毎日料理に使っているあの食材より、乾燥ハーブ小さじ1杯のほうがビタミンB6を多く含んでいます。
ビタミンB6が多い食品というと、真っ先にバナナが思い浮かぶ方が多いかもしれません。ただ、実際の含有量を100gあたりで比べてみると、バナナは上位ではありません。これは意外ですね。
以下に、文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」をもとにしたランキングをまとめました。
| 順位 | 食品名 | ビタミンB6含有量(100gあたり) |
|---|---|---|
| 1位 | にんにく(生) | 1.53mg |
| 2位 | マグロ(赤身・生) | 0.85mg |
| 3位 | カツオ(生) | 0.76mg |
| 4位 | 鶏ささみ(生) | 0.68mg |
| 5位 | サバ(生) | 0.59mg |
| 6位 | 鶏むね肉(皮なし・生) | 0.57mg |
| 7位 | さつまいも(蒸し) | 0.33mg |
| 8位 | バナナ(生) | 0.38mg |
| 9位 | アボカド(生) | 0.32mg |
| 10位 | ほうれん草(生) | 0.14mg |
注目は1位の「にんにく」です。100gあたり1.53mgと、マグロの約1.8倍もの含有量があります。もちろん一度に100gのにんにくを食べることはありませんが、毎日の料理に少量ずつ加えるだけでも、じわじわと摂取量を底上げできます。
バナナが意外と「中位」に位置しているのも、覚えておきたいポイントです。
魚類では、マグロ・カツオ・サバの3種類が上位を占めています。お刺身として食べれば加熱による損失もゼロなので、効率よく摂れる食品といえます。鶏ささみも優秀です。脂質が少なくヘルシーなうえにB6含有量も高く、ダイエット中の方にも向いています。
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」|各食品のビタミンB6含有量を確認できる公式データベース
食品に含まれているビタミンB6の量を知っても、調理次第でその恩恵が大きく変わります。これが大事なポイントです。
ビタミンB6は「水溶性ビタミン」の一種で、水に溶け出しやすい性質を持っています。たとえば鶏ささみを茹でた場合、茹で汁の中に最大で約30〜40%のB6が流れ出してしまうというデータがあります。お鍋の中に消えていく、そんなイメージです。
調理法ごとの影響をまとめると、次のように整理できます。
茹でる調理が一番の問題です。ただ、「じゃあ煮物はダメなの?」と思う方もいるかもしれません。煮汁ごと飲める汁物(みそ汁・スープ)であれば、溶け出したB6も一緒に摂れます。つまりスープ活用が正解です。
実際、鶏ささみをそのまま茹でて捨ててしまうより、スープや鍋の具材として煮汁ごといただく料理に活用するほうが、B6を無駄なく摂れます。日常の調理を少し意識するだけで、摂取効率が変わります。
また、電子レンジ調理は水を使わないため、水溶性ビタミンの損失が抑えられるという利点があります。鶏ささみのレンジ蒸しは、時短かつ栄養ロスが少ない調理法として一石二鳥です。これは使えそうです。
ビタミンB6の1日あたりの推奨量は、成人女性で約1.1〜1.2mg(厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」より)とされています。この数字は、マグロの刺身なら約140g分、鶏ささみなら約180g分に相当します。刺身1人前(約80〜100g)と鶏ささみ1本(約50〜70g)を組み合わせれば、ほぼ1日分をカバーできます。
ただ、現実の食生活ではそう簡単ではありません。
不足しやすい食生活のパターンには、いくつかの傾向があります。
特に「子ども向けに合わせている」パターンは見落とされやすいです。子どものために作った食事が栄養バランスの偏りを引き起こし、ママ自身のビタミンB6不足につながることがあります。不足しやすい状況は意外と身近です。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」|ビタミンB6の推奨量・耐容上限量の根拠を確認できる公式ページ
ビタミンB6が不足すると、体にはさまざまなサインが現れます。ただ、これらの症状は「疲れているから」「年齢のせい」と片付けられやすく、B6不足が原因とは気づかれにくいのが実情です。
代表的な不足サインをまとめます。
特に注目したいのは「セロトニンとの関係」です。ビタミンB6はトリプトファン(必須アミノ酸)からセロトニンを合成する際の補酵素として働きます。つまり、B6が不足するとセロトニンが作られにくくなり、気分が落ち込みやすくなる、という流れです。
「最近なんだかイライラする」「理由もないのに気分が沈む」という状態が続く場合、食生活を見直してみる価値があります。セロトニンが関係しているかもしれません。
また、女性はPMS(月経前症候群)のタイミングでB6が消費されやすいといわれています。月経前の1〜2週間にイライラや落ち込みが強くなる方は、この時期に意識してビタミンB6を多く含む食品を取り入れてみましょう。
知識として「B6が多い食品」を覚えても、毎日の献立に活かせなければ意味がありません。続けられることが大事です。
ここでは、特別な食材を買い足さなくても実践できるアイデアをご紹介します。
朝食に取り入れるなら
バナナはビタミンB6含有量が中位(0.38mg/100g)ですが、朝の手軽な補給源としては優秀です。皮をむいてそのまま食べられる手軽さは、朝の時間がない主婦にとって大きな利点。ヨーグルトと組み合わせると、腸内環境とビタミン補給を同時にケアできます。
昼食・夕食の主菜として活用するなら
鶏ささみは100gあたり0.68mgと優秀な食材です。茹でて裂いてサラダに混ぜる、電子レンジで蒸してバンバンジー風にするなど、調理のアレンジがしやすいのが特徴です。週2〜3回程度この食材を主菜に据えるだけで、B6摂取の底上げが図れます。
魚を使う日はマグロ・カツオ・サバを意識的に
お刺身の日は特にチャンスです。マグロの赤身なら100gで0.85mgと高水準です。お刺身1人前(100g前後)で、成人女性の1日推奨量の約70〜75%を一気に補えます。サバ缶もB6源として有効ですが、缶汁に栄養が溶け出しているため、みそ汁に加えるなど缶汁ごと使う料理への活用がおすすめです。
にんにくは「隠れチャンピオン」として毎日少量使いを
含有量1位のにんにくは、一度に大量には食べられませんが、毎日の炒め物・スープ・ドレッシングに1〜2片加えるだけで積み重なります。1片(約5〜8g)あたりのB6量は約0.08〜0.12mg。小さな量ですが毎日続ければ、月単位で見ると無視できない量になります。
食事だけで不足が気になる場合、ビタミンB6を含むサプリメントや、B6が強化されたプロテインバーなどを補助的に活用する選択肢もあります。ただし、ビタミンB6の耐容上限量は成人女性で1日45mg(食事摂取基準2020年版)と定められており、サプリの過剰摂取には注意が必要です。補助はあくまで「補助」として使うのが原則です。
国立健康・栄養研究所「国民健康・栄養調査」|日本人のビタミンB6摂取状況の実態データを確認できる調査報告ページ
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