冬にミントを室内に入れると、春の収穫量が半分以下になることがあります。
秋が深まるにつれて、青々としていたミントの葉が黄色くなり、やがて茎ごと倒れてしまうことがあります。「やっぱり枯らしてしまった…」と落ち込む前に、少し立ち止まってみてください。これはミントという植物が持つ、正常な「休眠サイクル」なのです。
ミントはシソ科の宿根草(しゅっこんそう)です。宿根草とは、冬に地上部が枯れても、地下の根や地下茎が生き続けて、翌春にまた芽を出す植物のことを指します。つまり、見える部分が全部茶色くなって消えてしまっても、土の中では根がしっかりと春を待っているということです。
ミントの地下茎(ランナー)は非常に旺盛で、指の第一関節くらいの深さ(約2〜3cm)を横に横に伸びながら、無数の新芽のもとを作っています。この地下茎が凍りついたり、完全に干からびたりしない限り、春には必ず新しい芽が出てきます。
つまり冬に枯れるのは当然の姿です。
むしろ問題なのは、地上部が枯れているのに「水やりをしなくてもいいだろう」とまったく放置してしまうことです。冬にミントが本当の意味で枯れてしまう一番の原因は、実は「水のやり忘れ」だと言われています。地上部が見えないからといって、根への水分補給を止めてしまうと、翌春に根が死んでしまって芽が出てこない、という悲しい事態になりかねません。
地下茎が生きているかどうかが条件です。
参考:ミントが枯れた?原因と対処法(LoveGreen)
https://lovegreen.net/homegarden/p283837/
冬の管理で最初にやるべき作業が「切り戻し」です。12月に入ったら、思い切って行いましょう。
「せっかく育ったのにもったいない」という気持ちはよくわかります。でも、枯れかけた茎や葉をそのまま残しておくと、株元の風通しが悪くなり、カビや害虫の隠れ家になってしまいます。不要な地上部を残すことは、根が春に向けて蓄えているエネルギーを無駄に消費させることにもつながります。
切り戻しの目安は、地際(土の表面)から約3〜5センチ程度の高さです。はがきの短辺が10cmほどなので、その約半分の高さをイメージしてください。まだ緑の葉が残っていても、この高さでバッサリ切ってしまって大丈夫です。
ただし、完全に地面ギリギリで切るのは避けてください。新芽の出る「生長点」まで傷つけてしまうリスクがあるため、3〜5cmを守るのがプロのコツです。
使うハサミは清潔なものを使います。
切り口から雑菌が入るのを防ぐため、事前にアルコールスプレーや煮沸で消毒しておきましょう。また、枯れた茎を手で引き抜くのは絶対にNGです。見えていない地下茎まで一緒に浮き上がり、根を傷める原因になります。必ずハサミを使ってカットしてください。
切り戻しが終わったら、株元に落ちている枯れ葉もきれいに取り除きます。これはナメクジや害虫の冬の「隠れ家」になるからです。株元がきれいになると、冬の弱い日光が根元まで届きやすくなり、地温の低下をわずかでも防いでくれます。
「こんなに切って大丈夫?」と思うくらい短くしても、春には必ず芽吹いてくれます。ミントの生命力を信じて、勇気を持って作業してみてください。
参考:ミント冬越し完全ガイド(No Garden No Life)
https://nogarden-nolife.com/archives/4336
冬のミント栽培で最も失敗しやすいのが「水やりのさじ加減」です。やりすぎて根腐れを起こすケースと、「休眠中だから不要」と勘違いして根を干からびさせてしまうケース、両方が起こりやすい季節です。
鉢植えと地植えでは管理方法が大きく異なります。それぞれ確認しておきましょう。
| 栽培スタイル | 水やり頻度 | タイミング | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 🪴 鉢植え・プランター | 土表面が乾いてさらに2〜3日後 | 晴れた日の午前中のみ | 受け皿の水は必ず捨てる |
| 🌱 地植え(庭植え) | 基本的に降雨任せ | 極度乾燥時は午前中 | 2週間以上雨がなければ水やり |
鉢植えの場合、地上部がなくなっても根は呼吸しており、少量の水分を必要としています。土の表面が白く乾いてからさらに数日待って水を与えるくらいのペースが目安です。夏のように鉢底からジャブジャブ流れ出るほど大量に与える必要はありません。
水やりの「時間帯」が最重要ポイントです。
夕方以降に水やりをすると、夜間の冷え込みで鉢内の水分が凍結し、根を傷める「凍害」が起きます。必ず気温が上がってくる午前中に行いましょう。この一点だけ覚えておけばOKです。
地植えの場合は、自然の降雨に任せて問題ありません。ただし、2週間以上雨が降らずに土の表面がひび割れるほど乾燥しているときは、午前中にたっぷりと水を与えてください。地植えのミントは根を深く広く張っているため、鉢植えより乾燥に強い傾向があります。
また、受け皿に溜まった水はそのままにしないようにしてください。これが根腐れの大きな原因になります。水やりのあとは必ず受け皿を確認して、余分な水は捨てる習慣をつけましょう。
「外は寒いから室内に入れてあげよう」という気持ちはわかります。でも、これがミントにとっては逆効果になることが多いのです。
基本的にミントは屋外での管理に向いた植物です。関東以西の平地であれば、屋外に出しておくだけで、特別な防寒対策なしに冬越しできます。ミントの耐寒温度は品種にもよりますが、スペアミントやペパーミント系は氷点下5〜10℃程度まで耐えられます。
問題は、暖かい室内に置くとどうなるかです。
暖房の効いたリビングでは、ミントは休眠すべき時期に休眠できません。日光も不足しがちなため、ひょろひょろと間延びした茎が伸びる「徒長(とちょう)」を起こします。こうなると組織が軟弱になり、病害虫への抵抗力が著しく低下します。さらに室内は風通しが悪く、蒸れによるトラブルも起きやすくなります。
室内に取り込む必要があるのは限られたケースです。
北海道など土までカチカチに凍る極寒冷地か、パイナップルミントや斑入り品種など、耐寒性が低い特殊な品種を育てている場合に限ります。その場合でも、暖房の風が直接当たる場所は避け、玄関や廊下など5〜10℃程度の涼しい場所が理想的です。
寒冷地や霜が頻繁に降りる地域では、株元に腐葉土やバークチップを敷く「マルチング」がおすすめです。これは土の凍結防止と乾燥防止の両方に効果があります。また、コンクリートの床に鉢を直置きすると「底冷え」して根が傷むため、木製のすのこやレンガの上に置くだけでも大きく変わります。
ミントの生命力を信じて、屋外で季節のリズムを感じさせてあげましょう。それが春以降の元気な株づくりにつながります。
参考:ミント冬場の育て方(イタンセ)
https://www.itanse.net/2018/12/21/ミントの冬場の育て方と管理方法/
冬を乗り越えたミントは、3月に入ると驚くほどのスピードで成長を再開します。この春の爆発的な成長に備えて、冬の間にやっておくべき準備があります。それが「植え替えと株分けの計画」です。
ミントは地下茎で増えるため、1年も放っておくと鉢の中が根でパンパンになります。「根詰まり」を起こすと、水をあげても土に染み込まなかったり、葉色が悪くなったりと、さまざまなトラブルが起きます。これは冬の間でも確認できます。
根詰まりのサインは3つです。
- 鉢底の穴から根がはみ出している
- 水やりをしても土がなかなか吸収しない
- 鉢の表面(ウォータースペース)が根に押し上げられて狭くなっている
この状態であれば、春の植え替えは必須です。植え替えのベストタイミングは厳冬期が過ぎた「3月上旬〜4月上旬」です。ただし、新しい鉢や用土は冬のうちに準備しておくと、春の忙しい時期にあわてずに済みます。
用土は「ハーブ用の培養土」が使いやすく便利です。自分でブレンドするなら、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合がミントに適しています。これは水はけと保水性のバランスが取りやすい黄金比です。
また、増えすぎた株は「株分け」で若返らせることができます。地下茎をハサミで切り分け、それぞれを新しい土に植え替えるだけです。この作業によって老化を防ぎ、翌シーズンもフレッシュな葉を収穫できます。株分けしたものをプランターに植えて友人にプレゼントするのも、ミントならではの楽しみ方です。
いいことですね。
冬の静かな時間に、ホームセンターのカタログを眺めながら春の計画を立ててみてください。どんな品種を増やそうか、どこに置こうかと想像するのも、ハーブ栽培の醍醐味のひとつです。春になったら「鉢のサイズは今より一回り大きいもの」を選ぶと、新しい土の量が増えて根がのびのびと育ちます。プランターは深さ20cm以上あるものを選ぶと、地下茎がしっかり張れて収穫量がアップします。
参考:ミントの育て方・植え替えのコツ(LoveGreen)
https://lovegreen.net/homegarden/p112495/
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