3回使い続けないと、白髪染めの染料がほとんど定着しません。
利尻ヘアカラートリートメントは2013年の発売以来、長期間にわたって売れ続けているロングセラー商品です。楽天市場や@cosmeなど複数のプラットフォームに400件以上の口コミが集まっており、その内容は「良い」「悪い」の両面に渡ります。
まず良い口コミとして特に多いのが、「ニオイがほとんどない」「使った後の髪がしっとりする」「頭皮がヒリヒリしない」の3点です。従来の1剤・2剤タイプの白髪染めと比べると、ジアミンフリーのため刺激が格段に少なく、敏感肌の方や白髪染めのニオイが苦手な方から高い評価を受けています。3回ほど継続して使用した段階で「これほどしっかり染まるとは思わなかった」という驚きの声も目立ちます。
一方、悪い口コミで最も多いのは「1回ではなかなか染まらない」という声です。これは商品の欠陥というより、カラートリートメント全般の特性によるものです。通常の酸化染料タイプは髪の内部に色を入れるのに対し、ヘアカラートリートメントは髪の表面に色素を定着させる仕組みのため、使い重ねるごとに発色が安定していきます。1回だけ試して「染まらない」と判断してしまう方が一定数いることが、悪い口コミとして現れています。
つまり正しく使えば、十分に染まる商品です。
また、「容器が使いにくい」「最後まで出しにくい」という容器に関する不満の声も見られます。内容量200gのチューブ型ですが、残量が少なくなると中身を押し出しにくく、ハサミで切って使う方もいるようです。これは機能面ではなく使い勝手の問題なので、購入前に知っておくと心の準備ができます。
利尻昆布の成分「リシリコンブエキス」は頭皮保護・保湿の役割を担っており、髪そのものを染める染料ではありません。実際に色を出しているのはHC染料と塩基性染料と呼ばれる成分です。これは多くの口コミサイトでも誤解されやすいポイントです。
参考:利尻ヘアカラートリートメントの口コミと成分・色選びについて美容師監修のレビューが掲載されています。
美容師パパの「利尻ヘアカラートリートメント」口コミと体験レビュー|日本セルフカラー協会
口コミで「染まらない」という声が出やすい理由は、主に4つあります。それぞれを知っておくと、同じ失敗を避けられます。
① シリコン入りシャンプーを使っている
シリコンは髪の表面をコーティングする成分です。この膜が残った状態でカラートリートメントを塗っても、色素がキューティクルに届きにくくなります。利尻ヘアカラートリートメントの公式FAQにも「シリコン入りシャンプーの使用が染まりにくい原因の一つ」と明記されています。ノンシリコンシャンプーに切り替えるか、少なくとも染める前のシャンプーで洗浄力の高いものを使うと改善することがあります。
② 放置時間が短すぎる
濡れた髪に使う場合は5〜10分でも色が入りますが、しっかり染めたい場合は乾いた髪に30分〜1時間置くのが基本です。時間が短いと表面に色素が十分に定着しません。
③ 塗布量が少ない
「もったいない」と感じてケチって塗ると、均一に染まりません。特に根元周辺はたっぷり塗ることが染まりを左右します。モニター経験者の口コミでも「ケチると染まりが悪い、たっぷりが正解」という声が複数見られました。
④ 使用回数が少ない
これが核心です。初回は薄づきに感じるのが普通で、2〜3回続けて使うことで色が定着し、安定してきます。最初の1週間は3日おきに使い、その後は週1〜10日おきに維持するのが理想的なペースです。
染まらない原因は必ず上の4つのどれかです。一つずつ見直すだけで、口コミにあるような「しっかり染まった!」という体験が得られます。
利尻ヘアカラートリートメントには4色のラインナップがあります。それぞれの特徴を把握しておくと、選択ミスを防げます。
| カラー | 特徴 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| ダークブラウン | 自然な赤みのあるブラウン・最もベーシック | 根元のリタッチ、地毛に近い仕上がりに |
| ブラック | 深みのある黒・3回でかなり濃く入る | 白髪が多く、しっかり隠したい方に |
| ナチュラルブラウン | 赤みを抑えたイエロー系ブラウン・明るめ | 赤みが気になる方・明るく染めたい方に |
| ライトブラウン | レッド寄りの明るいブラウン | 毛先の色落ちカバーに |
色落ちについて口コミでよく聞かれるのが「どのくらい持つのか」という点です。ダークブラウンやブラックは一度しっかり染まると色の変化が少なく、そのまま徐々に薄くなるイメージです。一方、ライトブラウンやナチュラルブラウンは明るさが徐々に戻っていく形で色落ちします。どちらも色が変化しながら落ちるため、汚い見え方にはなりにくいのが特徴です。
色が薄くなってきたと感じたら、美容院行きを待たずにその部分だけ重ね塗りできるのがカラートリートメントの大きなメリットです。美容院カラーは月1〜2回程度しかできませんが(1回のコストは5,000〜1万円程度)、利尻の場合は定期的にセルフケアしながら美容院の間隔を延ばすことができ、年間の出費を大きく抑えられます。
なお、明るい色(キラキラした髪)にナチュラルブラウンを使うと、暗くなりすぎずに自然なトーンダウンができます。これは口コミの中でも「意外と使えた」と評価されています。これは使えそうです。
利尻ヘアカラートリートメントを自宅で使いながら、美容院でも施術を受けている方は多くいます。しかし、この組み合わせにはいくつかの注意点があり、知らないと思いがけないトラブルにつながることがあります。
美容院に行く2週間前は使用を控える(重要)
カラートリートメントで染めた直後(2週間以内)に美容院で施術を受けると、カラーや明るさの調整がしにくくなることがあります。髪の表面に定着しているカラー剤が残っている状態だと、希望の色味や明度が出にくく、思い通りの仕上がりにならない場合があります。
美容師に事前に「利尻を使用している」と伝えることが最善策です。担当美容師が確認作業(ストランドテスト)をしてくれることもあります。黙っていると美容師も失敗のリスクが高まります。
縮毛矯正・デジタルパーマの直後は使用しない
縮毛矯正やデジタルパーマは熱を使う施術です。施術直後に利尻を塗ると、熱によるタンパク変性の影響で実際とは異なる色に染まってしまう可能性があります。施術後は2〜3日おいてから使い始めるのが安全です。
「緑に染まる」噂の真実
「利尻を使ったらパーマで緑になる」という情報がネット上に流れていますが、これは正しくありません。緑に変色するのは「光で染まるタイプの白髪染め(サンカラーマックスなど)」や「オハグロ式白髪染め」に含まれる硝酸銀が原因です。利尻にはこの成分は含まれていません。カラートリートメントの色が化学的に不安定になって見た目の色バランスが崩れることはありますが、光で染まるタイプとは全く別の話です。
明るくしたいときは要相談
カラートリートメントで繰り返し染めた毛先を美容院で明るくしたいときは、ブリーチなどを使った対処が必要になる場合があります。「ちょっとだけ明るく」がかえって難しいのが実情です。明るくしたい場合は美容師に事前相談が必須です。
美容院との併用は全く問題ありませんが、上のルールを守ることが条件です。
参考:美容師監修による美容院との併用方法と注意点が詳しく解説されています。
美容院と併用するためのヘアカラートリートメントの注意点|日本セルフカラー協会
利尻ヘアカラートリートメントが長く愛用される理由のひとつは、継続のしやすさです。公式サイトから2本購入すると2,200円引き+送料無料になり、2本セットで約4,400円(1本あたり約2,200円)になります。定期購入ではなく都度購入できるのも嬉しいポイントで、「解約し忘れ」の心配がありません。
量の目安として、1回の全体染めで使う量は個人差がありますが、ロングヘアでたっぷり塗ると200g容量が5〜6回ほど持ちます。月2回使用するとして、1本で3ヶ月程度使える計算です。美容院での白髪染め(1回5,000〜10,000円)と比べると、コスト差は非常に大きくなります。
また、毎日のシャンプー後に5〜10分置くだけで維持できるカラーシャンプーとの組み合わせも人気です。利尻カラーシャンプーをふだんのシャンプーとして使い、気になるときに利尻ヘアカラートリートメントでしっかり染める、という2段階ケアが定番の使い方になっています。
独自の視点として、「染め直しの心理的ハードルが低い」点も見逃せません。美容院は予約・移動・待ち時間が必要ですが、セルフのカラートリートメントなら「気になったらすぐ今日できる」という柔軟さがあります。白髪が気になり始めた段階でこまめに対処できるため、常に清潔感のある印象を保ちやすく、自己肯定感にも影響するという声も口コミにありました。
継続できる仕組みを整えることが、白髪ケアでは何より大切です。
| 比較項目 | 利尻ヘアカラートリートメント | 美容院での白髪染め |
|---|---|---|
| 1回あたりのコスト | 約400〜500円(200gで約5〜6回分) | 5,000〜10,000円 |
| 染める頻度 | 週1〜10日おきに自由に | 月1〜2回(予約が必要) |
| 頭皮への刺激 | ジアミンフリーで低刺激 | ジアミン含有が多い |
| 色の微調整 | 色選びは自分で行う | 美容師に相談して調整可能 |
| 即時性 | 3回ほどで定着する | 1回でしっかり染まる |
利尻が特に向いているのは、美容院での白髪染めでアレルギー症状が出始めた方、頭皮トラブルが心配な方、忙しくて美容院の頻度を減らしたい方です。一方、白髪を一度で完全にカバーしたい方や、明るめのカラーチェンジをしたい方には物足りなく感じる場面もあります。
参考:成分や使用感について美容師目線で分析されています。
【注意点と悪い口コミ】利尻ヘアカラートリートメントの写真付き体験談|ヘナサロンそまり