油漬けツナで作ると、1缶だけでカロリーが約140kcalも上がってしまいます。
フジッリは「螺旋(らせん)状」のショートパスタです。イタリア語で「fusile(ライフル銃)」が語源とされており、銃身に刻まれたライフリングの溝に形が似ていることから命名されました。見た目がかわいいだけでなく、この螺旋形には料理的にも大きな意味があります。
螺旋のくぼみがマヨネーズやドレッシングを内側に抱え込むような構造になっているため、表面積がマカロニの約1.3〜1.5倍といわれています。その分だけソースが行きわたりやすく、ひとくち食べるたびにしっかりとした味を感じられます。つまり、フジッリはサラダに使うとソースの"持ち力"が違うということですね。
マカロニにはまっすぐな穴が開いているため、ソースは筒の内側に入るかどうか次第です。一方フジッリは外面全体がうねることで、あらゆる方向からソースを絡め取ります。サラダに使ったとき「なんか味が濃くておいしい」と感じるのは、この構造的な理由があるからです。これは使えそうです。
また、フジッリはひとつひとつが約4cmほどの長さで、スプーンやフォークですくいやすいのも特徴です。大人から子どもまで食べやすいサイズ感で、副菜やお弁当の一品としても扱いやすいのが魅力です。
| パスタの種類 | 形状 | ソース絡み | サラダ向き度 |
|---|---|---|---|
| フジッリ | 螺旋状・約4cm | ◎ 非常に絡みやすい | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| マカロニ | 直管状・穴あり | ○ 穴の内側に入る | ⭐⭐⭐⭐ |
| ペンネ | 斜め切り筒状 | △ 端から入りやすい | ⭐⭐⭐ |
参考:フジッリの特徴と絡みの仕組みについて詳しく解説されています。
ツナ缶には大きく分けて「油漬け(オイル漬け)」と「水煮(ノンオイル)」の2種類があります。この2つ、カロリーの差が想像以上に大きいことをご存知でしょうか?
水煮のツナ缶は1缶(70g相当)あたり約49kcal。一方、油漬けは同量で約186kcalです。その差は実に約137kcal。ご飯半膳分(約100g・168kcal)にほぼ匹敵するほどの差になります。カロリーは約3倍以上というわけですね。
さらにサラダにマヨネーズを大さじ2(約130kcal)加えると、油漬けツナを使った場合の脂質はかなりの量になります。健康や体型が気になる方には、水煮タイプを選ぶだけで日々の食事の質が大きく変わります。水煮が基本です。
一方、「コクのある濃厚な味わいにしたい」「少量でも満足感を出したい」という場面では油漬けを活かす使い方もあります。その場合は油を「切りすぎない」のがポイントで、油ごとドレッシング代わりにサラダに混ぜるとコクが出て美味しく仕上がります。オリーブオイル漬けのツナを使うとよりリッチな風味になります。
参考:ツナ缶の水煮・油漬けのカロリー差と栄養の違いについて管理栄養士が解説しています。
ツナ缶はダイエットの味方!効果的な活用方法を管理栄養士が解説|Health2Sync
では実際に、フジッリとツナのサラダの基本的な作り方を見ていきましょう。材料はスーパーで揃えやすいものばかりです。
| 材料(2〜3人分) | 量 | ひとこと |
|---|---|---|
| フジッリ | 80〜100g | 塩分1%のお湯で茹でる |
| ツナ缶(水煮) | 1缶(70g) | しっかり水気を切る |
| きゅうり | 1本 | 塩もみして水気を絞る |
| 玉ねぎ(または新玉ねぎ) | 1/4個 | 薄切りにして水にさらす |
| マヨネーズ | 大さじ2〜3 | 水煮缶なら少なめでOK |
| 塩・こしょう | 少々 | 最後に味を調える |
| 酢(またはレモン汁) | 小さじ1 | さっぱり感が増す |
下ごしらえで最初に意識したいのが「水気の徹底的な除去」です。きゅうりは薄切りにして塩小さじ1/4をふり、5分おいてからしっかりと手で絞ります。玉ねぎは薄切りにして水に10〜15分さらし、辛みを抜いてから水気を絞ります。この手順を省略すると、仕上がりが水っぽくなってマヨネーズが薄まり、味がぼやけてしまいます。水気の処理が条件です。
フジッリの茹で方ですが、パッケージの表記通りが基本で、一般的には7〜8分が目安です。茹でるお湯に加える塩の量は「お湯1リットルに対して塩小さじ1(約6g)」が目安で、これはおよそ0.6〜1%の塩分濃度です。この塩加減がフジッリ自体の下味になるため、ここで手を抜くと全体の風味が乏しくなります。
茹で上がったフジッリはざるにあげ、うちわやキッチンペーパーで粗熱を取ります。熱いままマヨネーズと混ぜると油分が分離しやすくなるため、少し冷ましてから合わせましょう。ただし完全に冷め切る前、「温かいうちに酢や塩を加える」と下味がしっかり染み込みやすくなります。これが仕上がりのコクと深みにつながります。
基本のレシピに慣れたら、ちょっとしたアレンジで一気に「デリ風」の仕上がりになる方法があります。これを知っているとお弁当やおもてなしでも喜ばれます。意外ですね。
まず隠し味として効果的なのが「酢」または「レモン汁」の少量使いです。マヨネーズのこってり感を和らげながら爽やかな後味を残してくれます。小さじ1程度で十分な変化が出ます。また、マヨネーズの1/3量をオリーブオイルに置き換えると、イタリアンドレッシング風の仕上がりになり、油漬けツナとの相性が抜群です。
カレー粉を小さじ1/2加えるアレンジも人気です。インスタグラムでも話題になっている「フジッリのカレーツナサラダ」は、フジッリ80g・ツナ1缶・きゅうり1本・マヨネーズ大さじ2〜3にカレー粉小さじ1/2と塩こしょうを合わせるだけで完成します。子どもにも人気の味で、お弁当のすきまおかずにもなります。
さらに応用として「ブロッコリー」や「コーン」「ゆで卵」を加えると彩りと栄養バランスが良くなります。ブロッコリー1/2株(小房に分けて茹でる)を加えたレシピは、見た目が鮮やかで食べ応えも増します。ゆで卵1個をトッピングすれば、それだけで一皿として立派なランチになります。
隠し味を使うときは、いきなりたくさん入れず「少量ずつ加えて味見しながら調整する」が基本です。特にカレー粉やわさびは風味が強いため、加えすぎると他の素材の味が飛んでしまいます。少量で整えるのが条件です。
参考:フジッリとツナのサラダのアレンジアイデアや味の仕上げについて紹介されています。
ソースの絡みがヤバすぎる!「フジッリとツナのサラダ」|note
「フジッリを茹でる時間がない」という日でも安心できる、主婦に嬉しい時短テクニックがあります。それが「水漬けパスタ」という方法です。
水漬けパスタとは、乾燥したフジッリを水にひたひたに浸けておくだけの下処理法です。浸水時間はパッケージに記載された茹で時間の10倍が目安になります。フジッリの茹で時間が7分であれば、水に70分ほど浸けるイメージです(例:朝8時に浸けて9時10分に取り出す)。冷蔵庫であれば一晩(8〜10時間)漬けておいても問題ありません。
この水漬け済みのフジッリは、熱湯で茹でる時間がわずか1〜2分程度に短縮されます。さらにもちもちとした生パスタのような食感になるのも特徴です。サラダに使う場合はやや硬めのアルデンテ仕上げにするのがおすすめです。柔らかくなりすぎると、合わせたときにツナや野菜と食感のバランスが崩れてしまいます。これだけ覚えておけばOKです。
作り置きする場合は、密閉容器に入れて冷蔵庫で2〜3日を目安に食べ切るのが基本です。きゅうりや玉ねぎから出る水分でマヨネーズが薄まりやすいので、具材とソースを別々に保存しておき、食べる直前に混ぜる方法も有効です。お弁当に持っていく場合は、前日の夜に作って冷蔵庫で一晩なじませると味が全体にしっかり染みて美味しくなります。
注意したいのが、パスタサラダに使う野菜の水気は特に丁寧に絞ること。きゅうりや玉ねぎの水分が残っていると、冷蔵保存中に水が出て、翌日には水っぽくなってしまいます。仕上げにパスタ全体にオリーブオイルを小さじ1程度絡めておくと、麺同士のくっつきを防ぎ、翌日もパラパラとした状態を保ちやすくなります。
時短と美味しさを両立させたいなら、「前の晩に水漬けを仕込む」という一手間が最も効果的です。朝のお弁当準備にも役立ちます。
参考:水漬けパスタの戻し時間や茹でるコツ、レンジでの作り方について詳しく解説されています。
水漬けパスタって?戻し時間や茹でるコツ、レンジでの作り方を紹介!|プレミアムウォーター