月会費を払っていれば送料はずっと無料、だと思っていませんか?
サミットネットスーパーの最大の特徴は、「月会費制サブスクリプション」という料金体系です。多くのネットスーパーが注文ごとに配送料を請求するのに対し、サミットは毎月一定額を支払うことで、何回注文しても配達料が0円になる仕組みを採用しています。
月会費の金額は住居の種類によって異なります。戸建てにお住まいで、敷地内に専用の鍵付きロッカー(保管庫)を設置できる方は月額660円(税込)、マンションや集合住宅にお住まいの方は月額990円(税込)となっています。この差額の330円は、ロッカー設置の有無と宅配の手間の違いを反映したものです。
つまり構造はシンプルです。月会費を払えば、何度注文しても追加の配達料はかかりません。
ただし、一点だけ注意が必要な条件があります。1回の注文合計金額が税抜1,500円(税込1,650円)未満の場合は、別途サービス料として110円(税込)が加算されます。牛乳1本や卵1パックだけを頼むような「ちょこっと注文」の場合には、110円が上乗せされることになります。税抜1,500円以上が基本です。
他社の主要ネットスーパーと比べると、イオンネットスーパーが1回330円前後、楽天マートが3,500円未満の注文で330円の配送料がかかります。月に3回以上サミットネットスーパーを使うなら、月会費990円を払ったほうが送料の合計より安くなります。これは使えそうです。
「月会費を払えば送料無料」というのは正確ではなく、実際にはいくつかの条件をすべて満たした場合に、はじめて配達料が0円になります。この3つの条件を確認しておきましょう。
まず第1の条件は、サミットカード会員であることです。サミットネットスーパーに申し込むには、サミットのポイントカード(サミットカード)の会員登録が必要です。登録自体は無料ですが、先にカードを作っておかないと申し込みができません。サミットの店頭またはオンラインで事前に登録しておくのが条件です。
第2の条件は、1回の注文金額が税抜1,500円以上であることです。前述のとおり、この金額を下回ると110円のサービス料が発生します。1週間分の食材をまとめて注文する使い方が向いています。
第3の条件は、配達エリア内に居住していることです。サミットネットスーパーは2022年10月に砧店からスタートし、2025年11月時点で20拠点まで拡大しています。東京都内(世田谷区・杉並区・練馬区など)と神奈川県の一部が主なエリアです。郵便番号で配達可否を確認できるので、まず公式サイトで調べてみてください。
3つの条件がそろえば、追加の配達料なしで何度でも注文できます。エリア確認が最初のステップです。
月会費さえ払えば完璧、と思っているとここで損をするケースがあります。送料無料の月会費制に隠れた、意外な追加コストが3種類あります。
① 再配達料:550円
集合住宅で置き配ができない部屋の場合、配達時に不在だと再配達依頼が必要になります。この再配達には別途550円(税込)がかかります。当日17時30分までに受付すれば19時までに再届けしてもらえますが、時間指定はできません。翌日にまたいだ場合は再配達料を再度払うことになります。痛いですね。
月に2回も再配達が発生すると、それだけで1,100円の追加出費です。戸建てで専用ロッカーを設置すれば不在でも受け取れるため、この問題は解決できます。集合住宅の方は注文当日の在宅スケジュールを意識するのが現実的です。
② 不在キャンセルによる生鮮品の全額請求
集合住宅で置き配もできず、再配達も間に合わなかった場合、商品は翌朝10時30分以降にキャンセル扱いとなります。このとき、生鮮品(青果・鮮魚・精肉)、惣菜、パン、冷凍・冷蔵品については、商品代金を全額負担する必要があります。商品を受け取っていないのに代金だけ払う形になるので、これは注意が必要です。
③ 退会が遅れると翌月会費が発生する
退会を希望する場合は、退会したい月の前月25日までに電話で連絡しなければなりません。26日以降に連絡した場合、翌月分の月会費(660〜990円)が自動的に発生します。「今月いっぱいで辞めよう」と思っても、26日以降の連絡では間に合わないということです。退会は25日までが条件です。
月会費制というモデルの場合、「そもそも元が取れているのか」という視点が大切です。他社ネットスーパーとの送料を比較しながら、何回使えばお得かを計算してみましょう。
主な競合他社の1回あたりの配送料は、イオンネットスーパーが165〜330円(購入額により変動)、楽天マートが税抜3,500円未満で330円、グリーンビーンズが110〜770円(エリア・時間帯で変動)です。仮に平均的な配送料を1回330円として計算すると、以下のようになります。
| 月の利用回数 | 他社送料合計(330円×回数) | サミット月会費(集合住宅) | 差額(節約額) |
|---|---|---|---|
| 1回 | 330円 | 990円 | ▲660円(損) |
| 2回 | 660円 | 990円 | ▲330円(損) |
| 3回 | 990円 | ±0円(トントン) | |
| 4回以上 | 1,320円〜 | 990円(固定) | ✅ お得! |
集合住宅の方は月3回以上の利用がトントン、4回以上でお得になる計算です。週1ペースで使う方なら月4〜5回になりますから、月990円の月会費は十分に元が取れます。戸建て(月660円)の方は、月2回の利用でほぼ元が取れます。つまり「週1回」使うかどうかが基準です。
逆に、月に1〜2回しか使わない場合は、都度送料を払う他社サービスを使ったほうが合計出費は少なくなる可能性があります。ライフスタイルに合った選択が大切です。
「サミットはチラシのセール品も注文できる」という認識は、一部正しくて一部間違っています。ここは特に注意が必要な部分です。
サミットネットスーパーでは、チラシ掲載の「お買得品(一部)」は注文可能です。しかし、「カレー・シチュー2割引」「ひき肉全品2割引」などの割引セール品はネットスーパーの対象外となっています。また、日替わり特売や均一セールもネットスーパーには適用されません。店頭価格とネットスーパー価格が異なるケースもあります。
これは意外ですね。「チラシを見てネットで注文すれば楽チン」と思っていた方には盲点になるポイントです。セール品を狙う場合は、実店舗に足を運ぶほうが割安になる場合があります。ネットスーパーは「手間の節約にはなるが、最安値追求には不向き」と割り切って使うのが正解です。
一方でポイント面は優秀です。サミットネットスーパーでの買い物も、サミットカードのポイントが通常通り貯まります。税抜200円ごとに1ポイント付与されるため、頻繁に利用すればするほど実店舗と同じペースでポイントが蓄積されます。月会費の支払いにポイントを充当する機能はありませんが、日々の買い物でコツコツ貯める使い方には向いています。
また、支払い方法はクレジットカードまたはatone翌月払い(コンビニ/口座振替)のみで、現金払いには対応していません。キャッシュレスが前提のサービスです。クレジットカードをまだ登録していない場合は、先に用意しておく必要があります。