カルディで売っている乾燥ポルチーニは、20gで900〜1,100円もするのに、実は1回の料理に必要な量はたった5〜7gです。
カルディコーヒーファームは、輸入食材を手軽に購入できるお店として主婦に根強い人気があります。そのカルディで扱われている乾燥ポルチーニには、大きく分けて「スライスタイプ(乾燥)」と「粉末タイプ」の2種類があります。
スライスタイプ(乾燥ポルチーニ)の価格は、イタリア産20g入りで900〜1,100円前後が目安です。一見すると高いと感じるかもしれませんが、実際に1回の料理(パスタ2人分)に必要な量はわずか5〜7gです。つまり、1袋で3〜4回分の料理に使えます。1回あたりのコストに換算すると約250〜385円。外食でポルチーニパスタを頼むと1,500〜2,000円するお店も多いので、実はかなりコスパが良い食材です。
粉末タイプ(T&C 粉末ポルチーニ)は20gで約400〜450円前後と、スライスタイプよりも安価です。10gで2人分のパスタが作れるため、スライスタイプに比べてさらにコスパが高くなっています。スライスタイプの隣に並んでいることが多く、比較するとグラムあたりの価格差が約2倍あります。
カルディの店舗によっては在庫がないこともあります。確実に手に入れたい場合は、カルディの公式オンラインストアを利用するのが便利です。
| 商品タイプ | 内容量 | 価格目安 | 1回分の量 | 1回あたりのコスト |
|---|---|---|---|---|
| スライス(乾燥) | 20g前後 | 900〜1,100円 | 5〜7g(2人分) | 約250〜385円 |
| 粉末タイプ | 20g | 400〜450円 | 10g(2人分) | 約200〜225円 |
ポルチーニは栽培できないキノコです。そのため価格が高いのは仕方のないことですが、少量でも深い香りが出るのでコスパは思っているよりずっと良いと言えます。
「世界三大きのこ」のひとつとされるポルチーニについて、その特徴や産地別の品質については以下のリンクが参考になります。
乾燥ポルチーニの特徴・保存・使い方の基礎知識。
乾燥ポルチーニの使い方|戻し方と戻し汁のコツがわかる(secondocasa-okinawa.com)
乾燥ポルチーニを使うときに最初に必要なのが「戻す」作業です。ここでの温度と時間の選び方が、仕上がりの香りに大きく影響します。知らないと損するポイントです。
まず、絶対に熱湯は使わないことが鉄則です。熱湯で戻すと、ポルチーニ特有のナッツのような甘い香りが湯気に乗って飛んでしまい、仕上がりが格段に落ちます。反対に冷水では戻りが遅く、旨味も出にくいです。
理想的な温度は40〜60℃(ぬるま湯〜少し温かめ)で、時間は30〜40分が基本です。一度沸かした熱湯を少し冷ましてから使うと、温度調整がしやすくなります。
水の量は「ひたひた」が原則です。多すぎると戻し汁が薄まって旨味がぼやけてしまいます。目安として乾燥ポルチーニ10gに対して約120〜150mlが適量です。ひたひた程度の量を守ることで、戻し汁も濃厚になり、料理への活用がしやすくなります。
戻した後は、ボウルの中で軽くゆすって砂を落とします。天然のキノコなので、細かい砂や土が混入していることがあります。このとき力強く揉むと身が崩れるので、やさしく短時間で済ませるのがコツです。
戻し時間は料理に合わせて調整するとよいです。パスタ用に細かく刻む場合は20〜30分でも十分。リゾットや炒め物で存在感を出したい場合は、40〜45分かけてふっくり戻すと仕上がりが美しくなります。
| 料理の用途 | ぬるま湯の温度 | 戻し時間の目安 |
|---|---|---|
| パスタ(刻んで使う) | 40〜50℃ | 20〜30分 |
| リゾット・ソテー(存在感を出す) | 40〜50℃ | 30〜45分 |
| スープ・煮込み | 50〜60℃ | 20〜30分でも可 |
戻したポルチーニは料理の直前まで戻し汁に浸けたままにしておくと、乾燥せず旨味が保たれます。使う直前にザルで汁と分けるのがベストです。
乾燥ポルチーニを戻した後の茶褐色の液体、これを捨てていませんか?実はこの戻し汁こそがポルチーニ料理の主役と言っても過言ではありません。
戻し汁には、ポルチーニが乾燥・戻し工程を経て溶け出した旨味成分(グルタミン酸)と香り成分がたっぷり含まれています。これをそのまま捨てると、ポルチーニが持つ風味の大半を捨てていることになります。料理の「格」がまったく変わります。
ただし、戻し汁は正しく使わないと逆効果になることもあります。底には細かな砂や不純物が沈殿していることがあるため、「上澄みだけを使う」ことが大切です。戻し終えたら少し静置して、上の澄んだ部分をそっとすくうか、茶こしやキッチンペーパーでこしてから使いましょう。
塩気の扱いも注意が必要です。つまり、戻し汁は「香りの土台」として使い、塩は最後に調整するのが原則です。チーズやベーコンなど塩分のある食材と組み合わせるときは、戻し汁を入れた後に塩をほんの少しずつ足していくと失敗しません。
余った戻し汁は冷蔵庫で翌日まで保存できます。量が多いときは製氷皿で小分けにして冷凍しておくと便利です。普段のコンソメスープやクリームソースに少量加えるだけで、ひと味違う深みが生まれます。ラップで包んだ製氷キューブ1個分(約大さじ1)を入れるだけでも効果があります。
参考:戻し汁の活用を含む乾燥ポルチーニの使いこなし術について詳しくはこちら。
乾燥ポルチーニ茸の美味しい戻し方!戻し汁までの濃厚活用法(kanto-kinoko.com)
カルディで乾燥ポルチーニを買ったものの、使い方がわからずしまいこんでいる方は意外と多いです。実際に試してほしいのは次の3つのレシピです。どれも特別な道具はいりません。
① ポルチーニクリームパスタ(2人分、調理時間約20分)
パスタ2人分の基本材料は、乾燥ポルチーニ10g、生クリーム100ml、にんにく1片、白ワイン20ml、粉チーズ大さじ2、オリーブオイルです。まずポルチーニをぬるま湯120mlで30分戻します。にんにくをオリーブオイルで弱火で温めて香りを出し、刻んだポルチーニを加えて軽く炒めます。白ワインを入れてアルコールを飛ばしたら、戻し汁の上澄みと生クリームを加えて弱火で煮詰め、茹でたパスタを和えて完成です。ポルチーニ独特のナッツのような香りがソース全体に広がり、まるでレストランの味になります。
② ポルチーニの炊き込みご飯(2〜3人分)
これは料理が苦手な方でも失敗しにくい一品です。乾燥ポルチーニ8gをぬるま湯130mlで戻し、戻し汁と一緒に炊飯器へ。米2合に、戻し汁・しょうゆ大さじ1・塩少々・バター5gを加えて普通に炊くだけです。炊き上がりにパルミジャーノチーズを混ぜると、イタリアンな風味が加わってぐっとおしゃれな仕上がりになります。
③ ポルチーニ風味のオニオンスープ(2人分)
乾燥ポルチーニ5〜6gを戻し、戻し汁ごとコンソメスープに加えます。薄切り玉ねぎをバターで飴色になるまで炒め、コンソメ・水・戻し汁を合わせて煮込み、仕上げに戻したポルチーニを加えます。最後にポルチーニの戻し汁を少量だけ足すことで、香りが鮮やかに立ちます。バゲットを添えてオーブンで焼けば本格的なオニオングラタンスープになります。
3つのレシピとも、乾燥ポルチーニ5〜10gで2人分が作れます。1袋(20g)で最低2〜4回分の料理が楽しめます。
乾燥ポルチーニを購入しても、保存方法を誤ると香りがどんどん落ちていきます。ここが実は多くの方が見落としているポイントです。
開封前の保存は、直射日光を避け冷暗所に置いておけば問題ありません。賞味期限は製造から概ね1年程度が一般的です。ただし温度や湿度が高い場所では劣化が早まります。
問題は開封後の保存です。開封した瞬間から香り成分が揮発し始め、湿気を吸うと品質が急速に落ちます。開封後は密閉できるジッパー付き袋か密閉容器に移し替え、食品用の乾燥剤を一緒に入れておくと安心です。冷暗所での保管が基本ですが、台所は調理中に湿度が上がりやすい場所なので、長期間保存するなら冷蔵庫(2〜6℃)で保管するのがおすすめです。
大容量で購入した場合は、20gずつ小分けにしてジッパー袋に入れ、使う分だけを開封する方法が最も香りを長持ちさせます。冷凍保存も可能ですが、出し入れのたびに結露が起きると湿気を吸ってしまうので、ひとつの袋を一度で使い切る量にしておくと安心です。
開封後の乾燥ポルチーニは、できれば2〜3週間以内に使い切るのが理想です。もし香りが弱くなってきたと感じたら、戻し汁を少量多めに使い、煮詰めることで香りを補うことができます。またカルディの粉末ポルチーニを仕上げに少量加える方法も効果的です。開封後の粉末ポルチーニは要冷凍と表示されていることが多いので、必ず確認してください。
保存に関して参考になる情報がこちらにあります。
乾燥ポルチーニきのこの保存方法と賞味期限について(ベル・グスト ショッピング)