味噌汁を毎日作っていても、だしの塩分はほとんど気にしていませんか?実は普通のだしの素1杯分(1g)に含まれる塩分だけで、一日摂取目安の約6%以上を占めています。
シマヤは明治23年(1890年)創業の老舗調味料メーカーで、山口県周南市に本社を置いています。1964年(昭和39年)に「シマヤだしの素」を発売して以来、家庭の食卓に欠かせない存在として親しまれてきました。
その老舗メーカーが2015年に発売したのが「塩分55%カットだしの素(粉末)」です。さらに、より厳しい塩分制限が必要な方向けに「塩分77%カットだしの素(顆粒)」も用意しています。
では、通常品との塩分差は実際どれくらいでしょうか?
| 商品 | 1g(みそ汁1杯分)あたりの食塩相当量 |
|---|---|
| シマヤ 通常のだしの素(粉末) | 約0.37g |
| シマヤ 塩分55%カットだしの素(粉末) | 0.15g |
| シマヤ 塩分77%カットだしの素(顆粒) | 約0.09g(目安) |
みそ汁は1杯あたりにだしの素を約1g使います。これが毎日1杯なら、55%カット品を選ぶだけで1年間で約80g弱の食塩摂取を減らせる計算になります。つまり健康への積み重ねが大きいということですね。
通常のだしの素の塩分量は、見た目以上に侮れません。高血圧学会が推奨する1日の塩分量は6g未満(高血圧の方)ですが、普通のだしの素で作った味噌汁1杯には、だし分だけで約0.37g〜0.4g含まれています。そこに味噌が加わると、1杯だけで約1.5〜2gになることも珍しくありません。
だしの塩分が多いのは見落としがちです。減塩を意識しているつもりでも、だしの素が「塩分の隠れた出どころ」になっている家庭は多くあります。
国立循環器病研究センター:シマヤ認定マーク取得企業の紹介(かるしお認定の詳細)
「かるしお」とは、国立循環器病研究センター(通称:国循)が推進する減塩の考え方で、「塩をかるく使っておいしさを引き出す」という発想を商品認定に結びつけた取り組みです。
認定を受けるには、単に塩分を減らすだけでは不十分です。医師・看護師・管理栄養士など30名以上が実際に試食し、おいしさと減塩の両立を確認した商品だけが認定されます。これは信頼できる基準ですね。
シマヤの「塩分55%カットだしの素」は2018年6月にかるしお認定を取得しました。認定のきっかけについて同社は「『やさしく、おいしく、減塩』というコンセプトがかるしおの考え方にまさしく当てはまった」と語っています。
その認定商品としてのこだわりは原料にも表れています。塩分を55%カットした分、かつおぶし粉末の量を通常品より45%多く使用(当社比)することで、風味の薄さをうまみで補う設計になっています。これが「味は普通のだしと変わらない」と多くのユーザーに感じてもらえる理由です。
腎臓病や高血圧で塩分制限が必要な家族がいる場合、医師からすすめられる前に取り入れやすい商品として、薬局やドラッグストアでの取り扱いが増えているのも、この認定マークの影響が大きいと言えます。
国立循環器病研究センター:減塩食についての基礎知識(高血圧と塩分の関係)
シマヤの減塩だしの素は、通常品とまったく同じ使い方ができます。これが最大のメリットです。
使用量の目安(4人分)は以下の通りです。
- 🍜 みそ汁・すまし汁:水600ml(3カップ)に対してだしの素4g(小さじ1杯)
- 🥘 煮物・肉じゃが:水600mlに対してだしの素4g
- 🥗 炒め物・だし炒め:具材全体に対して少量をふりかける
減らした塩分の分、使う味噌や醤油も少し控えると、さらに効果的な減塩ができます。たとえば、みそ汁1杯あたりに使う味噌を大さじ1(約1.5g塩分)から小さじ山盛り1(約1.2g塩分)に減らすだけでも、じっくりだしの旨みが引き立って薄さを感じにくくなります。
これは「旨みの相乗効果」によるものです。かつおぶしに含まれるイノシン酸と昆布のグルタミン酸を組み合わせると、単独で使うより4倍以上旨みが増すという研究結果があります。
シマヤの塩分55%カット品はかつおぶし粉末を通常品より45%多く使っているため、旨みの底上げによって「薄い」と感じにくい設計になっています。旨みで塩分の物足りなさをカバーしているということです。
| 料理 | だしの素の量(4人分) | 水の量 |
|---|---|---|
| みそ汁 | 4g(小さじ1) | 600ml |
| 煮物 | 4g(小さじ1) | 600ml |
| 鍋物 | 4g(小さじ1) | 600ml |
| 炒め物 | 少量(パラパラ) | 不要 |
だし巻き卵、肉じゃが、野菜の五目煮など、シマヤの公式サイトには減塩だしの素を使ったレシピが多数掲載されています。通常の和食レシピをそのまま置き換えて使えるので、特別なレシピ本を用意する必要はありません。
株式会社シマヤ公式:塩分55%カットだしの素を使ったレシピ一覧
シマヤの減塩だしの素には、主に2つのラインがあります。どちらを選べばいいかは、目的と使用シーンによって変わります。
🔵 塩分55%カットだしの素(粉末・かるしお認定)
- 形状:粉末タイプ
- ラインナップ:100g(5g×20袋)
- 特徴:かつおぶし粉末を通常品より45%多く使用。国立循環器病研究センターのかるしお認定取得。みそ汁1杯あたりの食塩相当量は約0.15g。
- おすすめの人:家族全員の食事に取り入れたい方・健康維持を意識している方
🔴 塩分77%カットだしの素(顆粒)
- 形状:顆粒タイプ(スティック型や大容量1kgパックあり)
- ラインナップ:4g×15本、4g×30本、顆粒1kg(500g×2袋)など
- 特徴:通常のシマヤかつおだしと比べて塩分を77%カット。チャック付きで保存しやすい。
- おすすめの人:医師から塩分制限を指示されている方・腎臓病・高血圧の家族がいる方
55%カットは、風味をほぼ変えずに手軽に減塩を始めたい方向きです。77%カットはより厳しい塩分管理が必要な方に向けた商品と考えると分かりやすいでしょう。
55%カットか77%カットかが判断の基準です。まず「健康維持が目的」なら55%、「医師の指示で減塩中」なら77%を選ぶのが適切です。
また、顆粒タイプ(77%カット)はスティックが個包装になっているものもあり、毎回計量せずに1袋でみそ汁4人分のだしが取れる手軽さが主婦には好評です。計量の手間が省けるのは大きなメリットですね。
日本人の平均的な塩分摂取量は、男性で約10g、女性で約9.3g(厚生労働省調査)とされており、厚生労働省が示す目標値(男性7.5g未満、女性6.5g未満)を大きく上回っています。
実は、毎日の味噌汁1杯がその超過に大きく貢献していることをご存じでしょうか。普通のだしの素で作った味噌汁は1杯あたり1.5〜2gの塩分を含むとされています。1日3食で毎朝1杯飲むとすると、1ヶ月で45〜60gもの食塩を、みそ汁だけで摂取している計算になります。
シマヤの55%カット品に切り替えるだけで、みそ汁のだし由来の塩分が1g当たり0.37gから0.15gに下がります。1食あたりたった0.2gの差でも、1年365日続けると約73gの塩分削減につながります。これは砂糖のスティックパック約73本分に相当します。小さな積み重ねが重要です。
注意しておきたい点もあります。
- 減塩だしの素は「塩分ゼロ」ではありません。料理全体の塩分バランスを考えて使うことが大切です。
- 味噌汁の場合、だしを減塩にしても味噌を通常量使うと効果が薄れます。だしの素と合わせて、味噌や醤油も減塩タイプに切り替えるとより効果的です。
- 「食塩無添加」タイプ(シマヤ「だしてんねん」など)とは別商品です。厳密な管理が必要な場合は、かかりつけの医師や管理栄養士に相談のうえ商品を選んでください。
日々の食事で無理なく減塩を続けるうえで、だしを「おいしさの味方」にするという発想が大切です。塩分を減らすのではなく、旨みを増やすことで満足感をキープするアプローチが、長続きする減塩のコツと言えます。
塩分制限が必要な家族がいる場合は、まず1袋ずつ試せる小分けタイプから始めるのがおすすめです。シマヤの塩分55%カットだしの素(100g・5g×20袋入り)は、1袋がみそ汁1杯分で使い切りなので、毎日の計量が不要で続けやすいのもポイントです。
無塩ドットコム:市販のだしの素に含まれる塩分量の比較と減塩だしの選び方
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