週末13時前に売り切れ閉店になり、予約なしだと入れないことがあります。
長野県北佐久郡軽井沢町の発地(ほっち)エリアにある「かまど炊きご飯 御厨(みくりや)」は、薪をくべた愛農かまどでご飯を炊き上げる、昔ながらのスタイルが魅力の和食処です。「田舎のおばあちゃん家に帰ってきた」という言葉がぴったりの、里山の景色に包まれた古民家ダイニングで、池・畑・田んぼが敷地内に広がっています。
お店のコンセプトは、味だけでなく「匂い・音・景色・ぬくもり」を五感で感じてもらうこと。かまどの煙突からもくもく上がる煙を見るだけで、なんとなく懐かしい気持ちになるはずです。
つまり、食事というより「体験」を売りにしているお店です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 📍 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町発地2127 |
| 🕐 営業時間 | 7:15〜15:00(L.O. 14:15) |
| 🚫 定休日 | 5月〜10月:無休 / 11月〜4月:水曜 |
| 🚗 アクセス | 中軽井沢駅・信濃追分駅から車で約10分、碓氷軽井沢ICから約13分 |
| 🅿️ 駐車場 | 20台(無料) |
| 💺 席数 | 60席(お座敷・テーブル・テラス) |
| 📞 電話 | 0267-41-6741 |
軽井沢の中心・旧軽銀座エリアからは少し離れていますが、近くには「発地市場(ほっちいちば)」という地元の新鮮野菜が揃う直売所もあります。予約後にフラッと立ち寄るのもおすすめです。
朝食は7:15〜10:30の間(50分制)で提供されています。メニューはシンプルに3種類。迷いすぎず選べるのも、スムーズに朝食を楽しめる理由のひとつです。
| メニュー名 | 主な内容 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 🥣 朝のとろろ汁膳 | とろろ汁(信州味噌仕立て)・焼き鮭・湯豆腐・小鉢・豚汁・香の物 | 1,680円 |
| 🥚 卵かけご飯セット | 生卵・男爵芋のコロッケ・湯豆腐・小鉢・豚汁・香の物 | 1,620円 |
| 🐟 朝の鯖味噌膳 | 鯖味噌煮・野沢菜天ぷら・湯豆腐・小鉢・豚汁・香の物 | 1,780円 |
朝食の中でも特に人気が高いのが「朝のとろろ汁膳」です。信州味噌仕立てのとろろ汁は、かまどで炊いたふっくらご飯との相性が抜群で、朝の体にじんわりと染み渡る優しい味わいが特徴。朝早い時間帯から行列ができるほどの人気メニューです。
「卵かけご飯セット」は、かまど炊きの炊きたてご飯に生卵をかけるシンプルな一品。シンプルだからこそ、ご飯の甘みや粘りが際立ちます。男爵芋のコロッケが一緒についてくるのも、主婦の方には嬉しいポイントではないでしょうか。
これが基本です。
「朝の鯖味噌膳」は、かつての「朝のおにぎり膳」の後継として登場した比較的新しいメニューです。信州名物の野沢菜天ぷらが一緒に付くのが特徴で、1,780円と朝食3種の中で最も価格は高いものの、満足度も高い一品です。
ご飯はおひつに入って提供されるのも御厨ならでは。おひつの中では蒸らしが続き、最後まで温かくふっくらしたご飯が楽しめます。「家でもおひつでご飯を食べたい」と思わせてくれるような、そんな上質な体験です。
参考:御厨 公式サイト(メニュー・店舗情報の詳細が確認できます)
https://inakappe-club.jp/mikuriya
昼食は11:00〜(60分制)で、朝食メニューに加えてさらに充実した品数が楽しめます。ランチは朝食よりメニューが増え、信州食材を使ったより豪華な御膳が揃っています。
| メニュー名 | 主な内容 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 🥣 とろろ汁御膳 | とろろ汁(信州味噌仕立て)・小鉢・田舎の煮物・野沢菜の天ぷら・冷奴・豚汁・香の物 | 1,880円 |
| 🍱 おにぎり御膳 | おにぎり2個・小鉢・田舎の煮物・野沢菜天ぷら・冷奴・豚汁・香の物 | 1,680円前後 |
| 🐓 鶏の味噌漬け焼御膳 | 鶏の味噌漬け焼き・小鉢・田舎の煮物・野沢菜の天ぷら・冷奴・豚汁・香の物 | 2,160円 |
| 🐟 鯖味噌御膳 | 鯖味噌煮・だし巻き玉子・小鉢・田舎の煮物・冷奴・男爵芋コロッケ・豚汁・香の物 | 2,160円 |
ランチの一番人気は「鶏の味噌漬け焼御膳(信州福味鶏御膳)」です。信州福味鶏は長野県産の銘柄鶏で、通常の鶏肉より旨みが凝縮されており、味噌漬けで焼き上げることでふわふわかつジューシーな仕上がりになります。これはおすすめです。
野沢菜の天ぷらは、昼食の多くのメニューに付いてくる御厨の名物副菜のひとつです。野沢菜は長野県を代表する漬物食材ですが、天ぷらにするのは実は長野県の家庭料理では定番。「漬物を揚げるの?」と驚く方も多いのですが、一口食べると香ばしくてクセになる美味しさです。
ランチの「おにぎり御膳」は、長年リピーターに愛されてきた看板メニューです。シンプルな塩むすびですが、かまど炊きご飯だからこそ、そのまま食べても十分に美味しい。20回以上通うリピーターの中にも「いつも必ずおにぎり膳を頼む」という方が多くいます。おにぎりのシンプルさが原則です。
また、一品料理として「揚げ餅」があります。セットメニューには含まれないため、おにぎり御膳との組み合わせで注文するのがおすすめ。炭水化物の組み合わせではありますが、毎回頼んでしまうと常連客に言わしめるほどの完成度です。
参考:ホットペッパーグルメ 御厨メニューページ(朝食・昼食・一品料理の詳細)
https://www.hotpepper.jp/strJ003941540/food/
2025年4月1日から、御厨は完全予約制に移行しました。それ以前は予約不可で、繁忙期には2時間待ちが出るほどの混雑ぶりだったため、これは嬉しい変更です。
予約は2025年3月15日から受付が開始され、オンライン予約(owst経由)または電話での受付となっています。ただし、テラス席の予約は電話のみ対応です。ペット連れの方は必ず電話で予約するようにしましょう。
予約受付での注意点は以下の通りです。
予約制になる前は、週末の繁忙期には13時前に「本日の営業は終了しました」の看板が出ることも珍しくなかったそうです。営業終了は14:15のラストオーダーのはずが、食材が売り切れた段階で終了していたということです。知らずに遅い時間に行くと入れない可能性があります。
予約は当日メニューを事前確認できない仕組みですが、メニュー構成は大きく変わらないので、どの膳を頼むかを家族で事前に話し合っておくとスムーズです。これだけ覚えておけばOKです。
御厨は家族連れにとって非常に利用しやすいお店です。特に小さなお子さんを連れた主婦の方に知っておいてほしいサービスがあります。それが「お子さんへのご飯セット無料提供」です。
メニュー表には記載がありませんが、小さなお子さんには「ごはん・味噌汁・ふりかけ」のセットが無料で提供されます。何歳までが対象かは明示されていませんが、幼児〜小学校低学年程度を目安にしているようです。意外ですね。
席の種類も豊富で、お座敷席には子ども用の小さなパイプ椅子が用意されています。授乳やおむつ替えが必要な乳幼児連れには、お座敷が使いやすいでしょう。テーブル席もあり、年齢や家族構成に合わせて選べます。
また、御厨の敷地は非常に広く、池ではアメンボや季節によってはカエル・おたまじゃくしも観察できます。食事を終えた後も子どもたちが飽きずに時間を過ごせる環境が整っているのは、主婦にとって大きな安心材料です。
お子さんが騒いでも気になりにくい、のどかな田舎の雰囲気もポイントのひとつです。「少し騒いでも大丈夫なくらい田舎」という口コミがあるほど、ゆったりした空間です。いいことですね。
定食は量が割と多めなので、お子さんとシェアするという選択肢もあります。子どもの無料ご飯セットと合わせれば、家族全員が満足できる食事になるでしょう。
参考:軽井沢子連れ向けガイド「御厨」の子連れ情報詳細
https://karuizawawithkids.com/karuizawa-mikuriya/
御厨に通い詰めたファンが口をそろえて言うのが、「家でもおひつご飯をしたくなる」という感想です。これは実は、かまど炊きの美味しさを自宅で再現するうえで一番大切なヒントを教えてくれています。
炊飯器で炊いたご飯でも、すぐに「おひつ」に移すだけで味と食感がぐっと変わります。おひつは木製のものが一般的で、ご飯の余分な水分を吸収しながら適度な保湿を保つため、炊飯器の保温よりもふっくらした状態が続きます。値段は3,000〜8,000円程度が相場です。
御厨のご飯が美味しい理由のひとつは「地元産のお米を自家栽培または地元農家から直接仕入れている」点にあります。信州・軽井沢周辺の冷涼な気候は昼夜の温度差が大きく、でんぷんの糖化が進みやすいため、甘みの強いお米が育ちやすい環境です。自宅でも地元産の新米を選ぶだけで、ご飯の美味しさが変わります。
また、御厨の副菜でよく登場する「野沢菜の天ぷら」も、実は自宅で簡単に再現できます。野沢菜漬けを水で軽く洗って塩気を取り除き、天ぷら衣をつけて揚げるだけです。コツは衣を薄めにすること。野沢菜のほろ苦さと香ばしい衣が合わさる、クセになる一品です。これは使えそうです。
かまど炊きとまったく同じ味を自宅で出すのは難しいのが正直なところです。ただ、「おひつを使う」「良質な地元産米を選ぶ」「炊き方にひと手間加える」という3つの工夫で、日常の食卓のご飯が一段と美味しくなります。御厨で感じた感動を、ぜひ日々の料理に取り入れてみてください。