日清ラーメンcm曲を年代別に振り返る歴代ソング完全まとめ

日清ラーメンのCM曲といえば、何の曲を思い浮かべますか?初代「ハッピーじゃないか」から最新の「強風オールバック」替え歌まで、時代を彩った歴代CMソングを一気にご紹介します。知らなかった意外な裏話も満載!

日清ラーメンのCM曲を年代別に振り返る歴代ソング完全まとめ

日清のCMソングは替え歌でも、元曲より先に日本でヒットしたケースが複数あります。


🎵 この記事でわかること
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初代CMソングの誕生秘話

1971年の発売当時、「ハッピーじゃないか」がどんな経緯で生まれたのか、阿久悠と小林亜星による革命的なCMソング制作の裏側を解説します。

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洋楽替え歌CMシリーズの全貌

Jamiroquai・Queen・Bon Joviなど世界的アーティストとコラボした伝説の替え歌シリーズ。そのクオリティと仕掛けを徹底解説します。

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最新CMソング&話題の裏話

「強風オールバック」替え歌や楽曲無断使用騒動まで、知って得するCMソングの最新情報をまとめました。


日清ラーメンCM曲の原点|初代ソング「ハッピーじゃないか」の誕生秘話

日清カップヌードルの歴史は、1971年の発売と同時にスタートしたCMソングとともにあります。その初代CMソングこそ、笠井紀美子とデューク・エイセスが歌った「ハッピーじゃないか」です。作詞は阿久悠、作曲は小林亜星という、当時の日本を代表する二人のクリエイターが手を組んだ豪華な作品でした。


当時のCMソングには「必ず商品名を入れる」という鉄則があり、それが業界の常識でした。しかし阿久悠が仕上げた歌詞には、「カップヌードル」という言葉が一切登場しません。これが知られざる驚きの事実で、作曲の小林亜星でさえ「革命的だ」と感嘆したといいます。商品名を一度も出さないまま、その世界観だけでリスナーの心をつかむ手法は、当時の日本では前例のないアプローチでした。


つまり、「商品名を入れるのがCMソングの基本」という常識を最初から破っていたわけですね。


歌い手の選択も画期的でした。笠井紀美子はジャズシンガーとして知られる存在で、当時の広告業界では「CMソングを歌わないタイプ」と見られていた人物です。そんな彼女をあえて起用したのは、カップヌードルという革命的な商品には、従来のCM手法は似合わないという確信があったからです。


1971年11月21日、東京・銀座の歩行者天国で行われた街頭販売イベントでは、わずか4時間で2万食を売り切るという歴史的な成功を収めました。このヒットにCMソングが果たした役割は非常に大きく、「ハッピーじゃないか」は日本のCMソング史に残る一曲として今も語り継がれています。


参考になる阿久悠と小林亜星によるCMソング誕生の詳細な経緯については、以下の記事が詳しいです。


TAP the POP「画期的なCMソングを書いた阿久悠と小林亜星」


日清ラーメンCM曲の黄金期|HOUND DOG・浜田省吾・尾崎豊など80〜90年代の名曲たち

初代の「ハッピーじゃないか」から歴史を刻み続けた日清カップヌードルのCMソングは、1980〜90年代にかけて一気に豪華さが増していきます。これが黄金期です。


まず1985年には、HOUND DOGの「ff(フォルティシモ)」が起用されました。力強いロックサウンドとカップヌードルの「アツさ」が見事にマッチし、当時の若い視聴者を夢中にさせた一曲です。続いて浜田省吾の「風を感じて〜EASY TO BE HAPPY」、さらには中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」なども起用されるなど、90年代初頭にかけてJ-POPのスター勢が次々とCMソングを飾りました。


90年代後半からは、尾崎豊の「シェリー」や「I LOVE YOU」、大澤誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」、鈴木雅之の「ガラス越しに消えた夏」など、いわゆる「大人の恋愛ソング」がCMに多用されるようになります。これは当時のカップヌードルが「ちょっとセクシーで大人向け」なイメージを打ち出そうとしていた時期と重なります。


CMソングが変わるたびに話題になる、ということですね。


さらに1990年代末〜2000年代にかけては、宇多田ヒカルの「This Is Love」「Kiss & Cry」、MISIAの「Everything」、Mr.Childrenの「and I love you」「タガタメ」、GLAYの「HOWEVER」、EXILEの「Heads or Tails」など、その時代のトップアーティストが続々と起用されました。まるで「カップヌードルのCMに選ばれること=その時代のトップアーティストの証明」といった様相を呈するほどです。


この時期のCMソングは、今もカラオケやドライブ中に口ずさむ主婦の方が多いはず。子育て世代にとっては「青春の一曲」として記憶に刻まれている曲も多いのではないでしょうか。CMソングを手がかりに当時の記憶が蘇る、という体験ができるのも、この黄金期の面白さです。


RAG MUSIC「カップヌードルのCM 人気のCM曲・歴代CMソング【2026】」(歴代CMソングを年代順に確認できます)


日清ラーメンCM曲の伝説|Jamiroquai・Queen・Bon Joviとの洋楽替え歌シリーズ

2010〜2011年にかけて放送された「洋楽替え歌CMシリーズ」は、日清カップヌードルのCM史の中でも特に語り草になっているシリーズです。世界的なアーティストの名曲を使い、歌詞をカップヌードルにちなんだ内容に替えるという大胆な企画で、日本中に衝撃を与えました。


このシリーズで最も有名なのが、JamiroquaiのKay(ジェイ・ケイ)本人が出演した「Virtual Insanity」篇です。前後左右に動く床の上でダンスするあのインパクト大のMVをそのまま使い、歌詞をカップヌードル仕様に替えた内容は、視聴者の度肝を抜きました。「このCMでジャミロクワイを初めて知った」という日本人が続出し、アーティスト認知度が一気に跳ね上がったというエピソードも残っています。


これはすごいことですね。


続いてQueenの「I Was Born to Love You」篇では、故・フレディ・マーキュリーの1985年のソロMV映像をそのまま流用しつつ、歌声は「そっくりさん」のスコットランド出身のGary Mullenが担当するという凝った演出でした。亡くなったアーティストの映像を使い、プロの声真似師が歌を吹き替えるというアイデアは、視聴者に大きな驚きを与えました。


Bon Joviの「禁じられた愛(You Give Love A Bad Name)」篇では、「♪息子さんは中3で受験勉強してた〜」という日本語の歌詞が乗せられる破天荒な内容に。ボン・ジョヴィ本人が替え歌の企画に賛同したとのことで、日清の公式サイトにもそのコメントが掲載されました。


このシリーズが特別だった点は、「替え歌でも元曲のクオリティを落とさない」徹底したこだわりにあります。歌い手はプロのミュージシャンがそっくりに似せて歌っており、放送当時は「本当に本人が歌っているのか?」と話題になったほどです。洋楽替え歌が原曲ファンをも唸らせた、まさに奇跡のシリーズといえます。


CMソング情報「日清カップヌードル2010〜2011年洋楽替え歌CMシリーズまとめ」(各曲の楽曲データ・動画リンクあり)


日清ラーメンCM曲の感動路線|BUMP OF CHICKENとHUNGRY DAYSシリーズの魅力

洋楽替え歌シリーズが話題を呼んだ後、カップヌードルのCMは別の方向で再び日本中を感動させます。それが、2017年から展開された「HUNGRY DAYSアオハルかよ。」シリーズです。


このシリーズの特徴は、魔女の宅急便・アルプスの少女ハイジ・サザエさん・ワンピースなどの有名アニメキャラクターたちが、もし高校生活を送っていたら?というテーマで描いた青春アニメーションCMという点です。リアルで繊細な作画と、思春期の揺らぎを丁寧に描いたストーリーが視聴者の共感を集めました。


そのCMソングとして全シリーズを通じて起用されたのが、BUMP OF CHICKENの「記念撮影」です。2017年7月5日にリリースされたこの曲は、日清カップヌードルのタイアップとして制作されたもので、配信限定シングルという形で発表されました。透明感のあるアルペジオから始まる独特の曲調は、青春の淡い光を感じさせ、CMの世界観と奇跡のようなマッチングを見せました。


結論は「映像と音楽が一体になったCM」です。


「記念撮影」が特筆すべき点のひとつは、シリーズを通して複数の異なるアニメキャラクター篇に起用されたことです。魔女の宅急便のキキ、アルプスの少女ハイジ、サザエさん、そしてワンピースのゾロ・ナミ・ビビなど、それぞれ異なるCMに同じ楽曲が使われていましたが、不思議なことに毎回違う感動を届けてくれました。


同シリーズの最終回となった「HUNGRY DAYSワンピース 頂上騎馬戦篇」では、打って変わってマキシマム ザ ホルモンの「ハングリー・プライド」が起用されるというサプライズがありました。長い青春シリーズを締めくくる激しいロックナンバーは、多くのファンの心を揺さぶりました。これもCMソングの選曲の妙といえます。


音楽ナタリー「BUMP OF CHICKEN×カップヌードル、魔女宅キキの青春を新曲で彩る」(HUNGRY DAYSシリーズの詳細はこちら)


日清ラーメンCM曲の最新事情|強風オールバック替え歌から楽曲トラブルまで

2023年以降、日清カップヌードルのCM音楽はさらに「今」の空気感を反映する方向に進んでいます。その象徴となったのが、2023年夏に放映されたシーフードヌードルのCMです。


このCMで使われたのは、ボカロP・ゆこぴ(Yukopi)の楽曲「強風オールバック(feat.歌愛ユキ)」の替え歌でした。「強風オールバック」はYouTubeやTikTokで爆発的にバズったボカロ曲で、2023年時点でカバー動画が数千本以上投稿されていた社会現象的な楽曲です。シーフードヌードルを食べることを「夏は絶対シーフード!」というメッセージに乗せた替え歌と、ゆるいアニメーションのセットは、SNSでも大きな話題を呼びました。


その後も、MAISONdesの「けーたいみしてよ feat. はしメロ, maeshima soshi」の替え歌を使ったラクサCM(ジェラードンのアタック西本さん出演)や、Little Glee Monsterの「ちょ待って!」のアレンジバージョンを使ったチリトマゾンビ篇など、バラエティ豊かな音楽活用が続いています。


一方、2024年8月には日清カップヌードルのCMをめぐる楽曲トラブルも起きました。カップヌードルのX(旧Twitter)公式アカウントに投稿された動画に、人気ラッパーの楽曲が無断で使用されているとして、そのラッパーが「許可取られてません」とSNSで告発したのです。日清側は最終的に事実関係を確認し対応を発表しましたが、CM音楽と著作権の問題は無関係ではないと改めて注目された出来事でした。


注意が必要なところですね。


最新のCMでは、チキンラーメンに2025年夏から5人組ヴォーカル・ダンスユニット「M!LK」の楽曲「イイじゃん」の替え歌を起用した「たまごをおとせば美味イイじゃん」篇も公開され、SNSで話題になっています。「イイじゃん」はギャップを楽しめる"予想裏切りソング"として若い世代に刺さった楽曲で、ひよこちゃんキャラクターとの組み合わせが「かわいい」と好評です。


気になった曲はSpotifyやApple Musicなどの音楽配信サービスで検索すると、元曲をすぐに聴けます。「この曲なんだっけ?」と思ったときは、まず曲名をメモしておくと便利です。


日清ラーメンCM曲を家族で楽しむ独自視点|CMソングが親子の会話を生む理由

ここまで年代別に日清ラーメンのCMソングを振り返ってきましたが、実はこれには主婦ならではの「活用法」があります。それは「CMソングを話のネタにして、家族の会話を増やす」という使い方です。


たとえば、「HOUND DOGのffってお父さんの青春の曲だよ」「浜田省吾のこの曲、実はカップヌードルのCMだったんだよ」という一言から、家族の中で世代を超えた音楽トークが始まることがあります。子どもたちが知っている「強風オールバック」も、元はボカロ曲だと教えれば「なんでそんな曲がラーメンのCMになったの?」と興味を持ってくれることもあります。


これは使えそうです。


実際、カップヌードルのCMソングは50年以上にわたって、その時代のヒット曲・話題曲を積極的に起用してきたため、年代ごとに刺さる楽曲が必ずひとつはあります。例えば30〜40代の主婦の方であれば、Mr.ChildrenやGLAYのCMソングには懐かしさを感じるでしょうし、50代以上の方には尾崎豊や浜田省吾のバラードが「あの頃」を思い出させてくれます。


一方、小学生の子どもがいる家庭では「強風オールバック」や「ちょ待って!」などのCMソングを子どもが口ずさんでいることも多いはず。そのとき「これ元はこういうアーティストの曲なんだよ」と教えてあげると、親子で音楽の話で盛り上がれます。


CMソングが家族の会話のきっかけになる、ということですね。


こうした「音楽を話のきっかけにする」スタイルは、日々の食卓をほんの少し豊かにしてくれます。カップヌードルを食べながら「このCMの曲なんだっけ?」と気になったら、Shazam(スマホで曲を聴かせるだけで曲名がわかるアプリ)を使えば、その場で即座に答えが見つかります。曲名がわかれば、そこから音楽配信で元曲を聴いてみるのもおすすめです。日清のCMソングは、家族との会話という「見えない資産」を与えてくれる存在といえます。