アプリなしで会場に行くと、入場すらできない可能性があります。
FOODEX JAPAN 2026(第51回 国際食品・飲料展)は、2026年3月10日〜13日に東京ビッグサイトで開催されました。世界76カ国・地域から3,238社が出展し、初日だけで1万7,000人超が来場したアジア最大級の食品・飲料展示会です。規模で言えば、東京ドーム約3個分のホールに、海外2,126社・国内1,112社がぎっしり並ぶイメージです。
今回から公式アプリの役割が大幅に拡張されました。つまり「あったら便利」から「ないと困る」に変わったということです。最大の変化は、フロアマップの紙配布が今年から完全に廃止された点です。昨年まで配られていた会場案内図は姿を消し、ブースの位置確認はアプリ内のデジタルマップだけが頼りになりました。
会場には複数の展示棟があります。東展示棟(4〜8ホール)、西展示棟(1〜4ホール)、南展示棟(1〜4ホール)と広大なエリアに分かれており、迷子になるリスクが非常に高い会場です。アプリの経路検索機能は、こうした広い会場内でのナビ役として大きな存在感を発揮しました。アプリが必須です。
参考:フーデックス公式アプリページ(来場に必要な手順が確認できます)
来場のご案内 FOODEX JAPAN アプリ|日本能率協会
アプリを使って来場するまでの流れは4段階で完結します。順番通りに進めれば、当日の受付でスムーズに入場できます。
ステップ1:来場事前登録を行います。公式の来場事前登録フォームから氏名・勤務先・連絡先を入力して登録します。登録が完了すると、メールに「来場者ID」と「パスワード」が届きます。ここが起点です。注意点として、FOODEX JAPANは食品業界関係者を対象とした専門商談会であり、一般の方や16歳未満の方は入場できません。招待ナンバーを持っていれば登録無料ですが、持っていない場合は審査があります。当日券は税込10,000円です。
ステップ2:アプリをダウンロードします。App StoreまたはGoogle Playで「FOODEX JAPAN」と検索するとすぐに見つかります。ダウンロード後、先ほど届いたIDとパスワードでログインします。この時点でアプリ限定の1ドリンク無料チケットがもらえます。これは使えそうです。
ステップ3:会場で来場者バッジを印刷します。アプリ内に「来場者バッジ引換QRコード」が表示されるので、会場に設置された専用読み取り機にかざしてバッジを印刷します。
ステップ4:バッジで入場します。印刷した来場者バッジを着用することで、展示ホールへ入場できます。バッジは登録した本人のみ使用可能で、他の人への貸与・転売は禁止です。他者への共有はNGが原則です。
参考:来場の流れと注意事項の詳細はこちら
ご利用ガイド|FOODEX JAPAN 2026 / 第50回食肉産業展2026
アプリには入場手続き以外にも、会場内で役立つ機能が複数搭載されています。それぞれの機能が、どんな場面で役立つかを整理します。
① フロアマップ・経路検索:3,000社以上が出展する広大な会場を効率よく回るために欠かせない機能です。東展示棟〜南展示棟の移動だけでも徒歩10分以上かかることがあり、事前にルートを確認しておくと時間のロスが減ります。紙マップがない今年は、この機能が頼みの綱です。
② 出展者・製品検索:目的のメーカーや商品名を入力して、ブースの場所を素早く特定できます。ユニークな点は、他の来場者がどんなキーワードで検索しているかもわかること。これはアプリだけの特典です。話題の出展者を見つけるヒントにもなります。
③ デジタル名刺交換:QRコードをスキャンするだけで名刺情報を交換できます。紙の名刺を持ち歩かなくてよいため、荷物が減り、会場でのやりとりがスムーズになります。交換した情報は来場者マイページからCSVでダウンロードできるので、後の整理も楽です。
④ New Products Plaza(新製品情報):世界中の最新商品をいち早くチェックできるコーナーです。今年のFOODEXで話題になった「進化系こんにゃく」や甘辛フレーバーの「Swicy(スウィーシー)」商品なども、アプリで事前にチェックすることができます。
⑤ タイムリーな情報発信:通知をオンにしておくと、会場の「今」の情報がリアルタイムで届きます。特定のブースでのキャンペーンや、セミナー開始のお知らせなど、現地にいるからこそ役立つ情報です。アプリ限定の緊急企画も過去には配信されていました。
参考:アプリ機能の詳細・ダウンロードはこちら
FOODEX JAPAN|Google Play
アプリは非常に便利ですが、実際に使ってみると気になる点も報告されています。事前に把握しておくことで、当日のストレスを減らせます。
落とし穴①:マップが見づらいとの声がある App Storeのレビューには「マップが小さすぎて虫眼鏡が必要」「会場ではアプリマップを見ている人が少なかった」といった声が実際に寄せられています。スマートフォンの画面サイズによっては、細かいブース位置の確認がしにくいケースがあります。来場前にPDF版フロアマップを公式サイトからダウンロードし、A3サイズで印刷して持参する方法も有効です。紙とアプリの併用が安心です。
落とし穴②:招待ナンバーは1人1枚。家族への共有はNG 招待ナンバーは1人につき1枚が発行される仕組みで、同じ番号を複数人で使い回すことはできません。家族や友人と一緒に来場したい場合は、それぞれが個別に事前登録する必要があります。また、来場者バッジの貸与や転売も固く禁止されており、発覚した場合は即退場となります。
落とし穴③:会場での電波・バッテリー問題 大規模展示会の会場では、来場者が集中するためモバイル回線が混雑しやすいことがあります。アプリの動作が重くなることも想定されるため、モバイルバッテリーの持参が推奨されます。事前にWi-Fi環境での使い方を確認しておくと安心です。バッテリー切れだけは防ぎたいところです。
FOODEX JAPANの魅力は、食品業界の専門家が最初に触れる「これから流行る食」に一足先に触れられる点にあります。アプリ内のNew Products Plazaや出展者検索を通じて、来場前からトレンドをリサーチできるのが大きな強みです。
2026年に最も話題を集めたキーワードのひとつが「Swicy(スウィーシー)」です。Sweet(甘い)とSpicy(辛い)を組み合わせた新しい味覚で、欧米のSNSを中心に広まっています。ハチミツ×唐辛子の「ホットハニー」や、甘辛ソースのトルティーヤスナックなど、辛さが苦手な層にも受け入れやすい複雑な味わいが特徴です。日本の食卓にも、2026〜2027年にかけて浸透してくる可能性があります。
もうひとつ主婦目線で注目したいのが「進化系こんにゃく」です。こんにゃくをヨーグルト風食品やサーモン風の植物性シーフードに仕立てた商品が続々登場しています。低カロリーで食物繊維が豊富、かつ原材料価格が比較的安定しているため、物価高の中でコストパフォーマンスが高い点が評価されています。スーパーの棚に並ぶ日も近いかもしれません。
さらに今年のFOODEXでは冷凍食品の技術進化を表彰する「Frozen of Future(フローズンオブフューチャー)」も開催されました。グッドアイディア部門では森永乳業の「バリッチェ」が、テクノロジー・イノベーション部門ではニチレイフーズの「レンジで冷たい 盛岡風冷麺」がグランプリを受賞。冷凍食品の進化は止まりません。こうした受賞商品は、スーパーに並んだタイミングで「あ、フーデックスで話題になってたやつ!」と気づけるようになります。アプリで事前情報をチェックしておくと、そういった気づきがぐっと増えます。
参考:2026年食トレンドのくわしい解説はこちら
FOODEX JAPANで見つける、2026年の食のトレンドの兆し|PR TIMES