月に10回しか使わないと、実は毎月324円損しています。
JR赤羽駅に直結する「エキュート赤羽」で提供されているパンサブスクは、月額定額でパンやドーナツをお得に受け取れる人気サービスです。正式には「JRE MALLオーダー」を通じたサブスクリプションプランとして運営されており、JR東日本が手がけるエキナカサービスの一環です。
料金の基本構造は、月額3,240円(税込)を支払うことで、エキュート赤羽内の対象4店舗にて1日1個・月20回まで、324円(税込)以内のパンやドーナツを無料で受け取れるというもの。1ヶ月フル活用した場合のお得さを計算すると、こうなります。
| 項目 | 通常購入 | パンサブスク |
|---|---|---|
| 月20回パンを購入 | 6,480円(324円×20回) | 3,240円 |
| 1個あたりの実質価格 | 324円 | 162円 |
| 節約額 | — | 3,240円(約50%OFF) |
つまり月20回使い切ると、実質1個あたり162円でパンやドーナツが手に入る計算です。コンビニのパンより断然お得ということですね。
一方、元を取れる最低ラインは月10回(3,240円÷324円)。月10回未満しか利用しない場合は、通常購入より割高になってしまいます。赤羽駅を週2〜3回以上通過する生活パターンの方にとって、メリットが大きいサービスです。
利用申し込みは「JRE MALLオーダー(shopping.jreast.co.jp/order)」のサイトから行います。2025年9月末にJREパスポートのサービスが終了したため、現在はJRE MALLオーダーが申込窓口となっています。この変更を知らずに以前の方法で探している方もいますので、注意が必要です。
JRE MALLオーダー エキュート赤羽 パンサブスク申し込みページ(JR東日本公式)
エキュート赤羽のパンサブスクで利用できる店舗は全部で4つ。それぞれ個性が全く異なり、飽きずに毎日通える魅力があります。
まず改札内にある「ル ビアン(LE BIHAN)」は、1913年にフランス北西部のブルターニュで創業した老舗パン屋のブランドです。100年以上の歴史を持つ本格派で、職人技で焼き上げるクロワッサンやハードパンが自慢。カリッとした皮とふんわりした中身で、噛むたびに小麦の香りが広がります。サブスク対象品はクロワッサン、パイ・コルネ、メロンパン、クルミこしあんフランスなど。さらにサブスク会員限定で「ドリンク30円オフ・食パン1斤30円オフ」のクーポンも受け取れます。
同じく改札内の「はらドーナッツ はらロール エキュート赤羽店」は、神戸発のヘルシードーナツ専門店です。豆乳とおからを生地に使用し、防腐剤・保存料を一切不使用という安心感が主婦層から支持されています。油たっぷりのイメージが強いドーナツですが、はらドーナッツなら体に優しい素材で作られているので朝から気兼ねなく食べられます。
改札外にある「ヴィ・ド・フランス エクスプレス エキュート赤羽店」は、「フランスの生活」という店名のとおり、日常に溶け込むカジュアルなベーカリーカフェです。1983年の日本進出以来、幅広い世代に親しまれてきました。改札前の立地なので、電車の乗降と同時にサッと立ち寄れます。対象品はくるみパン、ショコラフランス、ハッシュドポテトパン、こだわりのメロンパンなど。
そして赤羽ならではの特別感があるのが、改札外の「赤羽あんこ エキュート赤羽店」です。大正14年創業の地元製餡メーカー「王子製餡」のあんこを使い、ヴィ・ド・フランス監修のデニッシュ生地で包んだご当地スイーツが看板商品。甘さ控えめで滑らかな口当たりのあんこと、バターの香り豊かなパリッとしたデニッシュ生地の相性は絶品です。
店舗をローテーションして使えば、同じ月でも飽きることなく毎日違うパンやドーナツを楽しめます。これは使えそうです。
JREパスポートの終了から、パンサブスクの申し込み先が変わりました。現在は「JRE MALLオーダー」が申込窓口です。使い方の手順はシンプルなので、スマホ操作に慣れていない方でもスムーズに登録できます。
ステップ1:JRE MALL会員登録
まず「JRE MALL(shopping.jreast.co.jp)」で会員登録を行います。メールアドレスとパスワードを設定するだけで完了です。JRE POINTカードや交通系ICカードとの連携は後から設定できます。
ステップ2:パンサブスクを申し込む
JRE MALLオーダーの「サブスクを探す」ページから「エキュート赤羽」を選択し、「パンサブスク(月額3,240円)」を申し込みます。支払いはクレジットカードまたはJRE POINTで行います。
ステップ3:店舗でスマホを提示する
申し込み完了後、使いたい日にJRE MALLオーダーのマイページを開きます。利用する店舗を選択してから、その店頭でスマホ画面を提示するだけで、対象のパンやドーナツを受け取れます。
気をつけるポイントが1つあります。月20回の利用回数は月初に自動でリセットされますが、翌月に繰り越すことはできません。月末に「まだ余ってる!」と気づいても取り戻せないので、計画的に使うことが大事です。
また、サブスクを解約したい場合はJRE MALLオーダーのマイページから「サブスクを使う/解約する」のページへ進みます。次回更新日の前日までに解約手続きを行えば、翌月の課金を止められます。解約忘れを防ぐために、スマホのカレンダーにリマインダーを入れておくのが安心です。
JRE MALLオーダー サブスクリプション利用ガイド(JR東日本公式)
月3,240円をしっかり元を取るには、計画的な使い方が肝心です。
まず確認しておきたいのが、1日1個という上限ルールです。1日に複数店舗でまとめて受け取ることはできません。「今日は2個もらっておこう」という使い方はできないので、毎日コツコツ通うスタイルが前提になっています。
朝の家事や買い物ついでに駅を通るタイミングで習慣化するのが、いちばん自然な使い方です。週5日通えば月20回のフル活用が現実的になります。
賢い活用のヒント①:家族の朝食や弁当に組み込む
毎朝1個受け取ってきてそのまま朝食に使えば、家族分のパン代が浮きます。ル ビアンのクロワッサンやヴィ・ド・フランスのくるみパンは、子どもにも喜ばれる定番メニューです。
賢い活用のヒント②:店舗をローテーションして飽きを防ぐ
同じ店ばかりだと飽きがちです。月曜はル ビアン、火曜ははらドーナッツ、水曜は赤羽あんこ……というようにローテーションを決めておくと、マンネリを防げます。4店舗あるので、1週間サイクルで回しても十分バリエーションがあります。
賢い活用のヒント③:ル ビアンのクーポンを忘れずに使う
サブスク会員は「ル ビアン」で「ドリンク30円オフ・食パン1斤30円オフ」のクーポンを受け取れます。このクーポンは1日何回でも使えるので、コーヒーと一緒に毎日テイクアウトするなら積み重ねて節約になります。
月の損益分岐点を意識する
月10回を下回ると割高になる計算なので、月10回=週2〜3回ペースをキープするのが最低ラインです。旅行や体調不良で使えない日が続きそうなときは、月末までに取り戻せるか逆算しておきましょう。
| 月の利用回数 | 支払額 | 実質単価 | 通常購入との比較 |
|---|---|---|---|
| 5回 | 3,240円 | 648円/個 | +1,620円の損 |
| 10回(損益分岐) | 3,240円 | 324円/個 | ±0円 |
| 15回 | 3,240円 | 216円/個 | −1,620円お得 |
| 20回(フル活用) | 3,240円 | 162円/個 | −3,240円お得 |
損益分岐点が10回というのが条件です。自分の生活リズムに合わせて判断してみてください。
多くのブログやSNSではパンサブスクの「お得さ」だけに注目しがちですが、実はJRE POINTとの組み合わせで節約効果をさらに積み上げる方法があります。これはあまり知られていない活用法です。
JRE MALLオーダーでサブスクを申し込む際、クレジットカードで決済するとJRE POINTが100円につき1ポイント貯まります。月額3,240円なら毎月30ポイント以上が自動的に貯まります。さらに、決済にビューカード(JR東日本のクレジットカード)を使うと最大3.5%のJRE POINTが貯まるため、1ヶ月あたり最大113ポイントの獲得が見込めます。
1ポイント=1円として使えるので、1年継続するだけで約1,300〜1,350ポイント以上が積み上がる計算です。これは食料品や日用品の購入に充てられます。
また、エキュート赤羽ではJRE POINTカードやJRE POINTアプリを提示することで、通常のお買い物でも100円(税抜)につき1ポイントが貯まります。パンサブスクの利用と合わせてポイントカードを提示する習慣を付けておくと、二重取りに近い節約効果が生まれます。
パンサブスクの節約額(最大年間38,880円)と合わせると、上手に活用すれば1年間で4万円以上の節約につながるポテンシャルがあります。食費の見直しを考えている方にとって、まず試してみる価値は十分あります。
ただし、JRE POINTの利用にはJRE MALL会員とJRE POINTの連携設定が必要です。申し込みの際に一緒に設定しておくことをおすすめします。
JRE POINTとビューカードのお得な活用について(JR東日本公式)