かなや定食は、舟盛りスタイルで提供される漁師料理かなやの看板メニューです。活アジ一匹の刺身と、季節ごとに変わる旬の魚4種類のお造りが盛り付けられます。地元金谷の港で揚がったばかりの新鮮な素材を使用しており、毎日のおすすめメニューは店舗入口に掲示されています。水槽には活イセエビ、活ウマズラハギ、活イシダイなど、常時30種類以上の活魚が準備されており、その日の仕入れに応じて品目が入れ替わります。
食べ方のポイントとして、活アジは独特の甘みと歯応えが特徴で、冷たく冷やされた状態で提供されるため、口の中でとろけるような食感が楽しめます。セットに含まれるかじめ汁は、地元金谷の海で採れる海藻を細かく叩いたもので、非常に粘りが強く、器を逆さまにしても落ちないほどです。このかじめは味噌汁に混ぜていただき、独特の風味が定食全体を引き立てます。
かなや丼は、三崎港で水揚げされたマグロ、いくら、活貝を組み合わせた海鮮丼です。並盛、上、特上の三段階から選べ、イカ、タコ、ネギトロ、アナゴ、エビなど鮮度抜群の海鮮具材が豊富に用意されています。かなや海宝丼は2900円の豪華版で、複数の海鮮を組み合わせた特別メニューです。
独特のメニューとして「かじめ海鮮丼」も人気で、赤玉はカジメ+イクラの組み合わせでご飯にぴったり合います。三崎まぐろ丼は、マグロのホホ肉の炙りから漬け丼まで6種類の調理法が選べます。丼ものはすべてカジメ汁、小鉢、デザート付きで、価格帯は1950円から3000円程度が中心です。自分好みの具材をカスタマイズできる「お好み海鮮丼」も人気で、具材をてんこ盛りにすることも可能です。
2階の磯焼きかなやは、60分間で2900円(小学生2000円、小学生未満800円)という驚異的なコストパフォーマンスで活貝焼きが楽しめます。食べ放題に含まれる貝の種類は、定番のホタテ貝、サザエ、ハマグリ、ホンビノス貝(白ハマグリ)、牡蠣のほか、仕入れ状況によってさらに珍しい貝が追加されることもあります。
焼き上がりは5~10分程度かかるため、その間に他のメニューを探すのが効率的です。貝が焼け始めてぐつぐつ沸騰してきたら、ほんの少しだけ醤油を投入することで、焦げた醤油の香りが食欲をそそります。この醤油は味付けだけでなく、貝の汁が飛び散るのを防止する実用的な役割も果たしています。豚肉、エビ、アジの干物、フランクフルトなどの焼物のほか、チキン南蛮、焼き鳥、サラダ、デザートも食べ放題に含まれています。
おばけ海老天丼は、20cmを軽くオーバーする極大クラスの海老と大穴子を使用した天丼です。2100円というリーズナブルな価格でこのボリュームが実現できる理由は、漁師直営だからこそ新鮮な素材を低コストで仕入れられるからです。天丼・定食メニューには、活貝のかき揚げ、ひじきのかき揚げなどのオリジナルメニューも含まれています。
房州名物として知られるのがくじらの竜田揚げです。この地域は江戸時代から捕鯨の歴史があり、くじらは郷土食として今も愛されています。漁師料理かなやでは、このくじらの竜田揚げを定食で提供しており、貝5種かき揚げや半生のトロかつおフライなど、地元の素材を活かしたメニューが豊富です。天ぷらをはじめとした季節限定メニューや、お酒との相性抜群のお料理も取り揃えられています。
活魚料理は、いけす内の魚から自分で選べるスタイルで提供されます。活のイセエビ、イカなど地元で水揚げされた魚の活け造りが味わえ、日々新鮮な海の幸が並びます。珍しい味噌漬けのにぎり寿司、活貝にぎり寿司、活アジの寿司がおすすめとして推奨されています。
舟盛りは複数種類の刺身と海鮮を豪華に盛り合わせたメニューで、特別な日の食事に適しています。海鮮釜飯セットは、サザエ、黒アワビ、アサリなど活貝をふんだんに使った釜飯で、炊きたての香りが特徴です。活貝盛合せは、ホタテ、つぶ貝、黒アワビ、サザエなど貝好きにはたまらない逸品として、漁師料理かなやの貝へのこだわりを象徴しています。これらは価格帯が高めですが、新鮮さと食材の質で満足度が高いメニューです。
漁師料理かなや公式サイト - 約150種の豊富なメニュー情報が掲載
食べログ掲載 - ユーザーの詳細な口コミと最新メニュー写真が確認可能
房総タウン - かなや定食やかじめ汁など詳細なメニュー解説記事