保温調理鍋シャトルシェフで節約と時短を実現する使い方

保温調理鍋シャトルシェフは、沸騰させるだけで余熱調理できる主婦の味方。でも「朝に仕込んで夜まで放置」は食中毒リスクがあると知っていましたか?

保温調理鍋シャトルシェフの使い方と節約効果

朝に仕込んで夜まで放置すると、あなたの家族が食中毒になるかもしれません。


🍲 シャトルシェフ 3つのポイント
ガス代を約1/3に削減

カレーやシチューは火にかける時間が従来鍋の約3分の1。消費電力を約26%カットできるとサーモス社の調査で確認されています。

保温は8時間が目安

4人分で8時間以上の保温は腐敗リスクあり。メーカー公式でも「8時間を超えたら再加熱」と明記されています。

🥩
低温調理も得意

鶏ハム・ローストビーフ・温泉卵など、火加減が難しい低温料理もシャトルシェフなら失敗なく仕上げられます。


保温調理鍋シャトルシェフの仕組みと基本の使い方


シャトルシェフは、サーモスが開発した「真空保温調理器」です。魔法びんと同じ真空断熱技術を鍋に応用しており、内鍋(調理鍋)と外鍋(保温容器)の二重構造になっています。使い方の基本は「沸騰させる→保温容器へ入れる→放置する」という3ステップだけ。驚くほどシンプルです。


具体的には、まず内鍋に食材を入れてガスコンロかIHで加熱します。グツグツと沸騰したら、そのまま外鍋(保温容器)にセットして蓋を閉めます。あとは余熱で食材に火が通るのを待つだけです。これが基本です。


圧力鍋と混同されることもありますが、シャトルシェフは圧力を使いません。素材本来のうま味を引き出しながら、じっくりと煮込んだような仕上がりになるのが特徴です。煮くずれしにくい点も主婦からの評価が高い理由の一つです。


保温容器に入れている間は完全にほったらかしでOKです。吹きこぼれも焦げ付きも起こりません。つきっきりで火加減を見る必要がなく、その時間を家事や育児、仕事に充てられます。これは使えそうです。


サーモス公式サイトでは、使い方の詳細な手順が丁寧に解説されています。


【サーモス公式】シャトルシェフ 基本の使い方(HOW TO USE)


シャトルシェフの保温調理鍋で得られるガス代・電気代の節約効果

シャトルシェフを使う最大のメリットの一つが、光熱費の節約です。火にかける時間が大幅に短くなるためで、カレーやシチューなら従来の鍋と比べて加熱時間が約3分の1で済みます。30分コトコト煮込む料理なら、シャトルシェフでは10分の加熱だけで仕上がる計算です。


サーモスが実施した調査では、シャトルシェフ(KBJ-3001)を使って保温調理した場合、消費電力を約26%削減できることが確認されています。毎日の積み重ねが、月々の光熱費に響いてきます。これはうれしいですね。


節約額をもう少し具体的にイメージしてみましょう。仮に1日1回の煮込み料理でガス代が1回あたり約10円節約できるとすると、1ヶ月で約300円、年間で約3,600円になります。シャトルシェフの本体価格は14,000円〜20,000円程度(モデルによる)ですが、使い続けることで数年以内に元が取れる計算になります。


さらに、保温容器に入れている間はガスを使わないため、防災時や停電時にも活躍します。カセットボンベで沸騰させるだけで調理が完成するため、非常時のガス節約にも直結します。光熱費節約と防災対策が同時にできることが、シャトルシェフの隠れた価値です。


サーモスによる節約・エネルギー削減効果のデータはこちらで確認できます。


【ニュースレター】サーモス シャトルシェフで消費電力を約26%カット(調査結果)


シャトルシェフの保温調理鍋で気をつけたい「8時間ルール」と食中毒リスク

シャトルシェフを買った多くの方が誤解しているのが、「長時間入れておいても大丈夫」という思い込みです。実は、これが一番危険な使い方です。


シャトルシェフは「保温調理器」であって、炊飯器の保温機能や冷蔵庫のような「安全に食材を保存する道具」ではありません。保温容器に入れた直後は100℃近い高温ですが、時間が経つにつれて温度は徐々に下がっていきます。細菌が爆発的に増殖する「危険温度帯」は約25〜40℃といわれており、長時間放置するとこの温度帯に入ってしまうのです。


サーモスの公式マニュアルでは、4人分を8時間以上保温する場合は腐敗防止のために再加熱するよう明記されています。量が少ないと保温力が下がるため、早めの再加熱が必要です。8時間が原則です。


特に注意が必要なのが夏場のカレーです。カレーに多く使われる具材には「ウェルシュ菌」が含まれやすく、この菌は熱に強いため、調理直後の高温でも完全に死滅しないことがあります。30〜40℃の環境で急増殖する性質があるため、夏に朝仕込んで夜まで放置すると食中毒リスクが高まります。


食べる時間が長くなりそうな場合は、一度保温容器から取り出して再加熱(75℃以上で1分以上)するか、粗熱を取ってから冷蔵庫に移すのが正解です。再加熱に注意すれば大丈夫です。


農林水産省のウェルシュ菌に関する解説も、念のため確認しておくと安心です。


【農林水産省】ウェルシュ菌による食中毒の注意点(公式情報)


保温調理鍋シャトルシェフのサイズ選びと失敗しないポイント

シャトルシェフを購入した人から多く聞こえる後悔の声が、「サイズを間違えた」というものです。現在販売中のモデルはメインが2.8Lと4.3L、または3.0Lと4.5Lの2サイズ展開となっており、3〜5人用がほとんどです。


サイズ選びで大切な点は、「表示されている容量の7〜8割が実際の調理量」と考えることです。つまり、



  • 3.0Lモデルでは実質2.1〜2.4L程度しか調理できません(A4用紙3〜4枚分の面積の鍋底を想像するとわかりやすいです)

  • 4人家族なら4.3L〜4.5Lを選んでおくと余裕があります

  • シャトルシェフは最低2人分から調理を推奨しており、1人分だけでは保温効率が落ちます


また、保温容器に内鍋がすっぽり収まる二重構造のため、収納スペースが通常の鍋より縦に大きくなります。4.5Lモデルの場合、高さが約24cmほど(単行本2冊分の高さが目安)になることも覚えておきましょう。


1人暮らしの方でも「作り置き」を目的にするなら2.8Lモデルが適しています。週末にまとめて肉じゃがや煮豆を作り、冷蔵保存して平日に使い回す方法は、食費節約としても効果的です。つまり、家族の人数より「一度に作りたい量」で選ぶのが正解です。


シャトルシェフ保温調理鍋で試してほしい「低温調理」という意外な活用法

シャトルシェフの意外な使い道として、多くの主婦がまだ知らないのが「低温調理」です。一般的には鶏ハムや温泉卵などは専用の低温調理器(相場1万円前後)が必要と思われがちですが、シャトルシェフ1台で代用できます。


低温調理とは、65℃前後のぬるめの温度で食材をじっくり加熱する調理法です。通常の加熱では固くなりがちな鶏むね肉も、低温調理ならしっとりジューシーに仕上がります。これは意外ですね。


シャトルシェフで鶏ハムを作る場合の手順は次の通りです。



  1. 鶏むね肉に塩・砂糖を揉み込み、ラップで巻いて棒状に成形(30分〜一晩置く)

  2. 内鍋に鍋いっぱいのお湯(70℃前後)を沸かし、ラップ包みの鶏肉を沈める

  3. 沸騰させてからすぐ火を止め、保温容器に入れて1〜2時間放置


専用調理器を使わずに、コンビニで1枚200円以上するサラダチキンを自宅で量産できます。100gあたり約50〜60円のコストで作れるため、1枚換算で節約額は約100〜150円です。週3回作れば、月々で約1,500〜2,000円の節約になります。


さらに応用が利いて、温泉卵、ローストビーフ、茶碗蒸しなども低温調理で作れます。専用機器不要が条件です。シャトルシェフを買ったら、まず鶏ハムから試してみることをおすすめします。


サーモス公式の料理家による活用法でも、低温調理の具体的な方法が紹介されています。




サーモス KBJ-3000 調理鍋本体(蓋なし) 部品 B-005436 (サーモス 真空保温調理器シャトルシェフ「KBJ-3001」用部品・両手鍋・THERMOS)