卵2個で作るだし巻き玉子は、火加減を強めにすると表面が固まりすぎて80%以上の確率で巻き崩れます。
だし巻き玉子の味を決めるのは、卵よりもだし液の割合です。「なんとなく入れている」という方は多いですが、実は黄金比があります。
基本は卵3個に対して、だし汁大さじ3・薄口醤油または白だし小さじ1・みりん小さじ1。この割合を守るだけで、食堂やお弁当屋さんが作るようなやわらかいだし巻きに近づきます。だし汁の量が多すぎると卵液がゆるくなりすぎ、少なすぎると風味が出ません。大さじ3が条件です。
だし汁を一から取る時間がないときは、顆粒だし(ほんだし)を使うのが現実的です。水100mlに対して顆粒だし約1gを溶かせば、すぐに使える即席だし汁になります。忙しい朝でも問題ありません。
白だしを使う場合は、醤油とみりんを省いて白だしだけで調味できます。白だし大さじ1と水大さじ2を混ぜたものが、卵3個分のだし液として使いやすい比率です。これは使えそうです。
だし汁を入れる前に、砂糖をひとつまみ加えると卵液に柔軟性が生まれ、巻きやすくなります。砂糖は甘さというより「つなぎ」の役割を果たします。つまり、甘くない仕上がりにしたいときも少量なら問題ありません。
| 調味料 | 分量(卵3個分) | 代用品 |
|---|---|---|
| だし汁 | 大さじ3(約45ml) | 顆粒だし溶液・白だし希釈液 |
| 薄口醤油 | 小さじ1/2 | 白だし使用時は省略可 |
| みりん | 小さじ1 | 砂糖少量+酒で代用可 |
| 砂糖(任意) | ひとつまみ | 省略可(甘さ不要な場合) |
巻き方が上手くいかない最大の原因は「火が強すぎること」です。強火で焼くと卵の表面だけが固まり、内側がまだ半生のまま巻こうとするため、ひび割れや崩れが起きます。
火加減は中火から弱火の間が基本です。フライパンを熱してから油を引き、一度濡れ布巾の上に置いて温度を少し下げるのがプロの手順です。「ジュっ」という音がした後、すぐに弱火にするイメージです。これが原則です。
卵液を3回に分けて流し込む手順は以下の通りです。
1回の液の量は「フライパンの底が薄く覆われる程度」が目安です。多すぎると巻けません。薄く広げるのが条件です。
巻いた後はキッチンペーパーやラップで包んで2〜3分形を整えると、断面が丸く美しくなります。料亭風のきれいな形は、焼いた後の「成形」で決まります。いいことですね。
「卵焼き器を持っていないから作れない」と思っている方は意外と多いです。しかし、直径20cm前後の小型フライパンでも十分に代用できます。
丸いフライパンで巻く場合は、奥の曲線部分を活かして巻くと形が整いやすいです。巻き終わりをフライパンの端に押し当て、菜箸で軽く押さえながら15〜20秒ほどキープします。冷める前に形を固めるのが大切です。
直径20cmのフライパンは「手のひらをひろげた程度の大きさ」のイメージです。これくらいのサイズなら卵3個分の卵液をちょうど薄く広げられます。大きすぎるフライパンは液が広がりすぎるので注意が必要です。
専用の卵焼き器を購入するなら、IH・ガス両対応で内面フッ素加工がされた玉子焼き器(1,500円〜2,500円程度)が初心者に使いやすいです。フッ素加工があれば油が少量で済み、油の量がムラになって焦げるリスクが減ります。用途に合わせて選ぶのが基本です。
また、フライパンに油を均一に引くためにシリコン製の刷毛(100円ショップでも入手可)を使うと、毎回の油の量が安定します。道具を揃えることで、成功率が大きく変わります。これは使えそうです。
ふわふわに仕上げたいなら、卵の混ぜ方にコツがあります。多くの方が「ぐるぐるかき混ぜる」だけにしていますが、それだと卵白のコシが残り、食感がかたくなりやすいです。
卵は箸を縦に動かす「切るように混ぜる」方法が基本です。横に回しすぎると泡が入りすぎて焼いたときに気泡が目立ちます。縦に15〜20回ほど切り混ぜるイメージです。混ぜすぎないのが条件です。
卵液は一度ざるや茶こしで濾(こ)すと、卵白の塊が取れてなめらかになります。料亭やホテルの卵料理では必ずこの工程が入っています。濾すだけで食感が大きく変わります。意外ですね。
卵の温度も影響します。冷蔵庫から出したばかりの冷たい卵は、フライパンに入れたときに温度差が生じてムラ焼けの原因になります。焼く10〜15分前に常温に出しておくだけで、均一な加熱がしやすくなります。
だし汁もあらかじめ常温か少し温めておくと、卵と混ぜたときに馴染みやすくなります。冷たいだし汁を入れると卵液の温度が下がり、フライパンに入れたときの挙動が変わります。つまり材料の温度管理も大切ということですね。
だし巻き玉子はお弁当の定番おかずですが、「朝に毎回作るのが大変」という声は多いです。時短のコツとポイントを押さえれば、5〜7分で完成します。
前日の夜にだし液を作って冷蔵しておくと、翌朝は卵と混ぜるだけで済みます。だし液は冷蔵で24時間保存できます。夜の3分が朝の時短につながります。
お弁当に入れるときは、粗熱を取ってから切るのが基本です。熱いまま切ると断面が崩れ、見た目が悪くなります。ラップで包んで5分置くだけで十分です。
保存についての目安は以下の通りです。
お弁当の仕切り代わりにだし巻き玉子を大きめに切って配置すると、他のおかずが安定します。1本のだし巻き玉子を4〜6等分にカットすれば、2〜3日のお弁当に使いまわせます。
なお、だし汁が多いふわふわのだし巻き玉子は水分が多いため、お弁当では「漏れ防止カップ(アルミカップや耐水タイプのシリコンカップ)」に入れると安心です。100円ショップでも入手できます。これだけ覚えておけばOKです。
だし巻き玉子作りは、黄金比・火加減・巻き方の3つを覚えれば確実に上達します。最初はゆっくり確認しながら作り、5回も練習すればリズムがつかめてきます。失敗しても食べられるのがだし巻き玉子のいいところです。
参考:だし巻き玉子の基本レシピと解説(NHKきょうの料理)
https://www.kyounoryouri.jp/
参考:だしの取り方と活用法(白ごはん.com)
https://www.sirogohan.com/
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