エメンタールチーズの食べ方と料理への活かし方まとめ

エメンタールチーズの食べ方を知っていますか?そのまま食べるのはもちろん、加熱するとグッとおいしくなるこのチーズの特徴・保存方法・料理アレンジを主婦目線でわかりやすく解説。知っているだけで食卓が変わるポイントとは?

エメンタールチーズの食べ方を基本から料理アレンジまで徹底解説

エメンタールチーズはそのままだと風味が半分しか出ていません。


🧀 この記事でわかること
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基本の食べ方と下ごしらえ

そのまま食べる場合のポイントと、加熱調理で風味を最大限に引き出す下ごしらえの方法を解説します。

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相性抜群の料理アレンジ

チーズフォンデュ・グラタン・トースト・パスタなど、毎日の食卓で使えるアレンジアイデアをご紹介します。

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保存方法と使い切りの工夫

冷蔵・冷凍の正しい保存方法と、少量でも無駄なく使い切るための実用的なコツをまとめています。


エメンタールチーズの食べ方の基本:そのままでも楽しめる?


エメンタールチーズは、生のままでも安心して食べられるハードタイプのナチュラルチーズです。製造工程でしっかり発酵・熟成されており、市販品のほとんどは衛生管理が徹底された環境で作られているため、開封してすぐにそのまま口にしても問題ありません。


ただ、冷蔵庫から出してすぐ食べると、風味が半減してしまいます。食べる前に20〜30分ほど室温に置くと、チーズの温度が上がり、ナッツのような香ばしい香りとほのかな甘みがぐっと引き立ちます。これが基本です。


スライスしてクラッカーや薄切りバゲットに乗せたり、サラダのトッピングにしたりするのが手軽でおすすめです。塩分が100gあたり約1.3gと控えめなため、プロセスチーズより薄味に感じることがありますが、それがエメンタールの持ち味。口の中でじわっとコクが広がる、上品な味わいが特徴です。


「なんだか薄い?」と感じた場合は、はちみつや粒マスタードを添えてみてください。甘みや酸味が加わることで、エメンタールの旨みがぐっと引き立ちます。これは使えそうです。


なお、外皮(茶色い硬い部分)がついているブロックを購入した場合は、外皮を取り除いてから食べましょう。外皮はチーズの乾燥・劣化を防ぐ役割があるだけで、食べる部分ではありません。この点だけ覚えておけばOKです。


エメンタールチーズの食べ方アレンジ:加熱調理で風味が変わる

エメンタールチーズは、加熱することで風味がぐっと増すチーズです。チーズの王様と呼ばれるだけあって、熱を加えると滑らかに溶け、独特の芳醇な香りが引き立ちます。加熱が基本です。


まず、毎朝の朝食に取り入れやすいのがトーストへの活用です。食パンの上にスライスしたエメンタールを乗せ、トースターで2〜3分焼くだけで完成します。ハムやトマトを一緒に乗せれば、見た目も栄養バランスも整った一枚になります。溶けたチーズが端のほうまで広がり、焼き色がつくと香ばしさが増して食欲をそそります。


グラタンに使う場合は、すりおろしてから使うのがおすすめです。すりおろすことでチーズが細かくなり、均一に溶けやすくなります。ホワイトソース・じゃがいも・マカロニなどと組み合わせると、エメンタール特有のナッツのような風味がアクセントになります。モッツァレラなど他のチーズと50:50で混ぜると、とろみと風味のバランスが整い、全体的においしく仕上がります。


パスタに使う際は、クリーム系ソースとの相性が抜群です。生クリームや牛乳ベースのソースに削ったエメンタールを溶かし込むと、コクと深みがプラスされます。仕上げに粗めに削ったものをトッピングすると、視覚的にもおいしそうに見えます。


加熱時のポイントは、火を入れすぎないことです。溶けてとろりとなったタイミングで火を止めると、チーズの風味が飛ばずに香りが保たれます。強火で長時間加熱すると、風味が薄れてしまうので注意が必要です。


参考:エメンタールをはじめとするチーズの種類と栄養について、雪印メグミルクが詳しく解説しています。


エメンタール | チーズ辞典 | チーズクラブ | 雪印メグミルク株式会社


エメンタールチーズの食べ方で知っておきたい栄養とカルシウムの話

エメンタールチーズは、実は栄養面でも優秀なチーズです。意外に思う方も多いかもしれませんが、カルシウム含有量はチーズの中でもトップクラスで、100gあたり約1,200mgが含まれています。


これは牛乳のカルシウム量(100mlあたり約110mg)と比べると、実に約11倍に相当します。毎日飲む牛乳コップ1杯(200ml)では220mgのカルシウムしか摂れないのに対し、エメンタールチーズ25g(薄切り1〜2枚程度)で約300mgが摂れます。カルシウムが豊富です。


チーズに含まれるカルシウムは、牛乳と同様に吸収率が高いことも大きなメリットです。野菜や豆類に含まれるカルシウムの吸収率が20〜30%程度なのに対し、乳製品のカルシウムは約40%前後が吸収されるとされています。意識して食事に取り入れる価値があります。


また、エメンタールチーズにはたんぱく質も豊富で、100gあたり約27.3gが含まれています。これは鶏むね肉(100gあたり約23g)よりも多い数値です。骨や筋肉を維持したい方、特に子育て中で食事が不規則になりがちな主婦にとって、手軽に取り入れられる栄養源といえます。


ただし、脂質も100gあたり約33.6gと高めです。食べすぎには注意が必要です。1日の目安は25〜30g(薄切り2〜3枚程度)を目安にするとカロリーコントロールしやすくなります。料理に少量加えるだけで風味が出るので、使いすぎを防ぎやすいのもエメンタールの良いところです。


参考:チーズのカルシウムランキングや栄養価の詳細については、こちらが参考になります。


エメンタールチーズの食べ方を広げる:主婦がやりがちな「もったいない使い方」

エメンタールチーズを購入しても、チーズフォンデュにしか使わずに余らせてしまうのは、実はとてももったいない使い方です。このチーズは、日常的な料理に少量ずつ活用することで、食卓の質をぐっと上げられます。


まずおすすめなのが、卵料理への活用です。スクランブルエッグやオムレツを作る際、仕上げにすりおろしたエメンタールをひとつかみ加えるだけで、コクが増して満足感のある一品になります。塩分が控えめなため、醤油や塩をいつもより少なくしても十分な味わいが出ます。


次に、スープやリゾットへのちょい足しも効果的です。野菜スープや玉ねぎスープのシメにすりおろしたエメンタールをひとつまみ加えると、スープに濃厚なコクと旨みが溶け込みます。コンソメだけでは出せない深みが生まれるので、一度試してみる価値があります。


さらに、クロックムッシュへの活用も主婦には取り入れやすいレシピです。食パン2枚にバターを塗り、ハムとスライスしたエメンタールを挟んでフライパンで両面焼くだけで、カフェ風の本格サンドイッチが完成します。外はカリッ、中はとろりとした仕上がりが子どもにも人気です。


余ったエメンタールはすりおろして小分け冷凍しておくと、いつでも「ちょい足し」できて便利です。小さじ1〜2杯程度の量で風味が加わるため、パスタやグラタン、スープと汁物など幅広く活用できます。冷凍保存したエメンタールは凍ったまま加熱料理に使えるので、解凍の手間もかかりません。これが条件です。


エメンタールチーズの食べ方と保存:開封後に気をつけたい3つのポイント

エメンタールチーズは開封後の扱い方で、風味と品質が大きく変わります。正しく保存すれば1〜2週間程度はおいしく食べられますが、間違えると数日で風味が落ちてしまいます。保存が重要です。


ポイント①:ラップ+保存袋で二重包装する


開封後のエメンタールは、まずクッキングシートで包み、その上からラップで包みます。さらにジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。二重にすることで乾燥と酸化を防ぎ、風味が長持ちします。ラップだけでは不十分なのがポイントです。また、3日に1度はクッキングシートを取り替えることで、水分によるカビの発生を防げます。


ポイント②:冷凍するなら「すりおろし状態」で保存


ブロックのまま冷凍すると、解凍後に食感がぼそぼそになりやすいです。冷凍保存するなら、あらかじめすりおろした状態にしてから、小分けにしてラップで包み保存袋に入れて冷凍しましょう。凍ったままグラタンやトーストに使えるので、むしろ手間が減ります。


| 保存方法 | 期間の目安 | 使い方 |
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| 冷蔵(二重包装) | 1〜2週間 | そのまま・加熱調理 |
| 冷凍(すりおろし) | 約1ヶ月 | 凍ったまま加熱料理に |


ポイント③:切り口の向きを変えながら使う


ブロックから少しずつカットして使う場合は、毎回同じ面から切らず、切り口を変えながら使うと乾燥面積が最小限に抑えられます。使い終わった後は、切り口をラップでしっかり密着させてから包み直すのが基本です。


なお、チーズに白や青のカビが生えた場合は、そのカビが生えた部分を1〜2cm大きめに切り取れば食べられます。ただし、茶色や黒に変色していたり、強いアンモニア臭がするものは食べないでください。カビの色で判断するのが原則です。




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