシードを小さじ1/2加えるとより本格的な香りになります。クミンシードがない場合は省略しても構いませんが、クミンシードはスーパーの輸入食材コーナーや100円ショップのスパイスコーナーでも購入できることがあります。スパイスを少しずつそろえていくと、アレンジの幅がぐんと広がりますね。
炊き上がったら、ほぐすときに優しくすることを忘れずに。鮮やかな黄色とバスマティライス独特の香りが合わさって、市販のレトルトカレーを使うだけでも一気に「インドカレー店感」が出る仕上がりになります。
参考:ターメリックライスの炊飯器を使った詳しい作り方が紹介されています。
インドカレーコ「バスマティライスの炊き方3種類(炊飯器・フライパン・ターメリックライス)」
バスマティライスを炊飯器で炊くときによくある失敗は、大きく3つに分かれます。それぞれの原因と対処法を知っておくと、次から迷わずに調整できます。
❶ カラカラに固くなる
最もよくある失敗です。原因は水の量が少なすぎること。バスマティライスはもともと水分含有量が少ないお米のため、日本米と同じ水加減では固くなります。対処法は前述の通り、1合につき+30mlを目安に水を増やすことです。すでに炊いてしまってカラカラだった場合は、大さじ1〜2の水を加えて再加熱ボタンを押すと、ある程度やわらかくなります。
❷ ベタベタ・ネバネバになる
これは研ぎすぎ・混ぜすぎが主な原因です。ゴシゴシ洗うと表面のデンプンが溶け出して粘りが増します。また炊き上がり後に力強くかき混ぜることでも同様の現象が起きます。「優しく水を通す」「底から持ち上げるようにほぐす」、この2点を守るだけで防げます。
❸ 炊飯器から吹きこぼれる
炊き増えが大きいため、釜いっぱいに入れると吹きこぼれることがあります。炊飯器の最大容量の半分程度(5合炊きなら300g程度)を目安にしてください。釜の半分以下なら問題ありません。
これらの失敗パターンを知っておくだけで、次回から対処できます。失敗しても食べられなくなるわけではなく、水加減や洗い方を変えるだけで改善できるので、まずは1回試してみることが大切です。最初の1回で完璧を目指さなくてOKです。
参考:バスマティライスの特徴や炊き方の詳細情報が掲載されています。
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