甘酒スイーツを砂糖たっぷりで作ると、せっかくの腸活効果が半減します。
甘酒スイーツとは、砂糖の代わりに米麹甘酒を使って作るヘルシーなお菓子のことです。「甘酒って飲むものでしょ?」と思っている方も多いかもしれませんが、実は砂糖と同じ感覚でスイーツ作りに使えます。これは使えそうですね。
甘酒(米麹タイプ)とお砂糖を比べると、同量あたりの糖質は甘酒のほうが最大8割も少ないというデータがあります(OurAge調べ)。砂糖大さじ1杯のカロリーが約35kcalなのに対して、甘酒大さじ1杯は約12kcal。カロリーの差は約3分の1です。スイーツ全体に砂糖をたっぷり使うレシピと比べれば、総カロリーの差は一目瞭然です。
甘酒が砂糖代わりになる理由は、米麹の酵素がデンプンを分解して作り出す天然のブドウ糖・オリゴ糖・麦芽糖にあります。砂糖を一切加えなくても、自然な甘みがしっかり出るのです。結論はシンプルです。
砂糖の置き換え比率の目安は「砂糖1:甘酒2」が基本です。ただし甘酒は水分を含むため、粉類を使うお菓子(マフィン、パウンドケーキなど)では小麦粉の量を少し増やすか、水分を少し減らす調整が必要になります。この1点だけ覚えておけばOKです。
また、甘酒には「米麹甘酒」と「酒粕甘酒」の2種類がありますが、スイーツに使うなら米麹甘酒一択です。アルコールを含まず、子どもや妊婦さんも安心して食べられるのが大きなメリット。酒粕甘酒は微量のアルコールが残っているため、家族みんなで食べるおやつには向いていません。
| 比較項目 | 上白糖(大さじ1) | 米麹甘酒(大さじ1) |
|---|---|---|
| カロリー | 約35kcal | 約12kcal |
| 糖質 | 約9g | 約2〜3g |
| 栄養素 | ほぼゼロ | ビタミンB群・アミノ酸・オリゴ糖 |
| 腸活効果 | なし | あり(善玉菌のエサとなるオリゴ糖を含む) |
甘酒スイーツが「簡単」といわれる最大の理由は、砂糖のように計量して入れるだけという手軽さです。特別な製菓技術は不要で、普段のお菓子作りの砂糖を甘酒に置き換えるだけで完成します。
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甘酒を使ったスイーツの中でも、初心者に特に人気なのが甘酒プリンです。材料は甘酒・牛乳・ゼラチンの3つだけ。鍋で温めて混ぜて冷やすだけなので、お菓子作りが苦手な方でも必ず作れます。
【甘酒プリンの材料(2〜3人分)】
【作り方】
砂糖ゼロでこの甘さが出るのは、甘酒のブドウ糖のおかげです。これは意外ですね。牛乳の代わりに豆乳に変えれば乳製品不使用のパンナコッタ風にもなり、ダイエット中の方や乳糖不耐症の方にも向いています。
ポイントは1つ。
甘酒は60℃以上に加熱すると酵素が失活するため、プリン液を作る際は「沸騰直前で火を止めてから甘酒を加える」ことが基本です。これを守ることで、甘酒本来の腸活成分(オリゴ糖・食物繊維)を生かしたまま食べられます。
また、甘酒プリンは冷蔵で2〜3日保存できるため、週末にまとめて作り置きしておくと平日のおやつとして重宝します。お子さんへのおやつにも罪悪感なく出せるのは、主婦にとって大きなメリットです。
【デリッシュキッチン】甘酒豆乳プリンなどお手軽スイーツレシピ9選(動画レシピ付き)
甘酒を使ったスイーツの中でも、最短5分で作れるのが甘酒わらび餅です。コンロも不要で、電子レンジだけで完成するので、忙しい日のおやつに最適です。
【甘酒わらび餅の材料(2人分)】
【作り方】
甘酒わらび餅の魅力は、白玉よりもモチモチ感が強く、甘酒の優しい甘みがきなこと絶妙に合うことです。片栗粉は「はがきの横幅(約10cm)の袋で3〜4回すくう量」が大さじ3の目安です。
1つ注意点があります。加熱後に固まりすぎて硬くなる場合は、甘酒の量を10〜20ml増やすか、加熱時間を少し短くしてください。甘酒の種類によっても濃度が異なるため、初めて作るときは様子を見ながら加熱するのが基本です。
甘酒わらび餅は砂糖をほぼ使わないか、ごく少量で十分なのも特徴です。甘酒そのものの糖度が高いため、砂糖を加えなくても十分な甘みが出ます。砂糖ゼロにしたい場合は、仕上げの黒蜜をたっぷりかけることで甘さを補うことができます。
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甘酒スイーツの中でもボリューム感があり、「ちゃんと作った感」が出るのが甘酒パウンドケーキです。小麦粉の代わりに米粉を使えばグルテンフリーにもなり、消化にやさしいケーキが完成します。
【甘酒米粉パウンドケーキの材料(18cmパウンド型1台)】
【作り方(焼くまで約10分)】
甘酒パウンドケーキは、砂糖をゼロまたは大さじ1程度に抑えても十分な甘さが出ます。甘酒100mlで得られる自然な甘みは、砂糖大さじ5〜6杯分をカットしたのと同等とも言われており、毎回スイーツに使えば年間で相当な糖質カットになる計算です。
ポイントは混ぜすぎないこと。米粉は小麦粉と違いグルテンが形成されないため、混ぜすぎても硬くはなりませんが、空気を含ませるようにさっくりと混ぜるとよりふんわりとした仕上がりになります。これが条件です。
甘酒に含まれるアミノ酸(グルタミン酸)は加熱するとメイラード反応を促進し、パウンドケーキの表面がほどよくきつね色に仕上がる効果があります。これは普通の砂糖スイーツにはない、甘酒スイーツならではの特徴です。意外ですね。
保存は焼き上がり後、完全に冷めてからラップに包んで冷蔵庫へ。3〜4日が目安です。翌日以降は甘酒の水分がなじんでしっとり感が増し、むしろ美味しくなります。
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甘酒スイーツを食べることで得られる健康効果は、単なる「なんとなく体に良い」というレベルではありません。研究データが裏付けています。これは見ておくべきです。
まず腸活効果から見てみましょう。米麹甘酒に含まれるオリゴ糖と食物繊維は、腸内の善玉菌(ビフィズス菌)のエサとなります。実際に便秘気味の人が1日118gの甘酒を1週間摂取した研究では、週の排便回数が4.4回から6.1回に増加したという結果が確認されています(川島屋・管理栄養士監修記事より)。約1.4倍の改善です。
次に美肌効果です。甘酒に含まれる「グルコシルセラミド」は、市販の高級化粧品にも配合される保湿成分の一種です。1日118gの甘酒を8週間摂取した試験では、毛穴の引き締めや肌トーンの改善が確認されています。スイーツとして食べながら美肌ケアができるということです。
甘酒100gあたりのビタミンB2は玄米の約3倍の量が含まれており、これは皮膚や粘膜の健康維持、代謝促進に働きます。ビタミンB群は水溶性のため体に蓄積されません。つまり、甘酒スイーツを定期的に食べることで継続的に補給することが大切です。
また、甘酒にはビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸と、7種類以上のビタミンB群が揃っています。これは植物性食品の中では非常に珍しいことです。総アミノ酸量は100gあたり約560mgで、牛乳の約1.2倍に相当します。
甘酒スイーツを週3〜4回の頻度で食べれば、甘酒を100〜150g程度摂取できる計算になります。おやつを食べながら美容と健康をケアできるのは、一石二鳥と言えますね。
ただし1点だけ注意が必要です。甘酒は100mlあたり約76〜100kcalと、飲み物の中ではやや高めのカロリーがあります。コーラ100ml(約45kcal)より高く、飲み過ぎると血糖値の急上昇につながる可能性もあります。1日に使う甘酒は200ml以内を目安にするのが原則です。
【川島屋・管理栄養士監修】甘酒の効果効能と栄養成分の詳細データ(研究文献あり)
甘酒スイーツをより効果的に楽しむために、少し意識してほしいのが「食べる順番」です。これはあまり語られていない視点ですが、甘酒スイーツを「食前」か「食後」に食べるかで、血糖値への影響が変わります。
甘酒に含まれる食物繊維・オリゴ糖は、先に腸に届くほど糖の吸収をゆるやかにしてくれます。これを利用した「甘酒ファースト」という食べ方は、ごはんやパンの前に甘酒スイーツを少量食べることで、食後の血糖値スパイクを抑える効果が期待できます。
たとえば、夕飯の15〜20分前に甘酒わらび餅を2〜3個(甘酒量で30〜40ml分)食べておく、という使い方です。「おやつ」としてではなく「プレミール(食前の準備食)」として活用するイメージです。
また、甘酒スイーツを朝食として食べるのも効果的です。朝は体がエネルギーを求めており、甘酒のブドウ糖はすばやく吸収されて脳のエネルギーになります。小さな甘酒プリン1個(甘酒量120ml)で得られるエネルギーは約76〜90kcal。お菓子パン1個(約350kcal)の約4分の1のカロリーで朝のエネルギーを補給できます。
さらに、甘酒スイーツはそのまま食べるだけでなく、ヨーグルトにトッピングするという方法もあります。甘酒わらび餅を小さく切ってヨーグルトに乗せたり、甘酒プリンをスムージーのベースにしたりと、組み合わせるだけで腸活効果が高まります。発酵食品×発酵食品の組み合わせは、腸内環境を整えるうえで最強の組み合わせと言えるからです。
甘酒スイーツをより手軽に日常に取り入れるためには、市販の米麹甘酒(濃縮タイプ)を常備しておくのが一番の近道です。マルコメやヤマトの糀甘酒などは全国のスーパーで購入でき、価格も200〜300ml入りで200円前後と手頃です。これは使えそうです。
甘酒スイーツを続けることのハードルを下げるコツは、「砂糖を減らすこと」ではなく「甘酒を加えること」から始めることです。最初からすべての砂糖を甘酒に置き換えようとすると調整が大変ですが、まず砂糖の半量を甘酒に替えるだけでも十分な効果が得られます。一歩ずつ試すのが原則です。
【オレンジページ】甘酒を調味料にして腸活!砂糖との置き換え方と効果(専門家コメントあり)

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