砂糖と水だけで作ったシロップは、ホットケーキにかけても大して意味がありません。
「メープルシロップを買いに行く前に、家にあるもので代用できないかな」——そう思ったことはありませんか?実は、砂糖と水さえあれば、5分もかからずにメープルシロップ風のシロップが完成します。わざわざ買い物に行く手間も省けるので、ぜひ覚えておいてください。
作り方はとてもシンプルです。小さめの鍋に砂糖と水を2:1の割合で入れ、中火にかけます。鍋を軽く揺らしながら砂糖を溶かし、沸騰したら弱火にして30秒ほど加熱したら火を止めれば完成です。
つまり、砂糖と水の比率が命です。
仕上がりは少し粘り気のあるシロップになります。ホットケーキはもちろん、ヨーグルトやアイスクリームのトッピングにも使えますよ。粗熱がとれたら清潔な瓶に移し、冷蔵庫で保存しましょう。
| 材料 | 分量(目安) |
|---|---|
| 砂糖(白砂糖・きび砂糖など) | 大さじ2 |
| 水 | 大さじ1 |
使う砂糖の種類によって風味が変わります。上白糖ならすっきり甘め、きび砂糖なら少し香ばしさが出ます。好みに合わせて試してみてください。これだけ覚えておけばOKです。
鍋を出して洗うのが面倒に感じる日もありますよね。そんなときは電子レンジを使う方法が便利です。
耐熱容器に砂糖大さじ2と水大さじ1を入れ、ふんわりとラップをかけて600Wで20〜30秒加熱します。取り出してよく混ぜ、砂糖が完全に溶けていれば完成です。
加熱しすぎには注意が必要です。
砂糖は電子レンジで加熱すると突沸(とっぷつ)と呼ばれる急激な沸騰を起こすことがあります。容器が非常に熱くなる場合があるので、取り出すときは必ずミトンや布巾を使い、やけどに気をつけてください。また、吹きこぼれ防止のため、容器は容量に余裕のあるものを使うのがポイントです。
よりメープルシロップに近い風味を出したいなら、インスタントコーヒーを少量加えるのがおすすめです。砂糖大さじ2、水大さじ1に対して、インスタントコーヒー小さじ1/2が目安です。コーヒーを加えることで独特のコクが生まれ、市販品に近い味わいになります。入れすぎるとコーヒーの苦味が強くなってしまうので、少しずつ調整しましょう。
電子レンジなら洗い物も少なく済みます。これは使えそうです。
「どうせ作るなら、もっと本物らしい味にしたい」——そう思う方には、てんさい糖(甜菜糖)を使う方法が特におすすめです。
てんさい糖はサトウダイコン(甜菜)を原料とした砂糖で、白砂糖と違って精製が不完全なため、オリゴ糖やミネラルが残っています。そのため、白砂糖で作るシロップよりもメープルシロップに似た香ばしさと優しいコクが生まれるのです。
てんさい糖シロップが基本です。
作り方は鍋にてんさい糖2〜3と水1の割合で入れ、中火で砂糖を溶かしながら煮詰めるだけです。グラグラ激しく煮立てると焦げやすくなるため、弱めの中火でゆっくり溶かすのがコツです。砂糖が完全に溶けて沸騰したら、火を止めて冷まします。
また、てんさい糖はスーパーの砂糖コーナーで比較的手軽に購入できるため、準備のハードルも低めです。価格は上白糖よりやや高め(500g前後で200〜400円程度)ですが、腸内環境を整えるオリゴ糖も含まれているため、家族の健康を気にする主婦の方には特に嬉しいポイントといえます。
てんさい糖は栄養面でも優秀です。白砂糖との違いを感じながら使ってみてください。
メープルシロップの代用品作りに関する詳しい情報はこちらも参考にどうぞ。
メープルシロップの作り方は?簡単な代用レシピ・人気レシピもご紹介(vegewel)
「メープルシロップってカロリーが高そう……」と思っている方、実はそれは思い込みです。意外ですね。
メープルシロップは、砂糖やはちみつと比べてカロリーが低めです。100gあたりのカロリーを比較すると、次のようになります。
| 甘味料 | カロリー(100gあたり) | 糖質(100gあたり) |
|---|---|---|
| 🍁 メープルシロップ | 266kcal | 66.3g |
| 🍬 砂糖(上白糖) | 391kcal | 99.3g |
| 🍯 はちみつ | 329kcal | 81.7g |
砂糖より約125kcalも低い計算になります。これは砂糖大さじ約4〜5杯分のカロリー差に相当します。ダイエット中の方にとっては、見逃せない差ですね。
また、メープルシロップが特に優れているのはミネラルの豊富さです。カルシウム、カリウム、亜鉛、マグネシウムなどが含まれており、はちみつと比べてカルシウムは約19倍、マグネシウムは約9倍も多いとされています。精製された白砂糖にはこれらのミネラルがほとんど含まれていないため、「ただ甘いだけ」ではない点が大きな違いです。
さらに、メープルシロップには20種類以上の抗酸化物質(ポリフェノール)が含まれています。抗酸化物質は体内の活性酸素を抑え、老化や生活習慣病の予防を助けるとされており、美容や健康を気にする方にとっても嬉しい成分です。
もちろん、あくまでも「砂糖類の中では比較的ヘルシー」という話であり、食べすぎは禁物です。1日に使う量は大さじ1〜2程度を目安にしましょう。
栄養面の詳細については、カナダメープル産業協会の公式サイトも参考にしてみてください。
メープルシロップの成分について(カナダメープル産業協会・日本語版)
「メープルシロップはホットケーキにかけるもの」と決めつけていませんか?実はそれ以外にも、驚くほど多くの料理やお菓子に活躍します。
甘味料として砂糖の代わりに使う場合、白砂糖と同量かやや少なめで代用できます。液体なので溶けやすく、焼き菓子に加えるとしっとりとした仕上がりになるのが特徴です。以下のような使い方が特に人気です。
これだけ汎用性があるのは嬉しいですね。
次に、保存方法について知っておきましょう。メープルシロップは未開封なら常温でも数年持ちますが、一度開封すると話が変わります。
開封後は必ず冷蔵庫で保存してください。常温に放置するとカビが繁殖しやすくなり、見た目に変化がなくても品質が急激に落ちることがあります。
開封後の目安は冷蔵庫保存で約1年ですが、使う頻度が低い場合は冷凍保存も検討しましょう。冷凍すれば約3年間保存できます。メープルシロップは糖度が高い(66Brix程度)ため、冷凍してもカチカチに固まらず、スプーンですぐにすくえる状態のまま保存できるのが便利なポイントです。
保存容器はガラス瓶が最もおすすめです。臭い移りがなく、清潔を保ちやすいため、シロップの風味を損ないません。プラスチック容器では徐々に臭い移りが起こる可能性があります。
蓋の周りを清潔に保つことも大切です。保存方法さえ守れば、長く美味しく使えますよ。
保存方法や賞味期限についての詳しい情報はこちらをご参照ください。
メープルシロップが腐るとどうなる?見分け方とカビを防ぐ正しい保存法(kazokunocrouton)