100均の型で作ったクッキーは、アイシング込みで1枚あたり約10円以下で仕上がります。
「100均ならどこでも同じだろう」と思って買いに行くと、実はお店によってサイズや枚数、型のエッジの鋭さが異なります。これが型抜きの仕上がりに大きく影響します。
ダイソーのジンジャーブレッドマン型は、ジンジャーブレッドマンとクリスマスツリーが1セットになった2個入り・110円(税込)が定番です。型のサイズは縦約7〜8cm程度のやや大きめで、アイシングでデコレーションしやすいのが特徴です。手が大きな方や、アイシングを描き込みたい方には扱いやすいサイズです。
セリアは4個セットで110円という商品が人気で、縦約5cm前後の小型タイプが多く展開されています。小さいぶん1回の生地で多くの枚数が取れ、プレゼント用に数を揃えたいときに向いています。ただし型が小さいぶん、型抜きのときに生地がちぎれやすいというデメリットもあります。
型を選ぶポイントは、「何のために作るか」で決めることです。
なお、100均クッキー型はクリスマスシーズン(11月〜12月)に集中して入荷するため、12月に入ると在庫がなくなるケースが多いです。11月中に確保しておくのが確実です。
また、どちらのお店もプレーンクッキーミックス粉(110円)を同時販売していることが多く、型と粉を合計220円で揃えられます。これが100均活用の最大のメリットといえます。
以下に参考リンクを掲載します。ダイソーを使ったクリスマスクッキーの詳しい工程写真と、元パティシエによる型の使い方コツが確認できます。
【元パティシエが伝授】ダイソーのクッキー型と製菓材料でクリスマスクッキー作り|macaroni
100均の型を使っても、生地の状態が悪ければきれいに仕上がりません。型抜きの失敗で最も多い原因は、「生地がやわらかすぎること」です。つまり、冷やしが足りない状態で型を押し当てると、生地がべたついて形が崩れてしまいます。
プロのお菓子研究家が推奨するのは、「冷蔵庫→冷凍庫」の2段階冷却です。具体的には次の手順を守るだけでかなり変わります。
冷蔵庫だけで休ませて型抜きするレシピも多いですが、夏場や室温が高いキッチンでは冷凍庫を使うのが確実です。冷凍庫で冷やした生地は型にくっつかず、スパッとクリアな輪郭で抜けます。これが基本です。
また、100均の型のエッジはやや丸みを帯びているものもあるため、型を押し当てるときは真上から垂直に押すことが重要です。斜めに押すと手足部分がゆがみやすくなります。
生地の厚さは3〜5mmが目安です。3mmだとパリパリ食感、5mmだとほんのりしっとり感が残ります。小さな子どもや年配の方と食べるなら5mm厚のほうが食べやすいです。
型抜きクッキー失敗から学ぶ!成功するお菓子レシピ(cotta公式・失敗原因と対処法を解説)
クッキー生地はゼロから手作りするのが一番おいしいですが、「忙しくて材料を揃える時間がない」という場合には100均のミックス粉が非常に便利です。ダイソーのプレーンクッキーミックス粉100g(110円)は、卵黄1個とバター35gを混ぜるだけで生地が完成します。ジンジャーブレッドマンらしい風味を出すには、スパイスを少し加えるのがポイントです。
ミックス粉にプラスすると本格的になるスパイスは以下の3つです。
スパイスは入れすぎると子どもが食べにくくなります。初めて作る場合はジンジャーパウダーのみ少量(1g程度)から試すのが安全です。スパイスを全部入れたい場合は大人用と子ども用で生地を分けると失敗がありません。
ゼロから手作りする場合の基本分量は、薄力粉240g・バター120g・きび砂糖150g・卵1/2個・牛乳大さじ1・ジンジャーパウダー3g・ベーキングパウダー4gです(縦5cm型で約100枚分)。保存は常温で最大2週間可能なので、一度にたくさん作れます。
材料費の目安を整理すると次のようになります。
| 材料 | おおよそのコスト | 備考 |
|---|---|---|
| ダイソー クッキーミックス粉100g | 110円 | 卵黄・バターが別途必要 |
| 薄力粉(自分で用意) | 約30〜60円分 | 240g使用時の目安 |
| バター(食塩不使用) | 約80〜100円分 | 120g使用時の目安 |
| ジンジャーパウダー | 約10〜20円分 | 3g使用時の目安 |
材料費の合計は手作りでもおおよそ300円前後です。縦5cm型で約100枚作れるとすれば、1枚あたり3円という計算になります。市販のクリスマスクッキーが1枚100〜150円することを考えると、コストパフォーマンスは圧倒的です。
プロ直伝のジンジャーマンクッキー基本レシピ(材料・スパイスの使い方・保存方法を詳しく解説)|三越伊勢丹FOODIE
焼き上がったクッキーに顔や服を描くアイシングデコレーションは、ジンジャーブレッドマンの醍醐味です。実は、アイシングに必要な材料も100均でほぼ揃えることができます。
基本のアイシングは「粉砂糖+水だけ」で作れます。粉砂糖40gに水(またはしょうがの絞り汁)8〜9gを混ぜ合わせるだけです。ゆるめに作れば刷毛で塗るタイプになり、かために作れば絞り袋で線や顔を描くことができます。
100均で揃えられるアイシング関連アイテムを以下にまとめます。
アイシングは「塗る」と「描く」の2ステップで考えると迷いません。まず刷毛でゆるいアイシングを全面に塗り、乾燥(最低1時間、理想は一晩)させてから、かためのアイシングやチョコペンで顔・ボタン・服などを描いていきます。
アイシングが乾く前に次の色を重ねてしまうと、色が混ざってにじんでしまいます。これが失敗の原因として非常に多いです。乾燥時間を守ることが、きれいなデコレーションの第一条件です。
コルネ(絞り袋)はクッキングシートを三角形に切って手作りできます。用意するのはクッキングシートとハサミだけなので、追加コスト0円です。細い線を描きたい場合は、先端をハサミで1〜2mm切り落とすだけです。
子どもと一緒に作る場合は、チョコペンを使う方が手軽で失敗しにくいです。アイシングより乾燥を気にしなくてよいため、作業がスムーズに進みます。
ジンジャーブレッドマンの型をクリスマス限定で使うのはもったいないです。実は、型自体は年中使い回しができ、クリスマス以外にも応用するアイデアがたくさんあります。
まずクッキーをクリスマスオーナメントとして飾る方法です。型抜き後、焼く前の生地に竹串の根元で小さな穴をあけておくと、焼き上がり後に麻紐や細いリボンを通してツリーに吊るせます。竹串は100均で売っているもので十分です。デコレーション後に袋に入れてリボンをつけると、そのままプレゼントにもなります。
クリスマス以外での活用方法としては、以下のような使い方があります。
クッキーの保存についても押さえておきましょう。ジンジャーブレッドマンクッキーは、完全に冷ましてから乾燥剤と一緒に密閉容器に入れれば、常温で約2週間保存可能です。これはスパイスに含まれる成分が防腐作用を持つためで、本場のヨーロッパではオーナメントとして数週間飾った後に食べる習慣もあります。
生地を冷凍保存する場合は、3mm厚さに伸ばしてクッキングシートで挟んだ状態で冷凍すれば約1ヶ月保存可能です。食べたいときに冷凍庫から出してそのまま型抜き→焼成できるので、クリスマス前に生地だけ先に仕込んでおくのがおすすめです。
型は食器洗浄機・乾燥機に非対応のものがほとんどです。洗った後は水気をしっかり拭き取ってから収納しましょう。錆びや変形を防ぐためにも、乾燥した状態で保管するのが原則です。