チョコレートグレーズをかけたドーナツを冷蔵庫で保存すると、かえって早く食感が劣化します。
チョコレートグレーズドーナツをおうちで作るとき、最初に迷うのが「どんな粉を使えばいいのか」という点です。基本は強力粉と薄力粉を組み合わせるブレンドが正解です。強力粉だけだと弾力が強くなりすぎ、薄力粉だけだとふわっとした食感は出るものの、もちもち感が弱くなります。
定番のレシピで多いのが、強力粉110g・薄力粉50gという配合です。これはほぼ「2:1」の割合で、外はしっかり、中はもちもちという食感のバランスを取ることができます。はがき1枚が約5gなので、強力粉110gといえばはがき22枚分の重さ、とイメージするとわかりやすいですね。
チョコ生地を作る場合は、ここにコア( cocoa)パウダーを加えます。20g前後が目安で、ビター感を強めたいときは少し増やしてもよいでしょう。ただしコアパウダーが多すぎると生地が乾燥しやすくなるため、入れすぎに注意です。
発酵を助けるドライイーストは3gが基本です。イーストは砂糖を栄養にして炭酸ガスを発生させ、生地をふくらませる役割を担っています。つまり砂糖が少なすぎるとふくらみが悪くなるということです。砂糖(きび糖)20g・塩3g・卵1個・バター10g・牛乳80mlが揃っていれば、安定した生地を作ることができます。
バターは室温に戻してから使うのが原則です。冷たいままのバターを混ぜ込もうとすると生地に均一に入らず、食感にムラが出ます。使用する1時間前には冷蔵庫から出しておきましょう。卵も同様です。冷たい卵は発酵環境に悪影響を及ぼすため、30分前には常温に戻しておくのが基本です。
| 材料 | 分量(4個分) | ポイント |
|---|---|---|
| 強力粉 | 110g | もちもち感を出す主役 |
| 薄力粉 | 50g | ふんわり感をプラス |
| コアパウダー | 20g | 入れすぎると乾燥しやすい |
| ドライイースト | 3g | 発酵の要、砂糖と一緒に |
| きび砂糖 | 20g | イーストの栄養源 |
| 塩 | 3g | 風味を引き締める |
| 卵 | 1個 | 常温に戻してから使用 |
| バター | 10g | 室温でやわらかく |
| 牛乳 | 80ml | 人肌(36℃)に温める |
牛乳は600Wの電子レンジで20秒温めると人肌(36℃前後)になります。熱しすぎるとイーストが死滅してふくらまなくなるため、注意が必要です。これが条件です。
生地のこね方は「材料が均一に混ざりきること」がゴールです。どういうことでしょうか? 「しっかりこねないといけない」と思って時間を計る方も多いですが、時間よりも「均一さ」を重視するほうが結果は安定します。
材料を合わせたら、まずゴムベラでざっくり混ぜ、まとまってきたら台の上で手でこね始めます。「押す・のばす・たたく・もむ」どのこね方でも構いません。目安として15分ほど続けると、生地に「はり・つや・弾力」が出てきます。これがこね上がりのサインです。
バターは最初から入れずに、こねて7分ほど経ってから加えます。生地の真ん中にバターを置き、四方から生地で包み込んでさらにこねていくイメージです。バターを最初から入れると粉類がうまく結合せず、グルテン(弾力の元)が十