もち麦を白米と同じ水加減で炊いていると、パサパサで損しています。
もち麦ご飯を炊くとき、最初に決めるべきは「もち麦を何割混ぜるか」です。一般的に広く推奨されているのは、白米に対してもち麦を10〜30%混ぜる割合です。
二合(約300g)で炊く場合、もち麦を1割(約30g)〜3割(約90g)の範囲で加えるのが基本です。もち麦30gというのは、大さじ約3杯分に相当します。目視でも量りやすい量ですね。
初めて炊く場合は、1割(大さじ3)からスタートするのがおすすめです。もち麦特有のプチプチした食感が苦手という方もいるため、少量から慣らしていくことで家族全員に受け入れてもらいやすくなります。食物繊維を積極的に摂りたい場合は、3割混ぜが効果を感じやすく、健康志向の主婦に人気の割合です。
慣れてきたら2〜3割が目標です。
| もち麦の割合 | もち麦の量(二合分) | 特徴 |
|---|---|---|
| 1割(10%) | 約30g(大さじ3) | 食べやすい・食感変化が少ない |
| 2割(20%) | 約60g(大さじ6) | バランス型・食物繊維もしっかり摂れる |
| 3割(30%) | 約90g(大さじ9) | 健康効果を実感しやすい・プチプチ感強め |
割合が決まったら、次は水加減に進みましょう。
もち麦は白米より多くの水を必要とします。これが「白米と同じ炊き方では失敗する」最大の理由です。
基本的なルールは「もち麦大さじ1に対して水を大さじ1.5追加する」です。つまり、もち麦を1割(大さじ3)混ぜるなら、普通の白米二合の水量(約360ml)に加えて、さらに約大さじ4〜5(約65ml)を追加します。
計算式で整理すると以下のようになります。
- 白米二合の標準水量:360ml
- もち麦1割(大さじ3)追加の場合:360ml+約65ml=約425ml
- もち麦2割(大さじ6)追加の場合:360ml+約130ml=約490ml
- もち麦3割(大さじ9)追加の場合:360ml+約195ml=約555ml
つまり、もち麦の量に比例して水を増やすのが原則です。
炊飯器の内釜の目盛りは白米専用の目安であることが多いため、もち麦を加えたときはそのまま使用すると水不足になるケースがあります。「目盛りに合わせたら芯が残ってしまった」という失敗の多くは、ここが原因です。計量カップを使って正確に水を量るほうが確実です。
水の量さえ正確なら大丈夫です。
もち麦には浸水が必要か、それとも不要か。これはよく議論になるポイントです。
結論から言うと、浸水30分以上が理想ですが、現行の炊飯器の「白米モード」や「雑穀モード」を使えば、浸水なしでも十分に炊き上がります。浸水なしの場合でも、しっかり水を多めに設定しておけば問題ありません。
浸水させる場合は、もち麦を加えた状態で常温なら30分〜1時間、夏場は冷蔵庫で同時間が目安です。浸水によって、もち麦がさらにふっくら仕上がり、消化吸収もやや高まるとされています。ただし、時間がないときは省略してもOKです。
忙しい主婦には、夜にセットして翌朝炊き上がる「タイマー予約」との相性が良いのも、もち麦ご飯の便利なポイントです。前夜にお米ともち麦をセットして水加減を整えておけば、翌朝は炊き立てが食べられます。これは使えそうです。
浸水か浸水なしか、どちらでも炊けるのが基本です。
なお、もち麦を研ぐ必要はありません。白米を研ぐときに一緒に入れてしまうと、もち麦のぬめりが出すぎることがあるため、白米を研いでから後でもち麦を加える手順が推奨されています。
まとめて炊いたもち麦ご飯は、冷凍保存が基本です。
炊き上がったら粗熱を取り、1食分(茶碗1〜2杯程度、約150〜200g)ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。この作業は炊き上がり後30分以内に行うと、水分をうまく閉じ込められてパサつきにくくなります。
冷凍保存の目安期間は約1ヶ月ですが、風味や食感の観点から2〜3週間以内に食べきるのが理想です。もち麦ご飯は通常の白米ご飯よりやや水分が多いため、ラップをしっかり密着させてから包むことが大切です。空気が入ると冷凍焼けの原因になります。
| 保存方法 | 保存期間の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 冷蔵 | 2〜3日 | 冷蔵庫内でも乾燥しやすい。ラップ必須。 |
| 冷凍 | 約2〜3週間(最長1ヶ月) | 密封して冷凍焼けを防ぐ |
解凍は電子レンジで600W・約2分が目安です。もち麦ご飯は白米ご飯よりやや時間がかかる場合があるため、様子を見ながら10秒ずつ追加で温めましょう。解凍後は軽くほぐすと食感が戻ります。
冷凍解凍しても食物繊維の量は変わりません。もち麦に含まれる水溶性食物繊維「β-グルカン」は加熱・冷凍による損失が非常に少ないことが研究で確認されています。毎日少量ずつ継続して食べることが、腸内環境改善への近道です。
もち麦の最大の特徴は、食物繊維の含有量の多さです。
白米100gあたりの食物繊維は約0.5gですが、もち麦100gには約12.9g含まれています。これは白米の約25倍という計算になります。二合のうち3割(約90g)をもち麦にするだけで、一食あたりに取り込める食物繊維量が大幅に増加します。
食物繊維、特にもち麦に豊富な「β-グルカン(ベータグルカン)」は、腸内の善玉菌を増やす働きがあるとされ、便秘改善・血糖値上昇の抑制・コレステロール低下への効果が期待されています。厚生労働省が定める食物繊維の1日摂取目標量は成人女性で18g以上とされていますが、現代の日本人女性の平均摂取量は目標を下回るケースが多いとされています。
健康効果は継続が条件です。
一方で、もち麦を急に大量に食べると、腸が慣れていない場合にお腹が張ったり、ガスが増えたりすることがあります。これは食物繊維の急激な増加による一時的な反応です。最初は1割(大さじ3)程度から始め、体の反応を見ながら徐々に増やしていくのが安全な進め方です。
また、もち麦を食べすぎると逆効果になる場合もあります。1日の食物繊維摂取量が過剰になると、ミネラルの吸収を妨げることが指摘されています。1食あたりの混合割合を3割以内に抑えるのが、バランスの取れた目安とされています。
参考:食物繊維に関する詳細な研究・摂取基準情報(厚生労働省「日本人の食事摂取基準」より)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」|食物繊維の目標量や腸内環境への影響が確認できます
もち麦は薬ではないため、毎日継続して食べることで緩やかに腸内環境が改善されていくものです。即効性を求めすぎず、ご飯の一部をもち麦に置き換える「ゆる腸活」として取り入れるのが、長続きするコツです。

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