見た目が地味なごぼとん丼こそ、県外客が何度もリピートする大西楼の看板メニューです。
長野県下伊那郡松川町の「あらい商店街」の一角に赤い看板を掲げて立つ大西楼。写真で見ると真っ先に目を引くのが、入口に置かれた「ゴボウを抱えた豚さん」のユーモラスなオブジェです。昭和の中華料理店特有のにぎやかな食品サンプルケースとあわせて、訪問者の心をつかむ外観になっています。
店内は4人掛けテーブルが4卓、隣の座敷には回転テーブル付きの座卓が3卓。総キャパシティはおよそ30〜40席ほどで、家族連れでも座敷がゆったり使えます。商店街共用の無料駐車場(宮坂駐車場)を利用でき、10〜60台規模と余裕があるので車でのアクセスも安心です。
外観の写真がSNSでも注目されやすいのは、この「懐かしさとユーモア」が共存する雰囲気のためです。いわゆる"映え"とは違うのですが、なんとも言えない親しみやすさが写真から伝わってきます。JR飯田線・伊那大島駅から徒歩5分、中央自動車道松川ICから車で5分という利便性も訪問のしやすさにつながっています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 長野県下伊那郡松川町元大島1569-8-9 |
| 電話 | 0265-36-5713 |
| 営業時間(平日) | 昼 11:00〜14:00 / 夜 17:00〜21:00 |
| 営業時間(土日祝) | 通し 11:00〜21:00 |
| 定休日 | 月曜・不定休 |
| 席数 | 約40席(座敷あり) |
| 駐車場 | 商店街共用・無料 |
| 支払い | カード不可(現金のみ) |
訪問前に営業状況を電話で確認するのがベストです。不定休のため、せっかく足を運んで空振りになるのを防げます。
大西楼のメニューは、「北京料理」と銘打ちながらも、どこか懐かしい町中華の雰囲気がある親しみやすいラインナップです。写真で見ると彩りがよく、家庭的なボリューム感があります。
人気ナンバーワンと名高いのが「あんかけチャーハン」です。パラパラに炒めたご飯の上に、シャキシャキのニラとタケノコ、豚肉入りのあんがたっぷりとかかっています。このあんにはオイスターソースが使われており、まろやかなコクが特徴。SNSの投稿でも「甘くもなく辛くもなく、チャーハンとの相性が完璧」と評価する声が多く見られます。
セットメニューも充実しています。
値段は町中華にしては「やや高め」という口コミも見受けられますが、それでも長年地元の方や県外のリピーターを満足させ続けている腕前の証といえるでしょう。つまり価格以上の満足感があるということです。
ほぼ全メニューのテイクアウトも受け付けているため、観光の途中に電話で注文してから立ち寄るという使い方もできます。
つながる商店街「大西楼」(店主によるメニュー詳細紹介ページ)
長野県松川町を代表するご当地グルメ「ごぼとん丼」。大西楼はこの名物の発案に深く関わったお店のひとつとして知られています。ご当地グルメとしては地味な見た目で知られていますが、それでも何度も足を運ぶリピーターが後を絶たないのがこの丼の底力です。
ごぼとん丼の主役は、地元松川町産のリンゴと梅を食べて育った「まつかわりんご黒豚」と、伊那谷産のごぼう。豚のバラ肉の脂をしっかり落としてコラーゲンだけを残すことで、プリッとした食感とさっぱり感を両立しています。ごぼうは中華の世界では「整腸の漢方食材」として扱われており、豚のコラーゲンとのコンビネーションは健康面でも理にかなっています。
大西楼のごぼとん丼の特徴は、やや甘みのあるとろみある中華風のあんが丼全体をやさしく包む点にあります。
現在、松川町内で「ごぼとん丼」を提供している店舗は10軒弱。各店ごとに作り方が異なり、角煮風だったり、とろみあんがかかるタイプだったりと個性があります。大西楼の中華風あんかけスタイルは、その中でも「中華料理店ならでは」の独自路線です。
「見た目地味だから…」と躊躇する人も多いのですが、食べ始めると止まらないと言われる理由が写真だけでは伝わらない部分です。これは食べてみてこそわかる味ということですね。
ごぼとん丼公式サイト「信州まつかわごぼとん丼の会」(提供店舗マップも確認できます)
大西楼の店名にある「北京料理」という言葉。なんとなく「中華料理のひとつ」とは知っていても、四川料理や広東料理との違いが曖昧な方も多いのではないでしょうか。実はここを知っておくと、大西楼のメニューを見たときの楽しみ方がぐっと広がります。
北京料理は「四大中華」(北京・上海・広東・四川)のひとつで、中国北方の宮廷料理を起源とします。寒冷な気候ゆえに体を温める料理が多く、醤油や甜麺醤、オイスターソースといった旨みの濃い調味料を使います。辛味で知られる四川料理とは対照的に、食べやすくまろやかなのが北京料理の持ち味です。
| 料理区分 | 味の特徴 | 代表料理 |
|---|---|---|
| 北京料理 | まろやか・濃厚・旨みがしっかり | 北京ダック・水餃子・ジャージャー麺 |
| 四川料理 | 麻辣(マーラー)の痺れる辛さ | 麻婆豆腐・担担麺 |
| 広東料理 | 淡白・素材の旨みを生かす | 飲茶・海鮮料理 |
| 上海料理 | 甘辛・濃厚な煮込み系 | 上海ガニ・東坡肉(角煮) |
大西楼の「ヘルシーゴマチャーハン」や「あんかけチャーハン」「麻婆麺(痺れなし)」といったメニューは、北京料理らしい「食べやすくまろやか」という特徴を体現しています。北京料理が基本です。辛いものが苦手な方やお子さん連れのファミリーにも、大西楼のメニューは取り組みやすいといえます。
大西楼のオーナーは、駒ヶ根にある大西楼で13年間修業したのち、約35年前に暖簾分けで松川町に独立開業しました。正統派北京料理の技術を継承しながら、地元・松川町の食材や文化と融合させた独自のスタイルを確立しています。
「中国四大中華・北京料理の特徴や代表的な料理を詳しく解説」(Deep China)
大西楼に初めて訪問する前に知っておくと得するポイントがあります。写真映えを狙うならどのメニューを選ぶべきか、また訪問時の注意点についてまとめました。
まず、写真で発信したい場合に選びたいメニューは「あんかけチャーハン」です。金色のあんとチャーハンのコントラストがきれいで、色味のあるニラが添えられることで写真全体が映えやすくなります。一方「ごぼとん丼」は実物の旨さと写真の地味さのギャップが大きいメニューです。あえて「見た目普通なのにめちゃくちゃ美味い」という切り口で発信すると、共感を得やすいでしょう。
訪問時の注意点をまとめます。
土日祝日はランチからディナーまで通し営業(11:00〜21:00)になるため、観光とあわせて訪問するなら週末がねらい目です。座敷もあるので、小さな子ども連れでも使いやすい環境が整っています。
また、SNSの投稿によると、ランチタイムは混雑することもあるとのこと。11時台の開店直後か、13時以降のすこし落ち着いた時間帯を狙うと待ち時間が少なくなりやすいです。これは使えそうです。
食べログやYahoo!マップには写真が30件以上投稿されており、外観・店内・料理の雰囲気をあらかじめ確認することができます。初めての訪問前にチェックしておくと、注文の参考になります。
食べログ「大西楼」写真一覧ページ(外観・店内・料理写真30件掲載)