ビタミンe食品一覧|摂取量と効果的な食べ方まとめ

ビタミンEを多く含む食品を野菜・魚介・ナッツ・油脂類などカテゴリ別に一覧で解説。1日の摂取量目安や効率よく吸収するコツ、アーモンドの適切な量まで、毎日の食卓に役立つ情報をまとめました。あなたの食生活、ビタミンEが足りているか確認してみませんか?

ビタミンe食品一覧と摂取量・効率的な取り入れ方

アーモンドを毎日25粒以上食べると、お茶碗1杯分の白米と同じカロリーを余分に摂ることになります。


この記事でわかること
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ビタミンE食品の一覧

野菜・魚介・ナッツ・油脂類など食品カテゴリ別に、ビタミンEの含有量を具体的な数値つきで紹介します。

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1日の摂取量と目安

成人女性の1日の目安量は6.0mg。アーモンドなら何粒で達成できるか、食品ごとの目安量がわかります。

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吸収率を上げる食べ方のコツ

脂溶性のビタミンEは、油と一緒に摂ることで吸収率が大幅アップ。毎日の調理に使えるすぐ実践できる方法を解説します。


ビタミンeとは何か|働きと不足したときの体への影響


ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれ、強力な抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンです。正式名称はトコフェロールといい、α(アルファ)・β(ベータ)・γ(ガンマ)・δ(デルタ)の4種類が天然に存在します。その中でも、体内に最も多く存在し生理作用が最も強いのはα-トコフェロールです。


ビタミンEの最大の役割は、体の細胞膜に含まれる不飽和脂肪酸の酸化を防ぐことです。細胞膜が酸化されると老化や炎症が進みやすくなりますが、ビタミンEはいわばその「さびどめ」として機能します。これが抗酸化作用です。


具体的な働きをまとめると以下のとおりです。


- 🛡️ 抗酸化作用:活性酸素から細胞を守り、老化・シミ・シワの予防に貢献
- 🩸 血行促進:毛細血管を広げて血流を改善し、冷え性や肩こりの緩和に役立つ
- 🌸 ホルモンバランス調整:女性ホルモンの分泌や代謝に関与し、PMS・更年期症状の緩和が期待できる
- 💆 美肌効果:肌のバリア機能をサポートし、乾燥・ニキビ・くすみを防ぐ
- 🫀 動脈硬化の予防:血中LDLコレステロールの酸化を抑制し、血管の健康維持を助ける


これは大事な話ですね。


一方、ビタミンEが不足すると、神経や筋肉の障害が起きることがあります。また、抗酸化力の低下によって肌がシミやシワになりやすくなったり、血行が悪化して冷え性や頭痛が起きやすくなったりすることも知られています。血中コレステロールが酸化しやすくなるため、動脈硬化のリスクも高まります。


とはいえ、通常の食生活では不足や過剰になることはまずありません。それが原則です。ただし、極端に偏った食事やサプリメントの多用には注意が必要です。


参考:ビタミンEの働きや1日の摂取基準・欠乏症などを詳しく解説しています。


ビタミンEの働きと1日の摂取量|健康長寿ネット(公益財団法人長寿科学振興財団)


ビタミンe食品一覧|野菜・ナッツ・魚介・油脂類をカテゴリ別に紹介

ビタミンEは特定の食品だけに偏って含まれているわけではなく、野菜・ナッツ・魚介・油脂など幅広いカテゴリに含まれています。カテゴリ別に整理すると、毎日の食事に取り入れやすくなります。


🥦 野菜類のビタミンE含有量(100gあたり)


| 食品名 | ビタミンE量 | 目安 |
|---|---|---|
| 西洋かぼちゃ(生) | 4.9mg | 小さく切った1切れ≒50g |
| 赤ピーマン(生) | 4.3mg | 1個≒100g |
| モロヘイヤ(生) | 6.5mg | 1束≒100g |
| しそ(葉・生) | 3.9mg | 10枚≒7g |
| にら(葉・生) | 2.5mg | 1束≒100g |
| だいこん葉 | 4.9mg | 少量で使いやすい |


モロヘイヤは野菜の中でもトップクラスです。スーパーで見かけたら積極的に使いたい食材ですね。


🐟 魚介類のビタミンE含有量(100gあたり)


| 食品名 | ビタミンE量 | 目安 |
|---|---|---|
| あんこうのきも | 13.8mg | 1人前≒50g程度 |
| たらこ(生) | 7.1mg | 小1腹≒50g |
| うなぎ(養殖・生) | 7.4mg | 中1尾≒150g |
| はまち/養殖(生) | 4.6mg | 1切れ≒80g |
| いくら | 9.1mg | 大さじ1≒15g |
| めかじき(生) | 4.4mg | 1切れ≒100g |


魚介類は意外なほどビタミンEが豊富です。特にたらこやいくらは少量でもしっかり摂れます。


🌰 ナッツ・種実類のビタミンE含有量(100gあたり)


| 食品名 | ビタミンE量 | 目安 |
|---|---|---|
| アーモンド(乾) | 30.0mg | 10粒≒14g |
| らっかせい(乾・大粒) | 11.0mg | 殻付き10粒≒25g |
| 松の実(いり) | 12.3mg | 大さじ1≒10g |
| ヘーゼルナッツ(フライ) | 17.8mg | 10粒≒15g |


アーモンドは約20〜25粒(約28〜35g)で成人女性の1日の目安量6.0mgをほぼカバーできます。


🫙 油脂類・調味料のビタミンE含有量(100gあたり)


| 食品名 | ビタミンE量 | 目安 |
|---|---|---|
| ひまわり油(ハイリノール) | 38.7mg | 大さじ1≒12g |
| サフラワー油 | 27.1mg | 大さじ1≒12g |
| なたね油 | 15.2mg | 大さじ1≒12g |
| オリーブ油 | 7.4mg | 大さじ1≒12g |
| マヨネーズ(全卵型) | 14.7mg | 大さじ1≒12g |


油脂類は少量でも含有量が高いのが特徴です。毎日の炒め物や和え物で自然に摂取できます。


🌾 その他・意外な食品


ここで少し意外な話をします。実はせん茶の「茶葉」には100gあたり64.9mgとトップクラスのビタミンEが含まれています。ただしお茶として飲む際には茶葉を食べるわけではないため、実際の摂取量はわずかです。同様に、抹茶は茶葉ごと摂取するため、1杯のラテや和スイーツで意外なほどビタミンEを補えます。抹茶スイーツは実はビタミンEの補給源になりますね。


参考:文部科学省が公表する食品成分データベースで、食品ごとのビタミンE含有量を調べられます。


食品成分データベース|文部科学省


ビタミンe食品の効率的な摂り方|吸収率を高める調理の工夫

ビタミンEは脂溶性ビタミンです。つまり、油に溶ける性質を持っています。この性質を理解することが、摂取効率を上げるうえで最も重要なポイントです。


水溶性ビタミン(ビタミンCやBなど)と違い、油と一緒に摂ることで腸管からの吸収率が大幅に高まります。たとえば、かぼちゃをただ水で煮るだけでは、含まれるビタミンEの吸収量は低くなります。同じかぼちゃでも、油で炒めたり、オリーブオイルで和えたりするだけで吸収の効率が格段に変わります。


吸収率を高める具体的な組み合わせのコツは以下のとおりです。


- 🥗 かぼちゃ+オリーブオイル炒め:脂溶性のビタミンEとβ-カロテンを同時に効率よく吸収
- 🥗 モロヘイヤ+ごま油和え:少量の油脂を絡めるだけで吸収率がアップ
- 🥗 赤ピーマン+ツナ缶(油漬け)炒め:ツナの油脂がビタミンEの吸収を助ける
- 🥗 アーモンド+ヨーグルト:アーモンド自体に脂質が含まれるため、そのまま食べても吸収しやすい
- 🥗 うなぎの蒲焼き(タレあり):うなぎ自体の脂質がビタミンEの吸収を助ける


油と一緒に摂ることが基本です。


また、ビタミンEは光(紫外線)に弱い性質があります。アーモンドやひまわり油など、ビタミンEを多く含む食品は透明なパッケージではなく遮光性のある容器や袋で保存するのが理想的です。ただし熱や酸には比較的強いため、炒め物や揚げ物などの加熱調理でも大きな損失はほとんどありません。これは使えるポイントですね。


さらに、ビタミンCと一緒に摂ることで抗酸化効果が持続するという相乗効果も確認されています。ビタミンEは抗酸化の働きを終えると「酸化型」に変わりますが、ビタミンCがその酸化型ビタミンEを再び「還元型(活性型)」に戻してくれるのです。ビタミンCを多く含むパプリカやブロッコリーと組み合わせると、より効果的ということです。


参考:ビタミンEの吸収と油・ビタミンCとの相乗効果について、大正製薬がわかりやすく解説しています。


ビタミンEとは?強い抗酸化作用をもつ|大正健康ナビ


ビタミンe食品一覧の中でも特に主婦に使いやすい食材ベスト5

「ビタミンEを毎日摂りたいけれど、特別な食材を買い揃えるのは面倒」と感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、日常のスーパーで手軽に入手でき、調理しやすい食材を5つ厳選して紹介します。


① かぼちゃ(西洋かぼちゃ):100gあたり4.9mg


スーパーで1年中購入できる定番野菜で、1個買えば数回分の献立に使えます。煮物・炒め物・スープ・サラダと使い回しが利くのも主婦に嬉しいポイントです。油で炒める「かぼちゃのソテー」は、吸収率も高くなるため特におすすめの調理法です。


② アーモンド:100gあたり約30mg(乾燥)


1日20〜25粒(約28〜35g)が適量の目安です。アーモンド30gのカロリーは約182kcalで、お茶碗1杯の白米とほぼ同じカロリーになります。食べすぎに注意しながら、小分けのパックを使うと管理しやすいです。おやつとして取り入れる場合は、1日200kcalのおやつ目安に合わせて25粒程度を上限に考えましょう。


③ たらこ・明太子:100gあたり7.1mg(生)


家庭の常備品として冷蔵庫にある方も多いと思います。ご飯のおかずにするだけで簡単にビタミンEを補給できる便利な食材です。1腹(約50g)で3.5mg前後と、1日の目安量の半分以上に相当します。


④ うなぎ(蒲焼き):100gあたり4.9mg(かば焼き)


夏の土用の丑の日に食べる機会が多いうなぎですが、ビタミンEだけでなくビタミンAやB群も豊富な優秀食材です。市販の蒲焼きを温めるだけで手軽に摂れます。


⑤ 赤ピーマン:100gあたり4.3mg


青ピーマンと比べてビタミンEの含有量が約4倍と高く、甘みがあって子どもにも食べやすいのが特徴です。1個(100g)を炒め物や肉詰めに使うだけで、ビタミンEを効率よく摂取できます。ビタミンCも豊富なため、ビタミンEとの相乗効果も期待できます。


毎日の食卓でビタミンEを自然に摂る工夫として、これら5食材を週に数回ローテーションするだけで十分な摂取量に近づけます。特別なサプリメントや高価な食材を買い足す必要はないということです。


ビタミンe食品一覧には載らない「食べ合わせ」と調理の落とし穴

食品一覧表を見てビタミンEが豊富な食材を選んでも、食べ方を間違えると体に十分届かないことがあります。ここでは、意外と見落とされがちな「食べ合わせ」と調理上の注意点をまとめます。


❌ NG①:かぼちゃを水だけで煮る


かぼちゃに含まれるビタミンEは脂溶性のため、水に溶け出すことはありません。しかし水だけで煮た場合、体内での吸収がほとんど期待できません。せっかくのビタミンEを活かすには、炒め物やバター・オイルで和える調理法を選びましょう。かぼちゃの煮物にごま油を少量仕上げに加えるだけでも効果的です。


❌ NG②:アーモンドを大袋で常温・明るい場所に保存する


ビタミンEは光(とくに紫外線)に弱い成分です。アーモンドを透明な袋に入れたまま明るい棚に置いておくと、ビタミンEが少しずつ分解されてしまいます。保存は遮光性の袋か缶、そして冷暗所が鉄則です。開封後は特に注意が必要ですね。


❌ NG③:ひまわり油・サフラワー油を高温で長時間加熱する


ひまわり油やサフラワー油はビタミンEの宝庫ですが、不飽和脂肪酸が多いため高温での長時間加熱で酸化しやすいデメリットがあります。揚げ物に繰り返し使い回すと、油自体が酸化してしまい逆効果になる可能性があります。使い切りサイズを選ぶか、開封後は早めに使い切ることを心がけましょう。


✅ 見落とされがちな「黄金の組み合わせ」


ビタミンEとビタミンCの組み合わせはとくに重要です。ビタミンCがビタミンEを「再活性化」させることで、抗酸化効果が持続します。赤ピーマン(ビタミンE+C両方豊富)は1つでこの効果を得られる優秀な食材です。また、アーモンドとキウイ(ビタミンC豊富)の組み合わせもおすすめです。


ビタミンCとビタミンEはセットで考えることが原則です。


また、あまり知られていないことですが、ビタミンEはビタミンKの吸収を妨げる可能性があるという研究報告もあります。特にサプリメントで大量摂取する場合に注意が必要で、食事からの摂取であれば通常問題ありません。食品から摂る分には安心です。


参考:ビタミンEの過剰摂取リスクについては、厚生労働省が運営するeJIMでも解説されています。


ビタミンE|厚生労働省 eJIM(統合医療情報発信サイト)




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