カヌレ型ダイソーとセリアを徹底比較!選び方完全ガイド

カヌレ型はダイソーとセリア、どちらを選べばいい?サイズ・素材・焼き色の違いを徹底比較。100均型で本当においしいカヌレは焼けるの?

カヌレ型ダイソーとセリアを比較!あなたに合う型はどれ?

セリアのシリコン型は「20分以内で使用」とパッケージに書いてあり、カヌレを焼くと使用規定外になります。


この記事でわかること
🔍
ダイソーとセリアの型の違い

サイズ・素材・価格・個数など2つの型の基本スペックをまるごと比較します。

🍫
焼き色・型離れの実力差

実際に焼いてみるとどう違う?焼き上がりの見た目・食感の差を詳しく解説します。

どちらを買えばいいかの結論

初心者・こだわり派・コスパ重視など、目的別のおすすめ型を明確にお伝えします。


カヌレ型ダイソーとセリアの基本スペックを比較


まず、ダイソーとセリアそれぞれのカヌレ型の基本情報から整理しましょう。2つの型はサイズも価格も、実は大きく異なります。


ダイソー「シリコーンケーキ型 カヌレ」は税込220円(2枚入り・4個分)の商品で、1枚あたり110円で4個のカヌレが焼けます。素材はシリコーンゴム、サイズはφ5.5cm×高さ4.5cmと、カフェやコンビニで売っているような「普通サイズ」のカヌレに仕上がります。耐熱温度は-30℃〜230℃で、冷凍・冷蔵・電子レンジ・オーブンはすべてOK。ただし直火とオーブントースターはNGです。また、パッケージには「60分以上加熱しないでください」と記載があり、一般的なカヌレのレシピ(焼き時間50分程度)の範囲内で使えます。


セリア「シリコーンモールド カヌレ型」は110円(税込)、1シートで4個取りのミニサイズです。φ3.5cm×高さ3.5cmと、ダイソーより一回り以上小さく、一口でぱくっと食べられる「ミニカヌレ」サイズになります。耐熱温度はダイソーと同じく-30℃〜230℃。ただしここで重要なのが、パッケージ裏面に「耐熱温度以内であっても、20分以内で使用してください」と書かれている点です。カヌレは最低でも40〜50分の焼き時間が必要なので、この型でカヌレを焼くこと自体、メーカーが想定した使い方の範囲外になります。


以下に両者の基本スペックをまとめます。


| 項目 | ダイソー | セリア |
|------|---------|-------|
| 価格(税込) | 220円(2枚組) | 110円(1枚) |
| 1枚あたりの価格 | 110円 | 110円 |
| サイズ | φ5.5cm×高さ4.5cm | φ3.5cm×高さ3.5cm |
| 素材 | シリコーンゴム | シリコーンゴム |
| 耐熱温度 | -30℃〜230℃ | -30℃〜230℃ |
| 使用時間の目安 | 60分以内 | 20分以内(注意書き) |
| 1回で焼ける個数 | 4個 | 4個 |
| カヌレのサイズ感 | 通常サイズ | ミニサイズ(一口) |


つまりサイズ感が大きく違うということです。「カヌレを大きく焼きたい」「本格的な見た目にしたい」という場合はダイソー一択、「ひとくちサイズをたくさん作りたい」「子どもと一緒に楽しみたい」という場合はセリアがフィットします。


なお、セリアには2024年頃から「繰り返し使えるアルミ製のカヌレ型(1個タイプ)」も登場しています。こちらは個別に1個ずつ使える構造で、シリコン型とは別物です。後ほど詳しく触れますが、アルミ型はシリコン型と仕上がりがまるで異なるため、「セリアのカヌレ型」と一口に言っても種類があることは覚えておくと役立ちます。


カヌレ型の素材で変わる焼き色と型離れの違い

ダイソーとセリアはどちらもシリコン素材ですが、厚みが異なります。ダイソーの方がシリコンの壁が厚く、セリアはかなり薄めです。この厚みの差が焼き上がりに影響します。


シリコン素材全般の特性として、熱伝導率が金属より低いという点があります。熱が伝わりにくいため、全体にじんわりと均一に火が通る一方で、外側のカリッとした焼き色がつきにくいというデメリットがあります。焼き時間を長めにとれば焼き色はつきますが、中のもっちり感が損なわれることもあります。


一方、2024年以降にセリアで発売されたアルミ製の繰り返し使えるカヌレ型は、シリコン型とは正反対の特性を持ちます。アルミは熱伝導率が高いため、型の底から熱が素早く伝わり、しっかりとした焼き色がつきやすいです。ただしその分、均一な焼き色を出すのが難しく、型の内側にバターをしっかり塗らないと焼き上がった後に型から離れなくなるというトラブルが多発しています。


実際にアルミ型を使ったユーザーからは「型から全く外れなかった」「空焼きを2回やって表面をコーティングしないとだめ」という声が見られます。これは原因として、アルミの厚みにわずかなばらつきがあると焼きムラにつながりやすい点や、金属の素地にバターが均一になじまない点が挙げられます。


シリコン型の焼き色の出方について、もう少し詳しく見てみましょう。ダイソーのシリコン型を使うと、カヌレの側面全体にまばらな焼き色がつきやすく、半周ほどは焼き色が薄めになる場合があります。これはシリコンがオーブンの熱板と直接接していないため、天板の上でわずかに型が傾いたり、熱の回り方にムラが出たりするからです。型が大きいダイソーの方が傾きは目立ちやすいです。


セリアのシリコン型(ミニサイズ)は型が小さい分だけ熱が通りやすく、比較的均一な焼き色がつくと言われています。ただしシリコンが非常に薄いため、扱いに注意が必要です。


焼き色とカリッと感が重要です。これが100均シリコン型の最大の課題だと押さえておきましょう。この点を補うために、焼き時間の調整(最初を高温にして後半を低温にする)、型を天板の上で分散配置するなどの工夫が必要になります。


ダイソーとセリアのカヌレ型で実際に焼くと仕上がりはどう違う?

それでは、両者の型で実際にカヌレを焼いた場合の仕上がりの違いを見ていきましょう。


ダイソーのシリコン型で焼いた場合、外径5.5cmのふっくらとしたカヌレが4個できあがります。カフェで売っているカヌレと近いサイズなので、見た目の満足感があります。焼き時間は210℃で30分→190℃で20分、合計50分ほどが目安です。焼き色はシリコンの特性上やや淡めになりやすく、側面のカリッと感が部分的に弱くなることがあります。断面は蜂の巣状の気泡がしっかり入り、中のもっちり感はしっかり出ます。


一方、セリアのシリコン型(ミニサイズ)で焼いた場合、直径3.5cmの小さなミニカヌレが4個できあがります。一口サイズなので食べやすく、プレゼントやティータイムの一品に向いています。ミニサイズのため焼き時間は220℃で20分→180℃で30分程度が目安ですが、オーブンや環境によって調整が必要です。中心の窪み部分には焼き色がつきにくいものの、それ以外の部分にはしっかりとした焼き色がついたという声もあります。型が薄いので「本当に焼けるの?」と不安になりますが、実際にはちゃんと蜂の巣状の断面に仕上がることが多いです。


両者の大きな違いを整理するとこうなります。


- 🍫 サイズ感:ダイソーは本格的なカヌレサイズ、セリアはかわいいミニサイズ
- 🔥 焼き色のつき方:ダイソーはやや側面ムラが出やすい、セリアは小さい分だけ均一になりやすい
- 🍰 型離れ:両者ともシリコン製なのでスムーズ。押し出すだけで外れる
- ⏱️ 焼き時間の自由度:ダイソーは60分以内なので余裕あり。セリアは使用規定上20分以内(自己責任での使用になる)
- 💰 コスパ:1枚110円で4個焼きは同じ。ただしセリアは110円1枚のみの購入も可能


初心者にはダイソーが扱いやすいと言えます。シリコンが厚めで安定しており、焼き時間の縛りも緩やかです。使い勝手を重視するなら、まずダイソーから試してみるのがおすすめです。


なお、より本格的なカリッとした食感を求める場合は、富澤商店などで販売されている専門メーカー製のシリコン型(1,500円前後)や、アルミ型・銅型に挑戦するのが選択肢になります。100均型で試して「もっと追求したい」と感じたときのステップアップ先として覚えておくと良いでしょう。


富澤商店によるカヌレ型の4種徹底比較記事(素材別の仕上がりの違いを詳しく解説しています)。
カヌレ型を徹底比較!4種の型で焼き比べ、あなたにピッタリの型は?|富澤商店


カヌレ型選びで失敗しない!素材別の特徴と使い分け

100均型を使う前に、カヌレ型の素材ごとの特徴を知っておくと選択の基準が明確になります。これは使い分けの知識として特に役立ちます。


カヌレの型は大きく「銅」「アルミ」「テフロン加工鋼」「シリコン」の4種類に分かれます。それぞれの特性を確認しましょう。


銅型はカヌレの本場フランスで使われている伝統的な素材です。熱伝導率が非常に高く、蓄熱性も優れているため、外はカリッと中はもっちりという理想的な食感を再現しやすいと言われています。ただし価格が1個あたり1,500円〜2,000円程度と高く、使用前に蜜蝋(みつろう)をコーティングする手間もかかります。蜜蝋はスーパーでは手に入りにくく、製菓材料専門店やネットでの購入が必要です。本格的に追求したい方向けです。


アルミ型(繰り返し使えるタイプ)はセリアで販売されている1個タイプがこれにあたります。熱伝導が良いため焼き色はつきやすいものの、型離れが難しく、使用前に十分なコーティング(空焼き+バター塗り)が必要です。安くて本格的な焼き色を目指したい方向けですが、扱いに慣れるまでに失敗しやすいのが難点です。


シリコン型(ダイソー・セリア)は扱いやすさと安さが最大の魅力です。型離れが非常にスムーズで、洗いやすく、繰り返し使えます。ただし熱伝導率の低さから、どうしても銅型や金属型と比べると焼き色・カリッと感が弱くなります。初心者や「カヌレ作りをまず体験してみたい」という方に最適です。


テフロン加工のスチール型(数百円〜1,500円程度)は、銅型ほど高価でなく、シリコン型より本格的な仕上がりを目指せる中間的な素材です。熱伝導も金属ならではの高さを持ちながら、テフロン加工のおかげで型離れもスムーズです。


シリコンが初心者向けというのが基本です。まずダイソーやセリアで試してみて、気に入ったら本格型への移行を検討するという流れが、時間とお金の両方を節約できるやり方と言えます。


カヌレ型をフル活用!カヌレ以外のアレンジアイデア

ダイソーやセリアのカヌレ型を買ったなら、カヌレ以外の活用法も知っておきたいところです。これを知っていると、型を1枚買うだけで一気に使い回しの幅が広がります。


カヌレ型の独特な溝付きの形は、他のお菓子に使っても見た目がグッとおしゃれになります。シリコン素材であれば冷凍・冷蔵もOKなので、焼き菓子以外にも使えます。


まず焼き菓子系のアレンジとして、チョコマドレーヌやレモンケーキがあります。どちらもカヌレ型で焼くだけでカヌレ形の見た目になり、プレゼントやラッピングにも映えます。マドレーヌは焼き時間が15〜20分程度なので、セリアの「20分以内」という使用規定にもぴったり収まるのが嬉しいポイントです。


次に冷やし系のアレンジとして、フローズンヨーグルトやチョコレートムースなどが人気です。市販のヨーグルトや生クリームをカヌレ型に入れて冷凍するだけなので、料理が苦手な方でも簡単に作れます。見た目がカヌレ型なので、ホームパーティや子どもへのおやつにも大活躍します。


また、あまり知られていない活用法として、カヌレ型を使ったゼリーがあります。コーヒーゼリーやミルクゼリーをカヌレ型で作ると、ひっくり返したときのシルエットが美しく、市販品とは一味違う見た目になります。型から取り出す際はシリコン製のため両端を軽く押すだけで外れます。


さらに変わったアイデアとして、お米やご飯を使ったライスボールを作ることもできます。温かいご飯をカヌレ型にぎゅっと詰めて冷やすと、おにぎりをカヌレ形に成形できます。お弁当に入れたり、子どもと一緒に楽しんだりするのにも使えます。


使い道は広いですね。型1枚の出費(110円〜220円)で、焼き菓子・冷凍スイーツ・ゼリーと幅広く使えるのは、コスパ面でも嬉しい話です。カヌレ型を「カヌレだけを焼く道具」と思わずに、シリコン製の汎用モールドとして活用すると、より元が取れます。


失敗しないカヌレ作りのコツ:100均型でもおいしく仕上げる方法

ダイソーやセリアの型を使うにあたって、失敗しやすいポイントと解決策を把握しておくことで、初めてでもクオリティの高いカヌレを焼けます。


最も大切なのは生地の寝かせ時間です。カヌレ生地は作ったらすぐ焼くのではなく、冷蔵庫で12〜24時間以上寝かせる必要があります。この時間を省いてしまうと生地が過剰に膨らんでしまい、カヌレらしい形に仕上がりません。それ以外の細かい手順(グルテンを出さないよう混ぜるなど)は影響が比較的小さいため、寝かせ時間だけは必ず守ることが条件です。


焼き温度の設定も重要です。100均のシリコン型でカリッとした焼き色を出すには、最初の10〜15分を高温(210〜230℃)でスタートし、後半は180〜190℃に下げてじっくり焼くという2段階の温度設定が有効です。最初の高温で生地の表面に急激な熱を与えることで、外側を固め、その後低温で中まで丁寧に火を通すイメージです。


型のセット数にも注意が必要です。オーブン内に多くの型を一度に並べると、熱の回りが悪くなり焼きムラが生じます。型は3〜4個程度を間隔を空けて並べ、一直線に並べないのがコツです。ダイソーやセリアの型1枚(4個分)をそのまま1枚だけ使うのが理想的です。天板に接している部分と接していない部分で温度差が生まれやすいシリコン素材の性質上、少量ずつ焼く方がむらなく仕上がります。


型のバター塗りも忘れずに。シリコン型は型離れしやすい素材ですが、内側に薄くバターを塗っておくと、焼き上がり後の取り出しがさらにスムーズになります。バターは常温に戻したものをハケや指でまんべんなく塗るのが基本です。


焼き上がったらすぐに型から出すことも大切です。シリコン型の場合、焼き上がって放置してしまうと、型の内側で水蒸気がたまり、せっかくのカリッとした食感が損なわれます。オーブンから出したらすぐに型を外し、網の上で冷ますようにしましょう。


コツは4つだけ覚えればOKです。①生地を12時間以上寝かせる、②最初を高温にする、③型を少量で間隔をあけて並べる、④焼き上がったらすぐ取り出す。この4点を守るだけで、100均の型でも見栄えのいいカヌレに仕上がります。


クックパッドなど料理レシピサイトのカヌレレシピ(セリアの型向けに焼き時間を最適化したレシピが豊富に掲載されています)。
セリアの型を使ったカヌレレシピ一覧|クックパッド




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