年会費を払い続けないと、取得した資格が突然失効します。
「ハーブティーに関する資格」と一口に言っても、実は10種類以上の民間資格が存在します。ハーブの国家資格は現時点で存在しないため、どれを選ぶかは目的次第です。
まず代表的な資格を整理しておきましょう。
| 資格名 | 主催団体 | 受験料の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ハーブティーブレンド・アドバイザー | ハーブティーブレンドマイスター協会 | 9,900円(本試験) | ティーブレンドに特化。講師活動も可能 |
| メディカルハーブ検定 | 日本メディカルハーブ協会(JAMHA) | 6,600円 | 独学可。医療・健康寄りの知識を習得 |
| ハーブプロフェッショナル | 日本技能開発協会(JSADA) | 16,500円 | 最短3週間。年会費・更新料なし |
| メディカルハーブセラピスト | 日本能力開発推進協会(JADP) | キャリカレ講座受講が必須 | 医療・福祉・美容の仕事に活用しやすい |
| ハーブインストラクター | 日本安全食料料理協会(JSFCA) | 10,000円 | 料理・栽培・ブレンドを幅広く学ぶ |
主婦の方がとくに注目しやすいのが「ハーブティーブレンド・アドバイザー」です。ハーブティーのブレンドに特化して学べることが最大の特徴で、ジュニアアドバイザー(初級)とアドバイザー(上級)の2段階に分かれています。趣味を深めたい方は初級から、将来的に認定教室を開きたい方は上級まで取得することが一般的なルートです。
一方で、ハーブを健康や医療的な観点から学びたいという方には「メディカルハーブ検定」が向いています。公式テキスト1冊(3,850円)を使った独学が可能で、受験料6,600円という費用面のハードルの低さも魅力です。
いずれの資格も難易度は初心者〜中級者向けが中心で、ゼロからスタートしても無理なく取得できます。それが主婦の方にも人気を集める理由の一つです。
資格取得の費用は「受験料だけ」ではありません。これが大事な点です。
多くの資格では、合格後に認定を受けるための「認定料」と、資格を維持するための「年会費」が毎年発生します。たとえばハーブティーブレンドマイスター協会の場合、資格取得時には以下のコストがかかります。
- 🔑 入会手数料:5,500円(初年度のみ)
- 🔑 初年度年会費:5,500円
- 🔑 資格認定料:5,500円(初回のみ)
- 🔑 2年目以降の年会費:毎年5,500円
上記に加えて、本試験の受験料(9,900円)と公式テキスト代(3,850円)も必要になります。アドバイザー資格を取得するまでのトータルは、最低でも約3万円前後になると見ておくとよいでしょう。
年会費が5,500円というのは、毎月に換算するとおよそ460円です。コーヒー1杯分程度の出費ともいえます。しかし注意が必要な点は「年会費を払い続けている間だけ資格が有効」という仕組みを持つ資格が多いことです。うっかり更新を忘れると、せっかく取得した資格が失効してしまいます。
つまり資格選びは条件が重要です。
年会費・更新料なしのほうがよい方には「ハーブプロフェッショナル(ラーキャリ)」や「ハーブインストラクター(JSFCA)」がおすすめです。取得費用は39,500円〜59,800円と高めに見えますが、取得後の維持コストがかからないため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いといえます。
一般社団法人ハーブティーブレンドマイスター協会|認定資格取得費用のご案内(ジュニアアドバイザーからマイスターまでのステップと費用が詳しく記載されています)
「独学で取れる」と聞いてテキストを買ったものの、実技要件を見落として結局スクールに通い直した…というケースは珍しくありません。独学と通信講座、どちらが自分に向いているかを事前に見極めることが大切です。
ハーブティーブレンドマイスター協会の「ハーブティーブレンド・アドバイザー」を例に取ると、独学での受験は可能ですが、合格後に資格認定を受けるためには「マイスター校での実技講座(6,600〜8,800円)」の受講が必須です。座学は独学で済ませられても、実技だけは必ず通学が必要になります。
一方、認定教室やマイスター校が主催する「検定講座」を受講してから試験に臨む場合は、合格後すぐに資格申請が可能です。座学と実技をまとめて学べるため、スムーズに資格取得まで進めます。費用は各スクールによって異なりますが、独学ルートと認定講座ルートのトータルコストは「ほぼ同額」になるよう設計されています。
通信講座を選ぶ場合のポイントをまとめると以下のとおりです。
- 📌 サポート期間:最短3週間〜最長3年など、生活スタイルに合わせて選べるか
- 📌 学習量:テキスト1〜2冊のものから、動画・添削付きの充実した内容のものまで幅がある
- 📌 W資格取得:諒設計アーキテクトラーニングの講座では「メディカルハーブカウンセラー+ハーブインストラクター」の2資格を1つの講座でまとめて取得できる
忙しい主婦の方には、スキマ時間に学べてサポート期間が長い通信講座が向いています。育児や家事の合間に1日15〜30分程度の学習を続けるスタイルが現実的で、ラーキャリの「ハーブプロフェッショナル資格取得講座」は最短3週間から最長3年のサポート期間を設けているため、マイペースに学習したい方にも対応できます。
独学か通信かは目的で決まります。
資格を取ったからといって、すぐにハーブティーを販売できるわけではありません。これは意外と見落とされやすいポイントです。
2021年6月1日に施行された改正食品衛生法により、ハーブティーをブレンドして販売する場合には、保健所への「営業届出」が義務化されました。以前は特に届出が不要なケースも多かったのですが、現在はオリジナルブレンドのハーブティーを小分けして袋詰めして販売する行為は、「製造業」に該当するため届出が必須です。
さらに届出をする際には「食品衛生責任者」の資格を証明する書類が必要です。食品衛生責任者は、各都道府県が実施する6時間程度の養成講習を受講することで取得できます。調理師・栄養士・薬剤師などの資格保有者は講習が免除されます。
注意が必要なのは「密封包装」の方法です。
パウチ包装など密封包装の方法でハーブティーを製造・販売する場合、「密封包装食品製造業」に分類され、厳格な設備基準が必要な「営業許可」が必要になります。一般の自宅キッチンでは許可が下りない可能性が高いため、販売を検討している方は事前に所轄の保健所に相談することをおすすめします。
整理するとこうなります。
- ✅ 既製品を仕入れてそのまま販売 → 届出不要
- ✅ ドライハーブを小分け・ブレンドして袋詰め販売 → 保健所への届出が必要
- ⚠️ パウチ(密封)包装で販売 → 「密封包装食品製造業」として営業許可が必要(自宅では許可取得が困難)
自宅サロンでハーブティーを無料提供する、あるいはワークショップで参加者に飲んでもらう分には届出は不要です。しかし「有料で販売する」となった瞬間に法的な手続きが発生することを、しっかり覚えておきましょう。
日本メディカルハーブ協会|ハーブティーを製造・販売する場合の営業届について(改正食品衛生法の詳細と対応すべきケース別の解説が掲載されています)
資格を取得した後、どのように活用するかのイメージを持っておくことはモチベーション維持の面でも重要です。実際に資格保有者が取り組んでいる活動を見てみましょう。
まず「認定教室の開講」です。ハーブティーブレンド・アドバイザーを取得し、インストラクター養成講座も修了すれば、自宅で協会公認の検定対応講座を開催することができます。生徒さんからレッスン費を受け取りながら、ハーブティーの楽しさを伝える活動は、主婦の方が自宅の一室を活用して始めやすい形です。
次に「ハーブティーのワークショップ開催」です。公民館やカルチャーセンターを借りて不定期でワークショップを開催するスタイルは、教室運営ほど設備投資が不要で気軽に始められます。この場合は有料販売をしなければ食品衛生法上の届出も原則不要です。
さらに「ハーブティーのオンライン販売」も選択肢の一つです。この場合は前述の食品衛生法上の届出が必要になりますが、minneやCreemaといったハンドメイドマーケットを活用して小規模からスタートすることも可能です。ただしこちらは開業届や所得税の申告など別の手続きも発生するため、副業としての規模感を見定めながら進めるのが賢明です。
資格はスタートラインです。
どの方向で活用するかによって、次に必要な準備(食品衛生責任者の取得・インストラクター講座の受講・開業届の提出など)が変わってきます。ゴールを先に決めてから、そこに必要な資格を選ぶという順番で考えると、遠回りが少なくなります。
ハーブティーブレンドマイスター協会|アドバイザー・マイスターの活動内容と特典(認定教室開設・スクール運営などビジネス活用の詳細が確認できます)

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