ゴジベリーはサプリより目に効く食品として眼科でも注目されています。
ゴジベリーと聞いてもピンとこない方でも、杏仁豆腐の上にちょこんとのっている赤い小粒をイメージすると「あの実か」と思い当たるはずです。ゴジベリーは日本語で「クコの実」、英語圏では「Goji Berry(ゴジベリー)」または「Wolfberry(ウルフベリー)」とも呼ばれ、どれも同じ果実のことを指しています。呼び方が違うだけで、同一の食材です。
クコの実はナス科クコ属の落葉低木に実る果実で、原産は中国です。中国では2000年以上前から「不老長寿の薬」として珍重され、世界三大美女の一人である楊貴妃も毎日食べていたという伝説が残っています。現代では欧米を中心にスーパーフードとして爆発的に人気が広がり、日本でも健康志向の主婦層を中心に注目度が高まっています。
スーパーフードと呼ばれる最大の理由は、「小さな粒に栄養素が凝縮されている」点にあります。ビタミンA・B1・B2・C・E・K、鉄・亜鉛・カリウム・マグネシウムなどのミネラル類、アミノ酸の一種「ベタイン」、クコ多糖類(LBP)、そしてカロテノイドの「ゼアキサンチン」など、現代人に不足しがちな栄養素がバランスよく詰まっています。つまり「食べる美容液」とも言える食材です。
乾燥したドライタイプが一般的で、ほんのり甘酸っぱい風味が特徴。ドライフルーツ感覚でそのままつまんだり、ヨーグルトやお鍋に入れたりと幅広い使い方ができます。クセが少なく料理になじみやすいことも、継続しやすい理由のひとつです。
| 呼び名 | 使われる地域 |
|---|---|
| クコの実 | 日本(一般的な呼び方) |
| ゴジベリー | 英語圏・欧米 |
| 枸杞子(クコシ) | 中国・漢方医学 |
| ウルフベリー | 英語圏の別称 |
美肌やアンチエイジングに関心が高い方にとって、ゴジベリーは特に見逃せない食材です。肌の老化に深く関係するのが「活性酸素」です。活性酸素は紫外線やストレスによって体内で増加し、シワ・シミ・たるみの原因となります。
ゴジベリーには、この活性酸素を除去する「抗酸化成分」が非常に豊富です。具体的には、クコ多糖類(LBP)・ポリフェノール・βカロテン・ビタミンE・ゼアキサンチンなどが複合的に働き、細胞レベルの老化を内側から抑制します。これが単体の栄養素ではなく複数の抗酸化成分が同時に摂れることが、ゴジベリーを「食べる美容液」と呼ばせる理由です。
さらに注目したいのがビタミンAの含有量です。ビタミンAには肌の新陳代謝を促してターンオーバーを正常化させる働きがあります。女性に必要な1日あたりのビタミンA摂取目安は約500μgですが、ゴジベリーはなんと10g(小さじ2杯)で848μgものビタミンAを含んでいます。意外ですね。つまり、わずか小さじ2杯分で1日に必要なビタミンAをほぼカバーできるということです。
また、ビタミンB2は皮膚や髪・爪の発育に関わり、ビタミンCはコラーゲン合成を助けてハリのある肌づくりをサポートします。これらが一つの食材でまとめて摂れる点が、ゴジベリーの美容効果の強さを裏付けています。
肌の変化を感じ始めるまでには、個人差はありますが継続摂取で数週間〜1か月程度かかることが多いとされています。「すぐに効く」というよりは、毎日コツコツと取り入れることで、内側から輝くような肌状態を育てていくイメージです。継続が基本です。
ゴジベリーが眼科の世界で特に注目されているのは、「ゼアキサンチン」という成分を全食品の中で最も多く含んでいるからです。ゼアキサンチンは目の網膜の中心部「黄斑部」に存在し、紫外線やブルーライトなど光のダメージから目を守る「天然のサングラス」として機能します。
現代の主婦の生活を考えると、スマートフォン・パソコン・テレビといった画面をほぼ毎日長時間使用しています。この習慣がゼアキサンチンの消耗を加速させ、目のかすみ・疲れ・ドライアイのリスクを高めています。これは使えそうです。
特に注目したいのが、2021年12月にアメリカの科学誌「Nutrients」に掲載されたカリフォルニア大学の研究報告です。健康な27人の参加者を2グループに分け、片方には毎週5日間・28gのゴジベリーを90日間食べてもらい、もう片方には市販のルテイン・ゼアキサンチン含有サプリを90日間服用してもらいました。結果、ゴジベリーを食べたグループでは黄斑部の色素濃度が有意に上昇したのに対し、サプリのグループではほとんど変化が見られなかったのです。
この理由として研究者は「バイオアベイラビリティ(生体利用率)」の差を指摘しています。食材として摂取した成分のほうが、サプリより体内に吸収されやすい形で存在していると考えられています。市販サプリは成分表示通りの量が含まれていない商品もあることも問題として挙げられています。つまり食事からの摂取が原則です。
加齢黄斑変性症は進行すると眼内注射による治療が必要になり、保険適用でも数万円かかる場合があります。予防のためにも、1日10〜20粒のゴジベリーを毎日の食習慣に取り入れることは、長期的に見て非常に賢い選択です。
参考:眼科医による解説(真鍋眼科)
「サプリより効く!最強食材」(真鍋眼科) ゴジベリーがサプリを上回った研究の詳細解説
40〜50代の女性が特に気になる「更年期症状」にも、ゴジベリーは漢方医学の観点から深く関わっています。漢方では、クコの実は「補陰薬(ほいんやく)」として分類され、体に潤いを補い、陰のエネルギーを整える食材とされています。
特に重要なのが「肝」と「腎」へのアプローチです。漢方における「肝」は自律神経の調整に、「腎」は卵巣機能やホルモン分泌に深く関わっています。ゴジベリーはこれら肝・腎の両方を補う食材とされており、更年期症状・生理痛・月経前症候群(PMS)の改善に古くから使われてきた背景があります。
また、ゴジベリーに含まれるフラボノイド(ルチン・ヘスペリジン)は毛細血管を強化し、血流を改善する働きを持ちます。血の巡りが良くなることで、更年期特有の冷えやほてり・のぼせの緩和にもつながる可能性があります。これは主婦にとって大きなメリットですね。
さらに、ゴジベリーのベタインには血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。血糖値の乱れがホルモンバランスに悪影響を及ぼすことは現代医学でも指摘されており、日常的な血糖コントロールが更年期症状の安定にも繋がる可能性があります。
1日10〜20粒を目安に、毎朝のヨーグルトやスープに混ぜるだけで良いので、特別な手間は不要です。続けやすいことが条件です。更年期の悩みが深刻な場合は婦人科や漢方専門の医師への相談を優先した上で、ゴジベリーを日常の食習慣としてプラスする方法がおすすめです。
参考:クラシエ漢方公式サイト
クラシエ カンポフルライフ「クコの実(枸杞子)薬膳食材図鑑」 漢方的効能と女性への活用法
ゴジベリーの効果を最大限に引き出すためには、「量を守って毎日続けること」が最大のポイントです。1日の目安摂取量は10〜20粒(約3〜5g)が基本です。まとめて食べるより、毎日少量ずつ継続するほうが栄養が体に吸収されやすいと言われています。
効果を実感し始めるまでの目安は、冷え・疲労回復なら早ければ数週間〜1か月、アンチエイジングや生活習慣改善の効果は数か月単位での継続が必要とされています。短期間で諦めてしまうと効果を感じにくいため、「毎日のルーティンに組み込む」意識が重要です。
ゼアキサンチンなどのカロテノイドは脂溶性成分なので、油と一緒に摂取すると吸収率がアップします。ヨーグルトやオリーブオイルを使ったサラダ・スープなどに加えるのが理想的な食べ方です。
おすすめの取り入れ方
食べ続ける上で大切なのは「飽きないこと」です。毎日同じ方法に飽きたら、料理のトッピングに変えたり、週に数日はお茶として摂ったりと、方法を変えながら継続することが長続きのコツです。これだけ覚えておけばOKです。
業務スーパーなどでも手軽に購入でき、1日あたりのコストはわずか15〜20円程度。無添加・保存料不使用の製品を選ぶ際は、産地と成分表示をしっかり確認するようにしましょう。添加物なしが条件です。
どんなに体に良い食材でも、摂りすぎは逆効果になります。ゴジベリーも例外ではありません。1日の上限は最大でも30g(約40〜50粒)程度ですが、実際には10〜20粒程度が安全な目安とされています。
ゴジベリーを食べすぎた場合に起こりうるリスクは主に以下のとおりです。
胃腸が弱く下痢をしやすい方も注意が必要です。ゴジベリーはナス科の植物であり、体を冷やす方向に作用する場合があるため、胃腸の弱い日や体調が優れないときは少量に抑えるか一旦休むようにしましょう。
「杏仁豆腐にのっている1〜2粒」程度であれば、ほぼ問題のないとされています。あくまで「毎日大量に食べる」ことが問題になるため、適量の範囲であれば気軽に取り入れられる食材です。適量なら問題ありません。
なお、中国産のゴジベリーを購入する際は、無農薬認証の有無・漂白剤などの添加物の有無を確認することも大切です。品質の見極めが、安全に効果を享受するための第一歩になります。
参考:養命酒製造 健康情報局
養命酒製造「クコの実(ゴジベリー)の効果・効能とは?栄養や食べ方を紹介」 栄養成分・副作用・食べ方の総合情報

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