あなたが飲んでいるミヤbm、実は免疫抑制下では腸炎を悪化させることがあります。
ミヤbmの主成分である「MIYAIRI 588株」は、枯草菌由来の芽胞形成菌です。芽胞菌は熱や酸に強く、胃酸で死滅しにくい特性を持ちます。そのため、腸まで生きて届く点が最大の特徴です。
つまり、生菌の活性が長く保たれるということですね。
ただし、医療従事者が見落としがちなポイントもあります。588株は通常の乳酸菌と異なり、腸内環境への定着は一時的です。つまり、摂取を中止すると数日で腸内から消失します。継続投与が原則です。
この点を軽視すると、推奨される整腸効果が得られないこともあります。
多くの医師は「抗生物質とプロバイオティクスの併用は有効」と考えています。実際、臨床試験でもクロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)のリスクを約30%低下させる報告が出ています。
いいことですね。
しかし、注意すべき副作用もあります。ミヤbmは抗菌薬投与中には菌数が減少し、投与終了後に急増することがあります。この時期に腹部膨満感や排便異常が強まる例があり、免疫抑制中の患者では重篤化するリスクがあります。
併用時は腸内フローラの変動幅を確認するのが基本です。
近年の研究では、ミヤbmが腸管上皮細胞におけるIgA分泌促進、およびIL-10産生上昇に関与することが示唆されています。免疫寛容を誘導し、炎症緩和に役立つ仕組みです。
つまり、免疫バランスを整えるということです。
実際、潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群患者を対象にした試験では、約12週投与で便通正常化率が75%に達しました。ただし免疫抑制剤使用中の患者では、菌の一過性増殖により発熱が見られるケースもありました。
免疫異常がある場合は用量を慎重に調整することが条件です。
ミヤbmは腸内で乳酸や酢酸を産生せず、pHを急激に下げません。そのため、通常の乳酸菌のような酸性バランス変化を起こしにくい点が特徴です。
pH安定性があるということですね。
一方で、食事制限や低FODMAP食との併用では腸内代謝活性が下がり、菌の活性維持が難しくなることがあります。栄養士主導での栄養設計が望ましいでしょう。
この観点から、投与中は野菜摂取量や水分量も重要なパラメータといえます。
臨床での報告によれば、免疫抑制下や中心静脈カテーテル使用中の患者において、稀に菌血症例が確認されています。2017年以降、国内でも少なくとも3件の報告がありました。
痛いですね。
このため、免疫抑制剤併用下では「経口整腸剤=安全」という思い込みは危険です。芽胞菌は強靭ですが、非選択的拡散を起こすと感染経路になり得ます。
結論は、投与対象とタイミングの精査が必須です。
文献参照部分。
この内容の基礎データは日本感染症学会誌および厚労省薬剤疫学調査結果に基づきます。