葉酸サプリを飲んでいれば、妊娠中の栄養は足りていると思っていませんか?
葉酸は、妊娠中にもっとも注目される栄養素のひとつです。胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減させる効果があることが、厚生労働省によって公式に認められています。神経管は妊娠4〜6週目ごろに形成されるため、妊娠に気づく前から摂取を始めることが重要とされています。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、妊娠を計画している女性・妊娠初期の女性に対して、通常の食事に加えて1日400μgのサプリメントによる葉酸摂取を推奨しています。食事だけで400μgを安定的に摂ることは難しいのが実情です。
葉酸が豊富な食品にはほうれん草・枝豆・アスパラガスなどがありますが、加熱すると含有量が半減するケースも多くあります。つまり食事だけでの補完には限界があります。
サプリを選ぶ際は「モノグルタミン酸型葉酸(ファスト型)」を含む製品を選ぶと吸収率が高いとされています。葉酸サプリは食事の直後に飲むと吸収が安定しやすいため、食後に飲む習慣をつけると継続しやすいです。
参考:厚生労働省「葉酸と神経管閉鎖障害のリスク低減に関する情報」
厚生労働省 葉酸に関する公式情報ページ
妊娠中は血液の量が妊娠前と比べておよそ1.4〜1.5倍に増えるため、鉄の需要が急激に高まります。それに対して食事から摂れる鉄分の量はほとんど変わらないため、妊娠中の貧血は非常に起こりやすい状態です。
鉄欠乏性貧血は「妊婦の約40%が経験する」とも言われており、めまい・動悸・息切れ・疲労感といった症状を引き起こします。胎児の発育にも影響するため、早めに対策することが重要です。
鉄のサプリには「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。ヘム鉄は動物性食品由来で吸収率が高く(約15〜35%)、非ヘム鉄は植物性由来で吸収率は約3〜8%ほどです。吸収率が高いのはヘム鉄です。
ただし、ヘム鉄は製品によってコストが高く、1日分が50〜80円程度になることもあります。一方、非ヘム鉄でもビタミンCと一緒に摂ることで吸収率を高められます。コスト面が気になる場合は、非ヘム鉄+ビタミンCの組み合わせが現実的な選択肢です。
また、鉄サプリはカルシウムや緑茶(タンニン)と同時に摂ると吸収が妨げられます。飲む時間帯を分けるだけで吸収効率が変わります。鉄サプリは食間か食後2時間を目安にすると吸収を邪魔されにくくなります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、胎児の脳・神経・目の発達に欠かせない脂質です。特に妊娠後期から授乳期にかけて胎児の脳への蓄積が急速に進むため、この時期の摂取が特に重要とされています。
WHOとFAOの共同勧告では、妊娠中のDHA摂取目安は1日300mgとされています。これはサンマ中1尾(可食部約100g)に含まれるDHA量とほぼ同量です。毎日青魚を食べることは現実的ではないため、サプリでの補完が選ばれやすいのはうなずけます。
魚油由来のDHAサプリを選ぶ際に注意したいのが、水銀の含有量です。大型魚(マグロ・メカジキなど)由来の魚油は微量の水銀を含む場合があります。サプリを選ぶ際は「小型魚由来」または「藻類由来(アルガル油)」と表示されているものが安心です。
藻類由来のDHAは植物性なのでベジタリアンにも対応しており、重金属のリスクも低いとされています。これは使えそうです。
なお、DHA・EPAを含む魚油サプリは、血液をサラサラにする作用があるため、手術前や産前産後の出血が心配な時期には担当医に相談してから飲むことが安全です。摂取前に一度確認するのが基本です。
妊娠中のカルシウムといえば「牛乳を飲めばいい」と思っている方が多いかもしれません。しかし、カルシウムだけを摂っても、ビタミンDが不足していると腸からの吸収率が著しく低下することはあまり知られていません。
ビタミンDは日光を浴びることで皮膚で合成されますが、室内で過ごすことの多い妊婦や、日焼け止めを使用している場合は体内合成量が不足しやすい傾向があります。国立成育医療研究センターの調査によると、日本人妊婦の約60%がビタミンD不足状態(血中濃度20ng/mL未満)であるというデータもあります。
ビタミンD不足は胎児の骨形成や免疫機能の発達に影響するほか、妊娠高血圧症候群のリスクとも関連が示されています。深刻な不足は避けたいですね。
厚生労働省の食事摂取基準では妊娠中のビタミンD推奨量は1日8.5μgとされていますが、現代の食生活では不足しやすく、サプリによる補完を検討する価値があります。サプリを選ぶ際は「ビタミンD3(コレカルシフェロール)」を含む製品が体内での利用効率が高いとされています。
カルシウムサプリはマグネシウムと2:1の比率で摂ると吸収バランスが整いやすいという考え方もあります。カルシウムとマグネシウムのバランスが原則です。
参考:国立成育医療研究センター「妊娠中の栄養に関する研究」
国立成育医療研究センター 公式サイト
サプリは「自然由来だから安全」「多く飲めばより効果的」と思われがちですが、妊婦にとっては逆効果になる栄養素が存在します。特に注意が必要なのが「ビタミンA」です。
ビタミンAの過剰摂取は、胎児の奇形リスクと関連することが複数の研究で示されています。厚生労働省は妊娠3か月以内または妊娠を希望する女性に対し、ビタミンAを1日3000μgRAE以上摂取しないよう注意を呼びかけています。レバーは100gあたり約13000μgRAEのビタミンAを含むため、妊娠初期は食事面でも注意が必要です。
一方で過剰摂取リスクがないとされているのが、水溶性ビタミン(ビタミンC・B群・葉酸)です。これらは余分な分が尿として排出されるため、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)に比べて蓄積しにくいです。ただし、極端な高用量では消化器症状が出ることもあるため注意は必要です。
安全に複数のサプリを飲むためのポイントをまとめると以下のようになります。
サプリはあくまでも食事を補う「補助」の位置づけです。それが基本です。バランスのとれた食事を土台にして、不足しがちな栄養素をピンポイントで補う使い方が、妊娠中の栄養管理として最も合理的な方法といえます。
妊娠初期〜後期の時期ごとに特に補いたい栄養素を表にまとめると、以下のようになります。
| 妊娠時期 | 特に重要な栄養素 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 妊娠初期(〜13週) | 葉酸・ビタミンB6・マグネシウム | 神経管形成・つわり対策 |
| 妊娠中期(14〜27週) | 鉄分・カルシウム・ビタミンD | 血液量増加・骨格形成 |
| 妊娠後期(28週〜) | DHA・鉄分・亜鉛 | 脳・神経発達・免疫機能 |
上記はあくまでも目安です。個人差があるため、定期健診でのデータを参考に、自分の状態に合わせた栄養補給を医師と相談しながら進めていくことが大切です。
参考:厚生労働省「妊産婦のための食生活指針」
厚生労働省「妊産婦のための食生活指針」PDF(公式)
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