実は、冷凍カニクリームコロッケは揚げるより「トースターで焼く」方が中がトロトロになります。
スーパーの冷凍食品コーナーには、複数のメーカーから冷凍カニクリームコロッケが販売されています。主要なものを整理すると、ニッスイ・マルハニチロ・味の素冷凍食品・セブンプレミアム(セブン-イレブン・イトーヨーカドー系列)・コープ(生協)などが代表的なブランドです。
それぞれ特徴が異なります。
ニッスイの冷凍カニクリームコロッケは、1袋に5〜6個入りで実勢価格が税込400〜500円程度。カニの風味をしっかり感じられるホワイトソースが特徴で、揚げ焼きでもサクッと仕上がります。
マルハニチロの冷凍カニクリームコロッケは、ビスク(カニの旨味を濃縮したソース)を使った本格派タイプも展開しており、1個あたりのサイズがやや大きめ。ボリューム重視の家庭に向いています。
味の素冷凍食品はお弁当用の小ぶりサイズも揃えており、5個入りで約350円〜という手頃な価格帯が魅力です。子ども向けのお弁当に入れやすいサイズ感ですね。
セブンプレミアム・コープなどのPB(プライベートブランド)は、大手ブランドと同等かそれ以上のカニ含有量を持ちながら、価格が10〜15%程度安いケースがあります。これはお得です。
選ぶ基準は「カニ使用量」と「ホワイトソースのとろみ具合」で決めるのが基本です。パッケージ裏面の原材料表示で「かに(ずわいがに)」が早い順番に記載されているほど、カニの風味が豊かな商品です。
冷凍カニクリームコロッケを揚げる際、最も多い失敗が「破裂」と「中が冷たいまま」の2つです。どちらも揚げ油の温度管理を誤ることで起きます。
正しい温度は160〜170℃の低温から始め、最後に180℃に上げる「二段階揚げ」です。最初から高温で揚げると、衣が先に固まって中の蒸気が逃げられなくなり、破裂の原因になります。
具体的な手順はこちらです。
| 工程 | 温度 | 時間の目安 |
|------|------|------------|
| 1回目(低温)| 160〜170℃ | 約4〜5分 |
| 一度取り出して油を切る | — | 1〜2分 |
| 2回目(高温)| 180〜190℃ | 約1〜2分 |
一度取り出して休ませることで、中心まで熱が均一に通ります。これが原則です。
また、冷凍のまま油に入れることが前提ですが、油の量は「コロッケが半分以上浸かる深さ」を確保してください。油が少なすぎると底面だけが焦げ、側面が生焼けになります。揚げ油はコロッケ3個に対して500ml以上を目安にしましょう。
揚げることに不安がある場合は、ノンフライヤー(熱風調理器)を使う方法もあります。200℃・12〜15分で表面がカリッと仕上がり、油を使わないため後片付けが格段に楽になります。コスモス・アイリスオーヤマ・コイズミなど各社から1万円台で販売されているので、ご家庭の調理スタイルに合わせて検討してみてください。
「揚げ物はハードルが高い」という方に朗報です。冷凍カニクリームコロッケはトースターでも十分おいしく調理できます。
トースターを使う場合は、アルミホイルの上に冷凍のまま置き、200W(強)で20〜25分加熱するのが目安です。途中10分経過したところで一度ひっくり返すと、全体にまんべんなく火が通ります。仕上げの1〜2分はアルミホイルを外すと表面がこんがりとした焦げ色になり、揚げたような見た目に近づきます。
これは使えそうです。
一方、電子レンジだけでの加熱は基本的に非推奨です。衣がベタッとした食感になり、揚げコロッケ本来のサクサク感が失われてしまいます。ただし「加熱ムラを先にレンジで解消してからトースターで仕上げる」という組み合わせ技は有効で、レンジ500Wで約1分30秒加熱した後、トースターで10〜12分焼くとムラなく仕上がります。
フライパンを使う場合は、揚げ焼きという方法が効果的です。深さ1〜1.5cmほど(フライパン底から数えて約指1本分)の油をフライパンに入れ、160℃で片面3〜4分ずつ焼きます。全体に油を回す必要がないため、使う油が通常の揚げ物の約3分の1で済みます。経済的ですね。
市販の冷凍カニクリームコロッケのパッケージに記載されている賞味期限は、未開封・冷凍保存の状態で製造日から約12〜18ヶ月が一般的です。ただしこれは「冷凍状態を維持した場合」の話で、一度解凍した後の再冷凍は品質が大きく劣化します。
再冷凍についてはっきり言います。ホワイトソースは再凍結によって水分が分離し、加熱した際にシャバシャバしたソースになってしまいます。風味も落ちるため、再冷凍はしないことが原則です。
また、開封後に残った冷凍コロッケを保存する場合は、ジッパー付き保存袋に移し替え、空気をできるだけ抜いてから冷凍庫へ入れてください。元のパッケージのまま冷凍庫に入れると、霜がつきやすくなります。霜がついた状態で揚げると油跳ねの原因になるため注意しましょう。
冷凍庫の設定温度にも注意が必要です。家庭用冷凍庫は一般に-18℃以下に設定されていますが、開け閉めが多い家庭では実際の庫内温度が-12〜-15℃程度まで上がっているケースがあります。この状態が続くと品質劣化が早まるため、冷凍食品は扉ポケットではなく庫内奥の棚に入れるのがおすすめです。
冷凍カニクリームコロッケはそのまま食べるだけでなく、アレンジ次第で食卓のバリエーションが一気に広がります。主婦の方に特に人気のアレンジをいくつかご紹介します。
① クリームコロッケのシチュー風アレンジ
揚げたカニクリームコロッケを半分に割り、市販のホワイトシチューの上にのせるだけです。コロッケの衣がシチューの水分を吸い、グラタン風のとろみが生まれます。子どもにも好評な組み合わせです。
② カニクリームコロッケのパングラタン
コッペパンやバゲットを縦に切り、中をくり抜きます。揚げたコロッケを崩して中に入れ、ピザ用チーズをのせてトースターで3〜4分焼けば完成です。コロッケのホワイトソースがパンに馴染んで、クリーミーなパングラタンになります。
③ 献立の組み合わせ
| メイン | サイド | 汁物 |
|--------|--------|------|
| カニクリームコロッケ | コールスローサラダ | コンソメスープ |
| カニクリームコロッケ | トマトのマリネ | 味噌汁(わかめ) |
| カニクリームコロッケ | ほうれん草のソテー | コーンポタージュ |
コロッケ自体がこってりした味わいのため、付け合わせには酸味や苦味のある野菜料理を合わせるとバランスが取れます。トマトのマリネやコールスロー(酢を効かせたもの)が特によく合います。
カニクリームコロッケのカロリーと栄養についても軽く触れておきます。市販の冷凍品1個(約60〜70g)あたりのカロリーは概ね160〜200kcal程度です。揚げ油を吸収するため、揚げ方によってカロリーは前後しますが、ノンフライヤーや揚げ焼きにすることで1個あたり20〜30kcal程度の節約になります。毎日食べるものではないので、過度に気にする必要はありません。つまり調理方法の工夫でカロリーコントロールも可能ということですね。
スーパーによっては総菜コーナーに揚げたてのカニクリームコロッケも並んでいますが、冷凍品は1個あたりの単価が総菜の約50〜60%程度と割安であることが多く、家計管理の面でも冷凍品を活用するメリットは大きいといえます。
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