実は、クッキング温度計を「挿したまま加熱」すると、芯温が3〜5℃高く出て焼きすぎになります。
ニトリでは「クッキング温度計」として複数の種類を取り扱っており、価格帯は税込み500円台〜1,500円前後と、他の専門ブランドと比べて圧倒的にリーズナブルです。大手調理器具メーカーの同タイプ品が2,000〜5,000円程度するのに対し、ニトリ製品はその約半額以下で手に入ることも多く、「まず試してみたい」という主婦にとって非常に入りやすい価格帯といえます。
ニトリで取り扱われているクッキング温度計は、大きく分けてデジタル式とアナログ式の2タイプがあります。デジタル式はペン型が多く、先端の金属プローブを食材に刺して数秒〜10秒程度で温度を読み取れるのが特徴です。一方、アナログ式はダイヤル盤に針が動くタイプで、電池不要のため「電池切れの心配がない」という点でファンも多くいます。
デジタル式は読み取りが早く、揚げ物・焼き物・低温調理など幅広い用途に対応しています。アナログ式は精度がやや劣る場合があり(±3〜5℃程度のズレが出ることも)、プロの料理人よりも日常料理のざっくり確認向きとされています。用途に合わせた選択が基本です。
ニトリ公式サイトでは季節や時期によって取り扱い商品が変わる場合があります。店頭在庫と通販在庫が異なるケースも多いため、購入前にニトリの公式ストアで最新の取扱商品を確認することをおすすめします。
ニトリ公式通販サイト:クッキング温度計の最新ラインナップを確認できます
クッキング温度計を使う最大の目的は、食中毒を防ぎながら食材をベストな状態に仕上げることです。これは大切なポイントです。見た目の色や感触だけで火の通りを判断するのは危険で、厚生労働省の食品安全基準では、鶏肉・豚肉・挽き肉は中心温度75℃で1分以上の加熱が必要と定められています。
食材別の目標温度の目安は以下の通りです。
| 食材 | 安全な中心温度 | 仕上がりの目安 |
|---|---|---|
| 鶏肉(ムネ・モモ) | 75℃以上・1分以上 | パサつき防止なら75〜78℃がベスト |
| 豚肉 | 75℃以上・1分以上 | ローストポークは68〜70℃も人気 |
| 牛肉(ステーキ) | 表面の十分な加熱が必要 | レア:54〜57℃、ミディアム:60〜65℃ |
| 揚げ物の油温 | 160〜190℃(用途により異なる) | 天ぷら:160〜170℃、唐揚げ:170〜180℃ |
| お菓子(カラメル等) | 目標温度が変わる(工程による) | ソフトキャラメル:115〜118℃ |
温度計を使う際に多くの方がやりがちなミスが「挿したまま加熱し続ける」行為です。これは計測値が周囲の熱の影響を受けてしまい、実際の食材の芯温より3〜5℃ほど高く表示されることがあります。つまり「もう火が通った」と判断して取り出したら中がまだ生だった、という事態につながります。
正しい使い方は、火を止めるか鍋・フライパンからいったん離し、食材の最も厚い部分の中心に向けてプローブを刺し、安定した数値を読み取ることです。測定後はすぐに引き抜いてください。これだけ覚えておけばOKです。
厚生労働省:食中毒予防のための食材加熱温度の基準。中心温度75℃・1分以上の根拠となる公式情報です
ニトリのクッキング温度計はコストパフォーマンスが高い分、丁寧なお手入れをすることで精度を長期間維持できます。逆に、扱いを誤ると数ヶ月で精度が大きくズレてしまうこともあります。痛いですね。
まず、最も多い劣化の原因が「水没」です。デジタル式の温度計は、プローブ(先端の金属部分)のみが防水仕様で、本体の電子部品部分は水に弱い製品がほとんどです。洗い物の際にドボンと丸ごと水に浸けてしまうと、1回で故障する可能性があります。お手入れは、プローブ部分をアルコールペーパーや濡れた布で拭き取るだけで十分です。
次に気をつけたいのが「高温環境での保管」です。コンロの近くや夏場の車内など、60℃を超える環境に長時間置くと、内部のセンサーが劣化してズレが生じることがあります。使用後は引き出しの中など、直射日光や熱が当たらない場所に保管しましょう。
温度計の精度確認は「氷水テスト」で簡単にできます。コップに氷と水を入れてよくかき混ぜ、温度が安定したところでプローブを入れます。正確な温度計なら0℃(±1℃以内)を示すはずで、これが2〜3℃以上ズレているなら買い替えのタイミングです。この確認は月1回程度行うのが理想です。
クッキング温度計の活躍シーンとして特に効果を実感しやすいのが、揚げ物と低温調理です。これは使えそうです。揚げ物は「油の温度が命」といわれますが、視覚的な判断(衣を落として浮かびかたを見る方法など)には個人差があり、実際には設定したい温度から10〜20℃ずれていることも珍しくありません。
たとえば唐揚げを170℃で揚げる場合、160℃だと油を多く吸った重い仕上がりになり、185℃を超えると外は焦げているのに中が生、という最悪の事態も起こりえます。数十円程度の温度差が、料理の出来を大きく左右するということです。
低温調理においても温度管理は非常に重要です。鶏ムネ肉を65〜68℃で1時間ほど保温すると、しっとりとやわらかいサラダチキンが完成しますが、60℃を下回ると食中毒リスクが高まります。低温調理器(スティック型のサーキュレーター)を使っている場合でも、機器の温度表示と実際の湯温が1〜2℃ずれることがあるため、クッキング温度計で実測することがベストプラクティスです。
ニトリのクッキング温度計は、測定範囲が一般的に−50℃〜300℃程度に対応したモデルが多く、揚げ物の油温(160〜200℃)も低温調理の湯温(60〜80℃)もカバーできます。1本で複数の用途をまかなえるということですね。
ニトリのクッキング温度計を検討している方が意外と見落としがちなのが「応答速度」の違いです。価格だけを比較すると圧倒的にお得に見えるニトリ製品ですが、応答速度(食材に刺してから安定した数値が表示されるまでの時間)は、製品によって2秒〜15秒以上と大きな差があります。
揚げ物や高温の煮汁を計測する際、10秒以上プローブを油や汁に浸し続けることは安全面でも不便です。温度計を油に長く浸けていると、その間に温度が下がって次の食材を入れるタイミングが遅れる、という実用上のデメリットもあります。
一方で、主婦の日常料理では「2〜3秒で読み取れるハイエンド機」が必ずしも必要なわけではありません。パンやお菓子作り、煮込み料理、揚げ物など「急いで計測する必要が低い場面」ならニトリの廉価品で十分です。用途が合えば問題ありません。
専門メーカーのデジタル温度計(例:ThermoWorks社の「Thermapen ONE」など)は6,000〜10,000円以上しますが、応答速度は約1〜2秒と圧倒的に速く、プロやヘビーユーザー向きです。ニトリ製品との使い分けとして「日常料理はニトリ、真剣なお菓子作りや燻製には専門品」という選択肢もあります。
また、ニトリ製品には公式の校正証明書が付いていないため、精度の保証が厳密ではありません。これが気になる場合は、前述の「氷水テスト」で購入直後に精度チェックをしておくと安心です。意外な落とし穴を知っておくだけで、賢い買い物ができます。
国民生活センター:調理用温度計の精度と安全性に関するテスト報告。複数ブランドの誤差比較データが掲載されています
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