硬度30mg/Lの軟水でも、毎日2L飲むと摂取ミネラル量は市販の硬水と大差がつきます。
南アルプスの天然水(サントリー)の硬度は、約30mg/Lです。これはWHO(世界保健機関)が定める硬水の基準である300mg/L超と比べると、じつに10分の1以下の数値になります。
硬度とは水1L中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を示す指標で、数値が高いほど「硬水」、低いほど「軟水」に分類されます。日本では一般的に硬度100mg/L以下を軟水、101mg/L以上を硬水と呼ぶことが多いです。
南アルプスの天然水の硬度30mg/Lという数値は「超軟水」に近い水質です。
比較として、国内の代表的なミネラルウォーターの硬度をまとめると以下のようになります。
| ブランド名 | 硬度(mg/L) | 水質分類 |
|---|---|---|
| 南アルプスの天然水(サントリー) | 約30 | 軟水 |
| いろはす(コカ・コーラ) | 約20〜30 | 軟水 |
| 富士山のバナジウム天然水 | 約100 | 軟水〜中硬水 |
| エビアン(フランス) | 約291 | 硬水 |
| コントレックス(フランス) | 約1468 | 超硬水 |
この表を見ると、南アルプスの天然水がいかにミネラル分の少ない水かがわかります。ミネラルが少ないということは、体への負担が少ないということでもあります。つまり胃腸が弱い方や乳幼児にも向いているということですね。
水の硬度は採水地の地質に大きく左右されます。南アルプスの地層は花崗岩質で、水が地中を通る時間が比較的短いため、カルシウムやマグネシウムを多く溶かし込まないまま湧き出します。これが硬度30という低い数値の理由です。
軟水と硬水の違いは、実は料理の仕上がりに大きく影響します。これは意外と見落とされがちなポイントです。
軟水でご飯を炊くと、お米の吸水率が上がり、ふっくらとした炊き上がりになるとされています。硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムがお米の細胞壁に作用してしまい、水分の吸収を妨げることがあるからです。日本料理が軟水文化と相性がいいのはこのためでもあります。
だしを取るときも軟水のほうが適しています。
カツオ節や昆布のうま味成分(イノシン酸・グルタミン酸)は、軟水の環境でよく溶け出します。硬水中のカルシウムやマグネシウムがこれらの成分と結合して沈殿してしまうことがあり、せっかくのだしのコクが出にくくなる場合があるのです。
| 用途 | 軟水(南アルプスの天然水) | 硬水 |
|---|---|---|
| ご飯を炊く | ✅ ふっくら仕上がる | △ 固めになりやすい |
| 和食のだし | ✅ うま味がよく出る | △ うま味が出にくい |
| パスタを茹でる | △ コシが弱くなりがち | ✅ コシが出やすい |
| 紅茶・コーヒー | ✅ すっきりとした味に | △ 渋みや苦みが出やすい |
| 洋風スープ・シチュー | △ 素材感が出にくい場合も | ✅ コク・深みが出やすい |
南アルプスの天然水は和食との相性が抜群です。
毎日の味噌汁や煮物に使うだけで、だしの風味が変わったという声も多いです。料理の味が決まらないと感じているなら、まずは使う水の硬度を見直してみることが一つの手です。水を変えるだけで試せる、コストゼロの改善策ですね。
参考:軟水・硬水と料理の関係性について詳しく解説されています。
赤ちゃんのミルク作りに使う水として、南アルプスの天然水は適しているのでしょうか?
結論から言うと、硬度30mg/Lという低い軟水は、乳幼児にとって安心して使えるとされています。その理由はミネラル量の少なさにあります。赤ちゃんの腎臓はまだ未発達で、過剰なミネラルを処理する能力が大人に比べてとても低い状態です。
硬水は問題ないんでしょうか?
たとえばコントレックス(硬度約1468mg/L)のような超硬水は、乳幼児には負担が大きすぎるとされており、専門家からも使用を避けるよう推奨されています。一方、南アルプスの天然水のような軟水は、WHO(世界保健機関)のガイドラインに照らしても乳幼児向けの水として適した水質です。
これは安心できるポイントですね。
粉ミルクを溶かす際の水温については別途ご注意ください。粉ミルクに含まれるサルモネラ菌リスクを下げるため、厚生労働省は70℃以上のお湯で溶かすことを推奨しています。ミネラルウォーターをそのまま使う場合でも、一度沸騰させてから適温に冷ます手順が安心です。
参考:乳幼児の水分摂取と水質に関する情報が掲載されています。
軟水である南アルプスの天然水は、美容やダイエット目的で水を積極的に飲む方にも向いています。ただし、硬水と軟水では体への働き方が異なるため、目的に応じた使い分けが大切です。
まず美容面では、軟水は肌への刺激が少ないとされています。硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムが石鹸や洗顔料と反応して「石鹸カス」を生じさせることがありますが、軟水ではこの現象が起きにくいです。洗顔や入浴に軟水を使うと泡立ちがよく、すすぎもきれいに落ちやすいとされています。
ダイエット面では少し違う視点も必要です。
マグネシウムを豊富に含む硬水には腸のぜん動運動を促す効果があるとされており、便秘が気になる方には硬水のほうが適している場合もあります。南アルプスの天然水はマグネシウム含有量が少ない(約1〜2mg/L程度)ため、この点では硬水に一歩譲ります。
つまり目的によって使い分けが必要です。
| 目的 | 向いている水質 | ポイント |
|---|---|---|
| 美肌・洗顔 | 軟水◎ | 石鹸カスが出にくく肌への刺激が少ない |
| 便秘解消 | 硬水◎ | マグネシウムが腸を刺激してぜん動を促す |
| 胃腸が弱い方 | 軟水◎ | ミネラル負担が少なく飲みやすい |
| 筋肉疲労回復 | 硬水◎ | カルシウム・マグネシウムが筋肉に働きかける |
| 日常的な水分補給 | 軟水◎ | クセがなく大量に飲んでも胃への負担が少ない |
南アルプスの天然水は「毎日継続して飲む」ことに非常に向いています。
クセが少なく飲みやすいため、1日1.5〜2Lの水分補給の習慣を作りやすいのが大きなメリットです。厚生労働省も1日に必要な水分摂取量として食事から約1L、飲料水として約1.2Lを目安としており、日々の水分不足を防ぐために取り入れやすい選択肢といえます。
便秘が気になるときは、朝だけコントレックスやハードタイプの水に切り替えるという使い分けも一つの方法です。1本(500mL)程度を起床後に飲むだけでも腸への刺激が期待できます。水で悩んでいるなら試してみる価値はあります。
南アルプスの天然水がなぜ硬度30mg/Lという低い数値になるのか、その理由は採水地の地質と水の旅路にあります。
採水地は山梨県北杜市白州町にある、南アルプス・甲斐駒ヶ岳の麓です。この地域の地盤は花崗岩(かこうがん)を主体としており、石灰岩の多い地層と比べてカルシウムが溶け出しにくい性質を持っています。また、降水から湧水になるまでの地下浸透時間が比較的短く、ミネラルを多く拾わないまま地表に近い層から取水されます。
これが超軟水になる理由ですね。
サントリーは南アルプスの天然水について、採水地の森の保全にも力を入れています。「天然水の森」活動として山梨・白州をはじめ全国複数の採水地周辺の森林を保全・育成しており、2023年時点で合計約12,000haの森を管理しているとされています。東京ドーム約2,560個分に相当する面積です。
品質面では、採水から充填まで外気にさらさない「密閉ライン製造」を採用しており、製品ごとに放射性物質・残留農薬・細菌数など100項目以上の品質検査を実施しています。これはコンビニやスーパーで何気なく手に取っている水の背景にある管理体制です。
意外に知られていないのは、同じ「南アルプスの天然水」ブランドでも製造工場によって硬度に若干の差が生じることがあるという点です。白州工場以外に奥大山(鳥取県)、阿蘇(熊本県)など複数の拠点があり、採水地の地質によって硬度が多少異なります。購入するペットボトルの裏ラベルに「採水地」と「硬度」が記載されているため、気になる方は一度確認してみることをおすすめします。
参考:サントリー公式による採水地・品質管理の詳細情報が確認できます。
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