カップヌードル トムヤムクンの味とアレンジで簡単時短献立

カップヌードル トムヤムクンの酸っぱ辛い味は好き嫌いが分かれますが、家族の食事作りに悩む主婦にとって時短で本格エスニックが楽しめる便利アイテム。アレンジレシピで家族も喜ぶ食卓になるでしょうか?

カップヌードル トムヤムクン

この記事で分かること
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トムヤムクンの味わい

酸っぱ辛いスープと本格的なタイ料理の再現度

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具材アレンジレシピ

家族に合わせた味変テクニックと時短活用法

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カロリーと栄養情報

健康を気にする主婦が知りたい栄養成分

カップヌードル トムヤムクンの味の特徴

 

カップヌードル トムヤムクンは、タイ日清の協力により開発された本格的なエスニックカップ麺です。2014年の発売当初は人気すぎて販売停止になるほど注目され、現在ではカップヌードルのレギュラー商品として定着しています。スープの最大の特徴は「酸っぱ辛い」味わいで、レモングラスとライムリーフが香る別添のトムヤムペーストがポイントになっています。魚介のうまみをベースにココナッツミルクの風味を効かせたクリーミーなスープは、本格的なタイ料理のお店で食べるトムヤムクンの味に近い再現度の高さが評価されています。

 

ただし、独特の酸味と辛味が強いため、好き嫌いが分かれる味でもあります。アンケート調査によると、約2割の人が「まずい」と感じており、「癖のある味で、辛くて酸っぱい味はあんまりおいしくない」「ただ酸っぱ辛いだけ」という意見も見られます。一方で8割の人は「普段味わえないような風味が新鮮でおいしい」と評価しており、酸っぱいものや辛いものが好きな人には間違いなくハマる味だといえます。スープの酸味や辛味が強い分、相対的に旨味は弱く感じられますが、麺の旨味がより楽しめるという意外な発見もあります。

 

トッピングは、柔らかく仕上がったマッシュルームと香ばしい風味の味付エビが入っています。マッシュルームは噛むとトムヤムクンのスープがじわっとしみ出し、エスニックな商品にぴったりの食感です。エビは魚介系の旨味がスープとの相性抜群で、欠かせない具材となっています。さらに、2018年のリニューアルから新製法のパクチー(コリアンダー)が導入され、香り豊かな仕上がりになっています。

 

カップヌードル トムヤムクンのカロリーと栄養成分

日々の食事作りに気を使う主婦にとって、カロリーや栄養成分は重要な情報です。カップヌードル パクチー香るトムヤムクンは、1食75gあたり354kcal、たんぱく質7.8g、脂質16g、炭水化物44.6gとなっています。塩分はナトリウム換算で5000mgと高めなので、血圧が気になる方は注意が必要です。

 

2024年に登場した「カップヌードル パクチー香るトムヤムクン ビッグ」は、麺量が通常の60gから80gに増量されており、1食100gあたり475kcal(めん・かやく381kcal、スープ94kcal)、塩分6.8gとなっています。ビッグサイズでコク深くクリーミーなトムヤムクンながら、カロリーは思ったほど高くありませんが、塩分はこのボリュームを考慮するとやや高めです。育ち盛りのお子さんや、しっかり食べたい家族にはビッグサイズがおすすめですが、通常サイズでも野菜や卵などをトッピングすることで栄養バランスを整えられます。

 

カップヌードルは手軽に食べられる反面、栄養バランスが偏りがちです。食事作りで忙しい日でも、サラダや果物を添えることで、ビタミンやミネラルを補うことができます。また、トムヤムクンに含まれるレモングラスやライムリーフなどのハーブには、消化を助ける働きがあるといわれており、単なるインスタント食品以上の魅力があります。

 

カップヌードル トムヤムクンの簡単アレンジレシピ

そのまま食べても美味しいカップヌードル トムヤムクンですが、ちょっとした具材を足すだけで家族好みの味に変身します。特に酸っぱさや辛さが苦手な家族がいる場合、アレンジで食べやすくできるのがポイントです。

 

最も手軽なのが「コーヒーフレッシュ」を2〜3個加える方法です。ココナッツミルクの代わりにコーヒーフレッシュを入れることで、スープがクリーミーになり、酸味と辛味の角が取れてまろやかな味わいになります。利便性とコスパを考えれば、本格的なココナッツミルクを買わなくても十分満足できるアレンジです。1個5mlなら2個がベストで、3個以上入れると植物性油脂特有の舌触りが気になることがあります。

 

意外なアレンジとして「パイナップル」を薄くスライスしてトッピングする方法があります。缶詰の甘いシロップ漬けではなく、生のパイナップルをカットしたものを使うのがコツです。熱と辛さでパイナップルの酸味が強調され、トロピカルな甘酸っぱさが酸っぱ辛いスープにベストマッチします。針生姜のように細めに切ると食べやすく、スープに馴染んだパイナップルはいつもと違う本格感を演出してくれます。

 

具材を追加して栄養バランスを整えるなら、「もやし、パクチー、ミニトマト、ねぎ、チーズ」などがおすすめです。もやしは安価でボリュームアップでき、ミニトマトは加熱すると甘みが増してスープに深みを与えます。チーズを入れることでまろやかさが増し、お子さんでも食べやすくなります。YouTubeで紹介されている小森純さんのアレンジレシピでは、これらの具材を使って本場のトムヤムクンの味にバージョンアップさせており、具沢山でよりリアルなトムヤムクンに仕上がると評判です。

 

また、「バターとポッカレモン」をちょい足しする方法も人気です。バターの濃厚さが加わり、レモンでさらに酸味をプラスすることで、かなり満足度の高い味に仕上がります。辛さが苦手な方は、トムヤムペーストを全部入れずに量を調節すれば、辛さレベル1程度に抑えることもできます。

 

カップヌードル トムヤムクンで時短献立を実現

忙しい主婦にとって、カップヌードル トムヤムクンは時短献立の強い味方です。お湯を注いで3分待つだけで本格的なエスニック料理が完成するため、平日の昼食や夜食、急な来客時にも重宝します。ただし、カップ麺だけでは栄養バランスが偏るため、上手に組み合わせることが大切です。

 

例えば、カップヌードル トムヤムクンにサラダとフルーツを添えるだけで、ビタミンやミネラルが補えます。また、茹で卵やサラダチキンを加えれば、たんぱく質も増やせます。調理時間は5分程度で済むため、時間がない日でもバランスの良い食事が用意できます。

 

さらに、カップヌードル トムヤムクンを使った「炒飯」のアレンジレシピもあります。日清食品の公式サイトでは、カップヌードルを調理せずに砕いた麺と調味料を使って炒飯を作る方法が紹介されています。白米、卵、油を用意すれば、エスニック風味の炒飯が簡単に完成します。お弁当のおかずや夕食の一品としても活用でき、レパートリーが広がります。

 

小鍋でトムヤムヌードルを作る時短レシピもおすすめです。フライパンでチャンポン麺を軽く焦げ目がつくまで焼き、別の鍋でエビ、シメジ、ミニトマトを炒めてから水と調味料を加えて煮立たせます。調理時間は10分程度で、見た目も華やかなタイ屋台気分の一品が完成します。家族の夕食やおもてなしにも使える時短レシピです。

 

カップヌードル トムヤムクンを家族で楽しむコツ

カップヌードル トムヤムクンは独特の酸味と辛味があるため、家族全員が好む味とは限りません。特に小さなお子さんや辛いものが苦手な家族がいる場合は、工夫が必要です。

 

まず、トムヤムペーストの量を調節することで辛さをコントロールできます。ペースト抜きなら辛さレベル1程度、全入れならレベル3程度になるため、家族の好みに合わせて加減しましょう。また、コーヒーフレッシュやバター、チーズなどの乳製品を加えることで、辛さと酸っぱさがマイルドになり、お子さんでも食べやすくなります。

 

別々の味を楽しみたい場合は、家族それぞれが好きなトッピングを選べる「トムヤムクンバー」スタイルもおすすめです。もやし、ミニトマト、パクチー、ねぎ、チーズ、パイナップル、バター、コーヒーフレッシュなどを小皿に用意し、各自が好きな具材をトッピングします。家族でわいわい楽しみながら食べられるため、特別な日のランチやおやつタイムにぴったりです。

 

トムヤムクンが苦手な家族には、同じカップヌードルシリーズの他の味を用意するのも良いでしょう。定番のカップヌードル、シーフード、カレーなどと一緒に食べ比べをすれば、家族全員が満足できます。その日の気分で味を選ぶ楽しみもあり、食卓が盛り上がります。

 

また、意外と知られていないのが、カップヌードル トムヤムクンの英語表記です。通常の「CUP NOODLE」ではなく、日本国外の標準表記である「CUP NOODLES」が採用されています。これは製品開発においてタイ日清など海外現地法人の協力を得ていることを示すためで、パッケージをよく見ると気づく小さなこだわりです。家族との会話のネタにもなる豆知識です。

 

忙しい毎日の中で、手軽に本格的なエスニック料理を楽しめるカップヌードル トムヤムクンは、食事作りに悩む主婦の強い味方です。アレンジ次第で家族全員が楽しめる一品になるため、ぜひ試してみてください。

 

 


カップヌードル レギュラー 日清食品 カップ麺 78g×20個