出資金を払ってもコープをほとんど使わなければ、退会時に全額戻ってきます。
「コープに加入する」とはどういう意味なのでしょうか。コープ(生活協同組合)は、組合員が出資金を出し合い、共同で運営・利用する非営利の組織です。一般的なスーパーや通販サービスとは異なり、利用者自身が「組合員=オーナー」という立場になる点が最大の特徴です。
加入の手続きはシンプルです。申込書(またはWebフォーム)に必要事項を記入し、出資金を支払うだけで手続きは完了します。出資金は生協によって異なりますが、多くの場合は1口500円〜1,000円程度で、複数口の積み立てを求められることもあります。
つまり、加入=高額な費用がかかるわけではありません。
出資金は「入会費」ではなく「預け金」に近い性質を持っています。退会する際には原則として全額が返還されるため、使わなくなっても損をしない仕組みになっています。このことを知らずに「もったいないから退会できない」と思い込んでいる主婦も少なくありません。
コープの組合員になることで受けられる主なサービスは以下のとおりです。
生協によっては電気・ガスの供給や旅行サービスまで手掛けているところもあります。これは意外ですね。
コープへの加入方法は、大きく分けて「Web(オンライン)申込」「電話申込」「店頭申込」の3種類があります。最近はWebからの申込みが主流になっており、スマートフォンひとつで完結するケースも増えています。
加入に必要なものはシンプルです。
申込みから実際に利用開始できるまでの期間は、生協によって異なりますが、おおむね1〜2週間程度が目安です。宅配サービスの場合は、担当者が自宅を訪問して詳しい説明をしてくれることもあります。
Web申込みの場合、最短で翌週から宅配利用がスタートできる生協もあります。これは使えそうです。
出資金の支払い方法は生協によってさまざまです。最初に一括で支払うところもあれば、毎月500円〜1,000円ずつ積み立てていく形式をとっている生協もあります。「まとまったお金が今ない」という場合でも、積み立て方式なら無理なく加入できます。
また、加入の際に「利用しなければならない義務」はありません。組合員として加入しておくだけで共済サービスだけを使うことも可能ですし、気が変わったら退会することもできます。加入のハードルは実際には非常に低いということですね。
コープへの加入を検討する際、多くの人が「費用はどれくらいかかるのか?」を気にします。結論は、出資金だけが条件です。
全国の主要な生協の出資金の目安を比較すると、以下のようなイメージです。
| 生協名(例) | 出資金の目安 | 積み立て方式 |
|---|---|---|
| コープデリ(関東) | 1口500円〜 | 毎月積み立て可 |
| コープこうべ | 1口500円〜 | 毎月積み立て可 |
| パルシステム | 1口1,000円〜 | 毎月積み立て可 |
| おうちコープ(神奈川) | 1口500円〜 | 毎月積み立て可 |
月500円の積み立てというのは、缶コーヒー1本分程度の金額です。家計への負担はほぼゼロに近いといえます。
さらに重要なのが、出資金の「返還制度」です。コープを退会する際には、積み立てた出資金が原則として全額返金されます。つまり、コープへの加入は「支出」ではなく「預金」に近い感覚で捉えることができます。
加入中の年会費・月会費は基本的にありません。ただし、宅配サービスを利用する場合は、1回あたりの配達料(0円〜200円程度)が別途かかることがあります。未就学児のいる家庭や、高齢者・障がい者のいる家庭向けに配達料が無料・割引になる制度を設けている生協も多くあります。
金銭的なリスクがほとんどないという点では、コープ組合員への加入は非常に敷居が低いサービスです。
コープの組合員加入には多くのメリットがありますが、デメリットも正直に把握しておくことが重要です。
メリット一覧:
デメリット一覧:
デメリットも把握すれば問題ありません。特に「価格が高め」という点については、無添加・国産原料などの品質コストが反映されているケースが大半です。何を優先するかによって評価が変わります。
コープに加入したものの「カタログが多くて使いこなせていない」「どのサービスを使えばいいかわからない」という声は実は多いです。加入後の活用術を知っているかどうかで、得をする金額が大きく変わります。
まず注目したいのが「企画品・特別価格商品」の活用です。コープの宅配カタログでは、毎週特定の商品が通常よりも20〜30%割引になる「特価品」や「まとめ買い割引」が設定されています。これらを上手に組み合わせると、年間で数万円の節約につながることもあります。
これは使えそうです。
次に、意外と見落とされがちなのが「コープの電気・ガスサービス」です。一部の生協(コープでんき、パルシステムでんきなど)では、組合員向けに電力や都市ガスの供給サービスを提供しており、現在の契約から切り替えるだけで年間数千円〜1万円以上の節約になるケースがあります。電力自由化以降に登場したサービスですが、知らずにいる組合員は多いです。
また、コープのアプリを使いこなすことも重要です。多くの生協では専用のスマートフォンアプリを提供しており、カタログの閲覧・注文・注文履歴の確認がスマホひとつでできるようになっています。紙のカタログが不要という選択もできるため、整理が苦手な人はアプリ管理に切り替えるだけで使い勝手が大幅に向上します。
さらに見逃せないのが「組合員向けの試食・モニター企画」です。新商品のモニターに応募すると、無料または割引価格で商品を試せる機会があります。生協によっては年に数回、組合員限定のオンラインセミナーや料理教室を開催していることもあり、食の知識を深めながらコープをより活用するきっかけになります。
コープの公式サイトやエリアごとの生協サイトで「組合員向けサービス一覧」を一度確認してみることをおすすめします。知らなかったサービスが見つかるはずです。
参考リンクとして、日本生活協同組合連合会(日本生協連)の公式サイトでは、全国の生協一覧や加入方法の基本情報を確認できます。
日本生活協同組合連合会 – 生協の活動について
コープ宅配のサービス内容・エリア確認はコープデリ公式サイトが参考になります。
コープデリ公式サイト – 宅配サービスのご案内
CO・OP共済の掛け金・保障内容の詳細は以下で確認できます。
CO・OP共済公式サイト – 商品・掛け金一覧