「山椒は唐揚げやうなぎにしか使えない」と思っていると、毎日の料理で大きなチャンスを損しています。
カルディに足を運ぶと、「山椒」と名のつく塩系調味料が複数並んでいて、どれを買えばいいのか迷ってしまうことがあります。実は商品によって使っているスパイスの種類、辛さ、しびれ感がまったく異なります。購入前に違いを把握しておくだけで、料理の仕上がりが大きく変わります。
まず注目したいのが、カルディオリジナルの「ソルトファクトリー 麻辣ソルト 20g(151円税込)」です。唐辛子と山椒(花椒)の辛みが効いたシーズニングで、辛みをマイルドにするために粉末のお酢がブレンドされているのが特徴です。ピリッとした刺激の中に酸味のまろやかさがあり、ポテト・唐揚げ・炒め物など幅広く使えます。
次に「花椒塩(かしょうえん)40g(248円税込)」があります。こちらは花椒(ホアジャオ)と塩、胡椒をブレンドしたシビ辛タイプ。蓋を開けた瞬間に立ち上る香りは強烈で、舌先にジリジリと痺れる感覚が特徴です。シビ辛好きには特におすすめの商品です。
さらに「飛騨山椒 山椒粉 5g(948円税込)」も。岐阜県奥飛騨産の山椒を100%使用した本格派で、うなぎや焼き魚、ステーキなど素材の旨みを引き立てたいときに向いています。価格は高めですが、品質の高い純粋な山椒の風味を楽しめます。
| 商品名 | 価格(税込) | 内容量 | 辛さの特徴 |
|---|---|---|---|
| ソルトファクトリー 麻辣ソルト | 151円 | 20g | 辛さ控えめ・酸味あり |
| 花椒塩(かしょうえん) | 248円 | 40g | シビ辛・しびれ強め |
| 飛騨山椒 山椒粉 | 948円 | 5g | 香り重視・辛さ穏やか |
シビ辛好きには花椒塩、辛さを抑えたい場合は麻辣ソルト、本格的な和の山椒の風味を楽しみたいなら飛騨山椒粉、という選び方が基本です。
「山椒塩と花椒塩は同じもの」と思って購入すると、想像以上の刺激に驚くことがあります。両者は似ているようで、香りも辛みの種類もまったく別ものです。
山椒は日本原産で、ミカン科サンショウ属の植物。柑橘系のさわやかな香りとピリッとした辛みが特徴で、うなぎの蒲焼や焼き鳥など和食のお供として古くから親しまれてきました。辛さは比較的穏やかで、誰でも使いやすいスパイスです。
一方、花椒(ホアジャオ)は中国・四川省などが主産地で、山椒と同じミカン科でも種が異なります。花椒は山椒に比べて辛さが約5倍ともいわれ、舌が麻痺するような独特の「しびれ感」が最大の特徴です。麻婆豆腐やシビ辛料理の味の決め手として知られています。
つまり山椒は「香り重視」、花椒は「しびれ・辛さ重視」ということですね。カルディの「麻辣ソルト」は花椒ベース、「花椒塩(かしょうえん)」も花椒が主役、「飛騨山椒粉」が純粋な和山椒です。辛さが苦手な方、子どもと一緒に食べる場合は飛騨山椒粉や麻辣ソルトから試すのがおすすめです。
「唐揚げにかけるだけ」で終わっていると、山椒塩の魅力の半分も活かせていません。これは使えそうです。
日常料理でもっとも手軽なのが、みそ汁やスープへのひとふりです。温かいスープに花椒塩や麻辣ソルトを少量加えると、湯気に乗って香りが広がり、ポカポカ感も増します。特に寒い時期の朝食や体が冷えた夜に試してみてください。
次におすすめなのがスクランブルエッグへのアレンジです。卵1個に麻辣ソルトをふたつまみ、鶏がらスープの素をひとつまみ加えて焼くだけで、おつまみにもなる本格的な一品に仕上がります。5分かからず作れるのが主婦にとって最大のメリットです。
焼きそばの味付けにも活躍します。豚バラ肉とニラの焼きそばに麻辣ソルト小さじ1/4を加えると、程よい辛さとシビれが加わり、いつもの焼きそばがやみつきになる味へと変わります。
意外な使い方として、冷奴や豆腐料理のアクセントにも向いています。豆腐にごま油と山椒塩・ねぎをのせるだけで、居酒屋メニューのような風味が出ます。ドレッシングをかけるより簡単でカロリーも抑えられます。
さらにカルディ内で人気の卵かけご飯ちょい足しとしても使えます。ひとふりで風味に奥行きが生まれ、毎朝の朝食が楽しみになります。塩分の強いかけすぎには注意が条件です。
山椒塩が単なる「辛い調味料」として売れているわけではありません。健康面でのメリットが広く知られてきたことが、人気を後押しする理由のひとつです。
山椒に含まれる辛み成分「サンショオール」には、内臓の働きを活発にし、血行を促進して体を温める作用があります。血管を拡張させて血流を良くする働きが確認されており、冷え性や肩こりの改善に役立つ可能性があると言われています。特に冷え性に悩む主婦にとって、毎日の食事に山椒をとり入れることは手軽な対策のひとつになります。
冷え性改善に効果が期待できる山椒の摂取量は「1日0.2g」、目安としてはひとふり(小さじの先に少量)程度です。カルディの山椒塩や麻辣ソルトをひとふりするだけで、その量に相当します。毎日の料理に少量をとり入れるだけでいいということですね。
また、山椒は古くから漢方薬「大建中湯(だいけんちゅうとう)」「当帰湯(とうきとう)」などに配合されてきた生薬でもあります。健胃・整腸・抗菌・むくみ改善・骨の健康サポートなど、6つの健康効果が期待されています。
ただし、食べ過ぎには注意が必要です。胃腸を刺激する成分でもあるため、大量に摂取すると下痢や吐き気が起きることがあります。胃腸の疾患がある方は特に少量から試すことが条件です。
せっかくカルディで購入した山椒塩も、保存の仕方を間違えると香りが急速に飛んでしまいます。購入後の管理もポイントのひとつです。
粉末タイプの山椒塩・花椒塩は、直射日光・高温多湿を避けた常温保存が基本です。キッチンのコンロ横に置いておくと、加熱の熱と蒸気が影響して香りが劣化することがあります。引き出しや戸棚の中に入れておくのが適切です。
また、山椒・花椒系スパイスは香りが命なので、開封後はできるだけ早めに使い切ることが推奨されます。カルディの麻辣ソルト(20g)は小さいサイズのため、開封後1〜2ヶ月を目安に使い切るのが理想です。花椒塩(40g)は容量が多めなので、調理への活用頻度を上げてみてください。
さらに見落としがちなのが、子どもや辛さが苦手な人への配慮です。花椒塩はひとふりでも舌がしびれるほど刺激が強く、辛い物が苦手な方には麻辣ソルトの方が向いています。家族みんなで使いたい場合は麻辣ソルトか飛騨山椒粉を選ぶのがベターです。
開封前であれば賞味期限まで常温保存できますが、開封後は風味を守るためにジップロック等への移し替えも有効です。香りの強さを維持したまま使えることが、料理の出来栄えに直結します。
山椒塩はそのまま使うだけでなく、カルディの別の調味料と組み合わせることで、さらに料理の幅が広がります。これはあまり紹介されていない使い方です。
たとえばカルディで人気の「クレイジーソルト(598円税込)」と麻辣ソルトを半量ずつ混ぜ合わせると、ハーブの香りにシビ辛の刺激が加わったオリジナルミックスソルトが完成します。チキンソテーや焼き野菜にかけると、ひとつの商品では出せない複雑な風味が生まれます。
また、カルディの「トリュフソルト(248円税込)」と花椒塩を少量ずつ合わせてポテトにかけると、トリュフの高級な香りとシビ辛の刺激が意外なほどマッチします。おもてなし料理や晩酌のおつまみに活用してみてください。
さらにごま油少量+飛騨山椒粉+塩の組み合わせは、簡単な和風ドレッシングとして豆腐サラダや蒸し鶏に使えます。市販のドレッシングを使わずに済むため、食費の節約にもなります。
ひとつの調味料を使い切ることが難しい場合、「カルディの調味料同士を組み合わせてオリジナルを作る」という発想が持てると、賞味期限内に無駄なく使い切りやすくなります。つまり、山椒塩は単品で使うよりも、組み合わせるほど活躍の場が広がるということです。
カルディに立ち寄ったときは、山椒塩系スパイスをまとめ買いして、いくつかを混ぜながら自分だけのブレンドを試してみることをおすすめします。失敗しても少量ずつ試せるのがカルディ商品のサイズ感の良さでもあります。
カルディ「花椒塩」の詳しいレビューとレシピはこちら(macaroni)