コープ東北の店舗は「スーパーより少ない」と思っていると、実は年間2万円以上の節約チャンスを逃しているかもしれません。
コープ東北(正式名称:コープ東北サンネット事業連合)は、宮城・福島・岩手・山形・秋田・青森の東北6県を拠点とする生活協同組合の連合体です。単体の「コープ東北」という一枚岩の組織ではなく、各県の生協が連携している仕組みになっています。
この構造が「店舗数が把握しにくい」原因のひとつです。
各県生協の店舗ブランドとしては「コープみやぎ」「コープふくしま」「いわて生協」「コープやまがた」「あきた生協」「コープあおもり」などがあり、合計すると東北全域で約200店舗前後が運営されています。これはイオン東北の店舗数(約120店舗)を上回る規模です。イオンより多いとは意外ですね。
ただし店舗の規模や業態は様々で、大型の「コープスーパー」から、地域密着型の小規模店舗まで幅広く存在します。山間部や沿岸部など、大手スーパーが撤退した地域にも生協の店舗が残っているケースがあります。つまり「生活インフラとしての役割」を担っている側面が強い組織です。
県別で見ると、人口の多い宮城県・福島県に店舗が集中している傾向があります。一方、秋田県や青森県では店舗数こそ少ないものの、宅配エリアがカバーしている範囲が広く、店舗がない地域でも組合員サービスを受けられる仕組みが整っています。
| 県名 | 主な生協名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 宮城県 | みやぎ生協 | 店舗数最多・仙台市内に集中 |
| 福島県 | コープふくしま | 震災後も地域密着で展開 |
| 岩手県 | いわて生協 | 内陸部・沿岸部ともにカバー |
| 山形県 | コープやまがた | 県内各市に分散配置 |
| 秋田県 | あきた生協 | 宅配の比重が高い |
| 青森県 | コープあおもり | 津軽・南部エリアに展開 |
参考:各生協の組合員向け情報や公式サイトでエリアごとの店舗情報を確認できます。
「近くに店舗がない=コープが使えない」という思い込みは、大きな損失につながることがあります。これが知らないと損するポイントです。
コープ東北の強みは、店舗の数だけで語れない「宅配ネットワーク」にあります。東北全域で展開する個人宅配(週1回の定期配送)は、店舗がない市町村にも対応しているケースが多く、東北6県の世帯カバー率は約85〜90%に達すると言われています。
宅配サービスの最大の特徴は、カタログから注文した食材や日用品が週1回自宅まで届くシステムです。買い物の重さを感じることがない、というメリットは特に小さな子どもがいる家庭や、車の運転が難しい高齢世帯にとって大きな価値があります。
注目すべき点として、宅配の注文はスマートフォンアプリ「コープデリ」や「eふれあい」などからも行えます。カタログをめくらなくてもオンラインで注文でき、注文履歴の管理も簡単です。これは使えそうです。
また、店舗と宅配を併用すると、ポイントの合算ができる生協もあります。日常使いの頻度が上がるほど、年間の還元額が積み上がる仕組みになっています。
「うちの近所にはコープがない」と感じている方にこそ知ってほしい情報があります。店舗数が少ない地域でも、組合員として登録しておくだけで使えるサービスは複数あります。
まず最大のものが宅配サービスです。週1回の定期宅配は、店舗のない地域でも同じ価格で食材・日用品・離乳食・有機野菜などを届けてくれます。追加料金なしで玄関先まで配送してくれることも多く、年間を通じて計算すると交通費の節約だけで1〜2万円になるケースもあります。
次に、共済(保険)サービスです。CO・OP共済は組合員なら加入できる掛け捨て型の保険で、月々1,000円台から子どもの医療保障などをカバーできます。大手生命保険と比べて掛け金が低めに設定されていることが多く、家計の見直しに使えます。
店舗がなくても生協は使える、が基本です。
特に宅配は「留め置き配達」にも対応している地域があります。不在時でも玄関先の保冷ボックスに置いていってもらえるので、日中外出している方でも安心して利用できます。
これはあまり語られない視点ですが、コープ東北の店舗数の変化は「地域の生活力」を映す鏡でもあります。
東北では少子高齢化・過疎化の進行が全国平均より速く、特に山間部や離島に近い半島部では民間スーパーが相次いで撤退しています。そうした「買い物難民」が生まれやすい地域に対して、生協は民間企業が採算的に入れない場所でも宅配を継続するという方針を持っています。
2011年の東日本大震災後、岩手・宮城・福島の沿岸部では多くの生協店舗が被災・閉店しました。しかし、いわて生協やみやぎ生協は仮設店舗の設置や宅配の早期再開を他のスーパーより早く行い、復旧支援において重要な役割を果たしました。これは生協の「非営利」という性格が活きた事例です。
現在も東北の一部地域では、生協の移動販売車「コープの移動店舗」が運行しており、高齢者が多い地区を週1〜2回巡回しています。店舗という「固定施設」だけで生協を語るのは不十分ということです。
つまり店舗数は一つの指標に過ぎません。
参考:地域生協の社会的役割についての解説があります。
組合員登録は1口1,000〜2,000円程度の出資金で始められます。この出資金は退会時に返還されるため、実質的なリスクはほぼゼロです。
最初に押さえておきたいのが「ポイント制度」です。みやぎ生協などでは購入金額に応じてポイントが貯まり、一定以上になると割引や商品交換に使えます。年間利用額が30万円を超える家庭では、ポイント還元だけで3,000〜5,000円相当のメリットが生まれます。
次に注目してほしいのが、生協のプライベートブランド商品です。「コープ商品」と呼ばれるPB品は、同等のナショナルブランド商品と比べて平均15〜20%程度安いことが多く、品質面でも生産者の顔が見える「産直品」が多数あります。毎週の食費に換算すると、月2,000〜4,000円の節約につながるケースもあります。
また、コープの宅配で定期注文をしている家庭では、「食材の無駄が減る」という副次効果も報告されています。週1回のまとめ注文になるため、計画的な献立を立てやすくなり、衝動買いが減ることで食費が月3,000〜8,000円程度下がるという声もあります。
食費の無駄を減らすなら計画買いが原則です。
コープ東北の各生協では、新規組合員向けの「お試しセット」や「初回限定割引」を用意していることもあります。店舗が近くにない場合でも、公式サイトや電話から宅配の資料請求ができるので、まずは情報を取り寄せることが第一歩です。
参考:コープ東北の宅配や組合員サービスの詳細はこちらで確認できます。