渋谷のランチで3,000円以下は使いすぎだと思っていませんか。
渋谷道玄坂のマークシティそばの路地に、2007年から営業を続けているのが「Tharros(タロス)」です。イタリア・サルデーニャ島の郷土料理に特化した、日本でも数少ない専門店として食通の間では知る人ぞ知る存在です。食べログ「イタリアン TOKYO 百名店 2021」にも選出されており、その実力はお墨付きといえます。
店名の「タロス」は、サルデーニャ島西部の海岸に残る「タロス遺跡」から由来しています。フェニキアや古代ローマ文明が花開いた場所で、様々な文化が交錯した多様性の街。その精神を渋谷の地に再現したいというオーナーの想いが込められています。意外なことですね。
渋谷という繁華街のど真ん中にありながら、青いウッドデッキが目印の店内は落ち着きがあり、まるでサルデーニャの港町に迷い込んだような雰囲気を醸し出しています。席数は40席で、ランチとディナーともに予約ができるため、友人との女子会や記念日のお食事にも使いやすいお店です。
アクセスは井の頭線「渋谷駅」より徒歩1分、JR・東京メトロ「渋谷駅」より徒歩3分と、電車利用が便利です。定休日は月曜日で、ランチタイムは12:00〜15:00(L.O.14:00)、ディナーは18:00〜23:00(L.O.22:00)となっています。
サルデーニャ料理専門店として2007年のオープン以来、18年以上も渋谷で愛され続けているお店です。
参考:タロス公式サイト(アクセス・メニュー・コンセプトの詳細が確認できます)
Tharros(タロス)公式サイト
サルデーニャ料理と聞いてもピンとこない方がほとんどではないでしょうか。まずは代表的な2大名物メニューを理解しておくと、お店での注文がぐっと楽しくなります。
まず外せないのが「フレーグラ(Fregola)」です。これはサルデーニャ島独特のつぶつぶパスタで、直径3〜6ミリほどの小粒がコロコロと並ぶ見た目が愛らしい一品。タロスの名物「新鮮貝類のフレーグラ」は、ムール貝やアサリなどを煮込んだ旨味あふれるスープとともにいただくもので、フランスのクスクスとよく似た食感ながら、イタリアらしいトマトベースのスープとの相性が抜群です。つぶつぶパスタが旨味をしっかり吸い込んでいるため、一口食べると「これは他にはない!」と驚くこと間違いなしです。
次に「ボッタルガ(Bottarga)」。これはいわゆる「からすみ」で、ボラやマグロの卵巣を塩漬けにして乾燥させたイタリアの珍味です。日本のからすみと比べると塩気がマイルドなので、サルデーニャ産のものは大量に使っても塩辛くなりません。タロスの「サルデーニャ産 ボッタルガのスパゲッティ」は、ふんだんにボッタルガを使った贅沢な一皿で、コク深いうまみが口いっぱいに広がります。これが原則です。
| メニュー | ランチ価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| 名物前菜盛り合わせ | 1,760円 | 自家製の小皿前菜が5〜6品揃う |
| 新鮮貝類のフレーグラ | 2,860円 | つぶつぶパスタと魚介の旨味スープ |
| ボッタルガのスパゲッティ | 2,860円 | サルデーニャ産からすみを贅沢に使用 |
| フリットミスト | 1,870円 | セモリナ粉の魚介揚げ物(イタリア人が絶賛) |
初めて行くなら「名物前菜ランチショートコース(2,800円〜)」がおすすめです。前菜盛り合わせ+パスタまたはメイン+ドルチェ&カフェのセットで、フレーグラやボッタルガのスパゲッティを選ぶと3,600円になります。平日のみ「サラダランチセット1,500円〜」もあり、コスパが高いのでお得です。
参考:食べログ「タロス」の口コミ・メニュー情報
タロス(Tharros)- 食べログ
タロスをランチで使うとき、知っておくと得をするポイントがいくつかあります。ランチ利用の敷居は思ったよりずっと低いお店です。
まず予算感について整理しておきましょう。ランチの平均的な支出は食べログ口コミ集計で3,000〜3,999円ほどです。渋谷という立地を考えると、充実した内容に対してコスパは十分といえます。ディナーは8,000〜9,999円が目安ですが、ランチでほぼ同じ料理を半分以下の価格で楽しめるのは魅力的ですね。
子ども連れで行く場合は注意が必要です。小学校低学年以下のお子様は、ランチタイムのみ同伴が可能で、ディナーへの同伴はできません。小学校高学年以上なら全日利用できます。ランチなら親子で楽しめるということです。
3名様以上でディナーを利用する場合は、前菜盛り合わせのオーダーまたはコースでの案内になります。また、7名様以上はコースのみの案内です。女子会や誕生日パーティーで訪れる際は、この点を事前にチェックしておくと安心です。ディナーには席料としてお一人様550円がかかる点も確認が必要です。
予約はWebまたは電話(03-3464-8511)で受け付けています。渋谷という人気エリアのため、週末ランチは特に早めの予約がおすすめです。
OZmallやホットペッパーからの予約でお得なプランを利用できる場合もあります。予約前に比較してみることをおすすめします。
参考:OZmallのタロス詳細ページ(プラン一覧・写真・口コミが確認できます)
Tharros(タロス)- OZmallレストラン予約
サルデーニャ島は、世界5か所しかない「ブルーゾーン」のひとつです。ブルーゾーンとは、100歳以上の長寿者が統計的に多い地域のことで、サルデーニャ島はその代表格として国際的にも有名です。この事実は意外と知られていませんね。
サルデーニャの人々の長寿の秘訣として広く知られているのは次の4点です。よく会話をすること、野菜や豆・山羊や羊のチーズを中心とする食生活を送ること、ポリフェノールがたっぷり含まれるカンノナウ種の赤ワインを飲むこと、そして家族や友人と共に食卓を囲んで楽しく食事することです。
タロスの食材へのこだわりは、まさにこの精神を体現しています。サルデーニャ産のエクストラバージンオリーブオイルと天然塩を使用し、揚げ油には国産の米油を採用。米油は血中コレステロールを下げる効果が植物油の中で最も高いとされています。さらに、サラダ油・マーガリンなどトランス脂肪酸を含む油脂を一切不使用で、添加物・保存料・化学調味料も使わない「手作り」にこだわっています。健康を意識するなら問題ありません。
自家農園からは新鮮なイタリア野菜、サルデーニャからは羊のチーズ・蜂蜜・パン・ぼらのカラスミなど、全国の漁港からは毎日新鮮な魚介類が直送されています。外食で「添加物が気になる」という方にも安心して選べるお店です。
参考:センテナリアン学会「サルデーニャ島の長寿の秘訣とブルーゾーン」
イタリア・サルデーニャ島での長寿の秘訣とは - センテナリアン学会
タロスの味はお店の中だけで楽しめるものではありません。実は公式のオンラインショップがあり、自宅でもサルデーニャの味を再現できる商品が販売されています。これは使えそうです。
渋谷まで出かけるのが難しい日、または「もう一度あの味をおうちで食べたい」というとき、サルデーニャ産の厳選食材や調味料を取り寄せることができます。特にボッタルガ(からすみ)はタロスが使用しているものと同じサルデーニャ産を選ぶと、自宅でも本格的な風味を楽しめます。
ボッタルガを使った家庭料理の基本は、茹でたスパゲッティにオリーブオイルとすりおろしたボッタルガを合わせるだけです。余計な調味料を使わないシンプルな料理ほど、食材の質が味に直結します。シンプルが原則です。
また、サルデーニャ産のカンノナウ種の赤ワインはポリフェノールが豊富で、長寿食として注目されています。ワイン専門店やオンラインショップでも手に入るため、サルデーニャ料理と合わせて食卓に取り入れてみると、特別な夜のディナーが演出できます。
タロス公式オンラインショップはこちらから確認できます。
タロス公式オンラインショップ(サルデーニャ食材・調味料)
さらに、サルデーニャの食文化や文化的な背景をもっと深く知りたい方には、タロス公式サイトが運営に関わる「日本サルデーニャ博物館」のサイトも参考になります。サルデーニャの歴史・文化・食について幅広い情報が掲載されており、お店に行く前に読んでおくと料理への理解がぐっと深まります。
日本サルデーニャ博物館(サルデーニャの文化・食・歴史の解説サイト)