板チョコで作ると、じつは3割以上の確率でパサパサに仕上がってしまいます。
ブラウニーの出来栄えは、材料選びの時点でほぼ決まります。なかでも最大のポイントは「どのチョコレートを使うか」です。
スーパーで手軽に買える市販の板チョコ(1枚約50〜60g、価格100円前後)は、砂糖・植物油脂・乳化剤などが多く含まれており、カカオ含有量は商品によって異なりますが、一般的なミルクチョコレートで30〜40%程度です。一方、製菓用チョコレートは国際規格でカカオ分35%以上・カカオバター31%以上と定められており、口溶けと風味がまったく異なります。板チョコをそのままブラウニーに使うと、植物油脂の影響で焼き上がりがパサついたり、甘さが強くなりすぎることがあります。製菓用チョコを使うだけで、しっとり度が大きく変わるということですね。
とはいえ、板チョコでまったく作れないわけではありません。板チョコを使う場合は、砂糖の量をレシピより10〜15g減らすと甘さのバランスが整います。また、バターを少し多めにする(標準の1割増し程度)ことで油分を補い、しっとり感を出せます。
| 材料 | 分量(18cm角型1台分) | 役割 |
|---|---|---|
| ミルクチョコレート(製菓用) | 120〜150g | 風味・しっとり感の主役 |
| 無塩バター | 70〜100g | コクとしっとり感 |
| 卵 | 2個 | 生地の結着・ふんわり感 |
| 砂糖(グラニュー糖) | 60g | 甘さ・しっとり保水 |
| 薄力粉 | 70g | 生地の骨格 |
| 純ココアパウダー | 15g | チョコ風味の深み増し |
| ベーキングパウダー | 2g | ほどよい膨らみ |
| 牛乳 | 20ml | 生地のなめらかさ |
砂糖はグラニュー糖がおすすめです。上白糖より甘さがすっきりしており、チョコレートの風味を邪魔しません。また、砂糖には水分を保持する「吸湿性」があるため、適量を守ることがしっとりした食感につながります。つまり砂糖は甘みだけでなく食感を作る素材です。
参考:デリッシュキッチンによる基本のチョコブラウニーレシピ(材料・分量の詳細)
混ぜて焼くだけで簡単!濃厚手作りチョコブラウニーのレシピ|デリッシュキッチン
工程は大きく4つです。準備→溶かす→混ぜる→焼く、この順番を覚えておくだけでOKです。
まず下準備として、薄力粉とコーパウダーを合わせてふるっておきます。粉をふるう理由は、ダマをなくして生地に均一に混ぜるためです。オーブンは必ず170℃に予熱しておきましょう。型にはバターを薄く塗り、クッキングシートを敷いておくと取り出しがスムーズになります。これが基本です。
次に、チョコレートとバターを耐熱容器に入れ、600Wのレンジで30秒ずつ様子を見ながら溶かします。一度に長く加熱すると焦げるリスクがあるため、30秒ごとに混ぜながら進めるのがポイントです。完全に溶けたら少し冷まします。熱いまま卵を加えると卵が固まってしまうため、この冷ます工程は省略厳禁です。
別のボウルで卵・砂糖・牛乳を混ぜ合わせ、それを冷ましたチョコ液に少しずつ加えます。一気に加えると分離しやすいため、3回に分けて加えながらよく混ぜてください。光沢が出てきたらOKのサインです。いいことですね。
最後にふるった粉類を加えますが、ここでの混ぜ方が仕上がりを左右します。「切るように、さっくりと」混ぜるのが正解です。粉が見えなくなったらすぐに止めましょう。型に流し込み、170℃のオーブンで約20〜25分焼きます。
参考:富澤商店の基本のブラウニーレシピ(プロが教える基本工程)
基本のブラウニー|富澤商店オンラインショップ
「竹串を刺してきれいに抜けたら焼き上がり」と思っている方は、実は損をしています。それがブラウニーをパサパサにする最大の原因です。
ブラウニーは竹串にわずかに湿った生地がついてくる状態が「焼き上がりのベストタイミング」です。完全にきれいに抜けてしまう状態は焼きすぎで、冷めた後にパサパサになってしまいます。ケーキと同じ感覚で竹串を確認してはいけません。これは意外ですね。
焼き時間の目安はガスオーブンで170℃・約20分です。電気オーブンはガスより火力が弱いため、温度を175〜180℃に少し上げ、時間も5分ほど延長すると同じ仕上がりに近づきます。焼き上がりを見極めるもう一つのサインは「表面のツヤがなくなり、中央が少し盛り上がってくる」ことです。
焼けたら型ごとケーキクーラーまたは網の上に置き、最低30分以上冷ましてからカットします。熱いままカットすると生地が崩れ、断面がぐちゃっとなってしまうため注意が必要です。冷ます時間も工程のうちです。
さらに、焼いた後にラップをして冷蔵庫で1時間以上冷やすと、生地全体の水分が均一になり、しっとり感がいっそう増します。熱が取れた後にラップで包むだけの手間で、翌日の食感が別物になります。これは使えそうです。
基本のブラウニーに少し手を加えるだけで、まるでカフェスイーツのような一品になります。特別な技術はいりません。
最もポピュラーなアレンジが「くるみ入り」です。粗く刻んだくるみ(50〜80g程度)を生地に混ぜ込むか、表面に散らして焼きます。くるみの香ばしさとブラウニーの濃厚なチョコ風味は相性が抜群で、食感にもアクセントが出ます。くるみは焼く前にトースター160℃で5分ほど空焼きしておくと、香りが段違いに豊かになります。ナッツ類はアーモンド・カシューナッツ・マカダミアナッツでも同様に楽しめます。
バレンタインや手土産にする場合は、焼き上がったブラウニーを長方形にカットし、個包装するのが人気です。1台で8〜10カットできるため、家族分のおやつにも、プレゼントにもなる使い勝手の良さが魅力です。cottaなどの製菓材料専門店では、ブラウニー向けの個包装用ラッピング袋が100枚入り400円前後で販売されており、見栄えよく仕上げたい方に向いています。
参考:cottaのバレンタインブラウニーレシピ&ラッピング特集
濃厚チョコブラウニーレシピ30選&ラッピング特集|cotta
ブラウニーは、じつは焼いた当日よりも翌日の方が美味しくなります。これを知っているだけで、日々のおやつ作りの満足度がぐっと上がります。
焼きたてのブラウニーは内部の水分がまだ均一に落ち着いていない状態です。粗熱が取れたらラップでぴったりと包み、冷蔵庫で一晩置くことで、チョコレートの油脂と水分が生地全体になじみ、しっとりとした食感がより深まります。海外のパン職人やパティシエの世界でも「ブラウニーは数日待った方が旨い」とよく言われており、時間が美味しさを作るということですね。
保存期間の目安は冷蔵庫で3〜4日、冷凍すると約1週間です。冷凍する場合は1切れずつラップに包み、密閉袋に入れておくと、食べたいときに必要な分だけ取り出せます。解凍は冷蔵庫での自然解凍が最もおすすめで、電子レンジで温めると生地が乾燥しやすくなるため注意が必要です。
冷えたブラウニーはそのまま食べてもよいですが、食べる30分前に冷蔵庫から出して常温に戻すと、チョコの風味がよりふくよかに感じられます。温かいまま食べたい場合は、ラップをかけて600Wのレンジで10〜15秒だけ加熱し、バニラアイスを添えるとカフェスタイルのデザートとして楽しめます。冷やすか、温めるかで印象が変わるのもブラウニーの魅力です。
参考:ブラウニーの保存方法と日持ちの目安(阪急ハロードット情報)
バレンタインの手作りお菓子の日持ち種類別まとめ|阪急ハロー!フード
![]()
ジェフダ)ブラウニー 390g(カットなし) ジェフダ ジェフダ JFDA ケーキ ブラウニー チョコブラウニー チョコレートブラウニー チョコ チョコレート 【冷凍商品】【10800円以上で送料無料】【業務用食材】