バンバンジーソースをかけるのは鶏むね肉だけ、と思っている方は毎日のおかず作りで大きな損をしています。
バンバンジーソースの基本は「ねりごま+醤油+酢+砂糖」の4つです。銀座アスターの林直樹シェフによると、ねりごまと醤油は必ず先に混ぜてなじませてから酢と砂糖を加えるのが鉄則です。一度にすべてを混ぜるとダマになりやすく、なめらかなとろみが出なくなってしまいます。
ここで「ねりごまは高くて手が出ない」と感じた方におすすめなのが、ピーナッツバターを使うアレンジです。ピーナッツバター大さじ3・酢大さじ2・醤油大さじ1・砂糖小さじ1を混ぜ合わせるだけで、ねりごまに負けない濃厚なソースが完成します。ねりごまは1本500円前後するのに対し、ピーナッツバターは200g入りが100〜150円台で購入できる場合も多く、毎月おかず費用を数百円単位で節約できます。これは使えそうです。
| ソースの種類 | 主な材料 | 特徴 |
|---|---|---|
| 基本ごまだれ | ねりごま・醤油・酢・砂糖 | 本格的な濃厚コク。ねりごまは先に醤油と混ぜるのがコツ |
| ピーナッツバターだれ | ピーナッツバター・酢・醤油・砂糖 | 節約向き。ねりごまより安価で濃厚な仕上がり |
| ごまドレッシングだれ | 市販のごまドレッシング・醤油・豆板醤 | 最速5分。冷蔵庫にあるもので即作れる時短向き |
もう一つの時短版は、市販のごまドレッシングをそのまま活用する方法です。ドレッシング大さじ2に醤油少々と豆板醤を加えるだけで、5分もかからずにソースが完成します。ごまドレッシングならほぼ毎日の買い物で手に入りますし、他のサラダにも使い回せるので無駄がありません。ソースの選択肢は3パターン覚えておけばOKです。
なお、手作りソースの日持ちについては、ねりごまやピーナッツバターベースの場合、清潔な瓶に入れて冷蔵すれば約10日間保存が可能です(クラシルの棒々鶏のタレレシピでは冷蔵2〜3日が目安とされていますが、作り置きレシピの場合は最長10日程度対応のものもあります)。多めに作り置きしておけば、忙しい平日の夜でも即座に使えて便利です。
プロのバンバンジーレシピとタレの作り方について詳しくは下記も参考にしてみてください。
銀座アスター・林シェフ直伝のバンバンジー本格レシピとごまだれの詳細手順が掲載されています。
【銀座アスター】濃厚なタレのバンバンジー(棒棒鶏)レシピ(mi-journey.jp)
バンバンジーソースを最大限に活かすには、かける食材の下ごしらえが重要です。鶏むね肉はゆでるよりも「余熱調理」で仕上げると劇的にしっとりします。具体的には、フォークで全体に穴を開けた鶏むね肉をボウルに入れ、沸かしたての熱湯2リットルを注いでラップで蓋をして30分置くだけです。
余熱調理が大切です。
鍋で加熱し続けると肉の表面が急激に引き締まりパサパサになりますが、余熱調理では60〜70℃程度の温度が緩やかに下がるため、タンパク質が過度に固まらず水分をキープできます。レンジを使う場合は600Wで3〜4分加熱後、新しいラップをぴったりかけて30分蒸らすと同様の効果が得られます。
こうして仕上げた鶏むね肉は、100gあたり約110円(2026年現在の平均的な小売価格)と非常にコスパが高いたんぱく質源です。しかも鶏むね肉には「イミダペプチド」という抗疲労成分が豊富に含まれており、忙しい主婦の疲労回復にも役立つことが現代メディアの記事でも紹介されています。節約とヘルシーが両立できます。
なお、ソースをかけるタイミングにも注意が必要です。「食べる直前にたれをかける」のが絶対ルールで、早めにかけてしまうと鶏肉や野菜から水分が出てソースが薄まり、せっかくの濃厚な味がぼやけてしまいます。盛り付け後すぐ食べる直前にかけるのが条件です。
バンバンジーソースはご飯や麺との相性が抜群です。特に冷凍うどんを使った「バンバンジーうどん」は、調理時間10分以内で完成する主食として注目されています。冷凍うどん1玉を解凍して水でしめ、千切りきゅうり・トマト・サラダチキンをのせてソースをたっぷりかければ完成です。
つまり「混ぜるだけの麺料理」ということですね。
冷製パスタへのアレンジも非常に人気があります。パスタ(細め1.4mmがソースと絡みやすい)をゆでて冷水でしめ、鶏むね肉ときゅうりをのせてバンバンジーソースをかけます。ごまのコクがパスタの小麦の旨みとよく合い、夏場の食欲がないときでもするすると食べられます。丸美屋の公式レシピでも「棒々鶏冷製パスタ」として紹介されているほどメジャーなアレンジです。
さらに一歩踏み込んだアレンジとして、調整豆乳をソースに加えると「バンバンジーラーメン風」のまろやかなスープができあがります。バンバンジーソース2人前分に調整豆乳100mlを混ぜてスープにし、ゆでた中華麺にかけると味の素パークでも紹介されているクリーミーな棒棒鶏麺になります。カロリーが気になる方には豆乳でソースを伸ばすことで1皿あたり50〜80kcal程度カットできる点もうれしいですね。
そうめんや春雨との相性も忘れてはいけません。夏に余りがちなそうめん1束(乾麺80g)をゆでて冷やし、きゅうりとトマトを添えてソースをかけると、冷やし中華風の一品に早変わりします。「めんつゆがない日でもそうめんが食べられる」という実用的なメリットがあり、節約・時短・栄養バランスの3拍子が揃っています。
バンバンジーソースは鶏むね肉専用のたれではありません。実はさまざまな食材にかけることで、献立のバリエーションが一気に広がります。コスパ最強のアレンジとして特に注目なのが「豚しゃぶ×バンバンジーソース」の組み合わせです。
豚しゃぶしゃぶ用肉300gをさっとゆでてレタスに乗せ、バンバンジーソースをかけるだけで完成します。味の素パーク公式レシピとしても掲載されており、調理時間はわずか10分。豚肉には鶏肉よりも豊富なビタミンB1が含まれており、糖質の代謝を助けて疲れにくい体づくりをサポートします。意外ですね。
さば水煮缶を使ったアレンジは特に驚くほど簡単です。缶から出したさばに千切りきゅうりを添え、おろし生姜チューブを少量加えたバンバンジーソースをかけると、3分で1皿が完成します。さば缶はスーパーで1缶100〜150円前後と安価でありながら、DHA・EPAを豊富に含む優秀な食材です。さば缶で作ると毎週の魚メニューのハードルが大きく下がります。
厚揚げは丸美屋の公式サイトでも「かけるだけ!厚揚げのバンバンジーソースがけ」として紹介されているアレンジです。厚揚げ1枚をレンジで2分温め、ソースをかけるだけで副菜が完成します。1枚あたり約60円とコスパも抜群で、1回の食事で約10g以上のたんぱく質を摂取できる点も主婦的にうれしいポイントです。たんぱく質の確保が条件です。
丸美屋の棒々鶏の素を使った45種類のアレンジレシピ(豚肉・さば・あさりとの組み合わせ含む)は以下で確認できます。
丸美屋「棒々鶏の素」を使ったアレンジレシピ一覧(marumiya.co.jp)
バンバンジーソースを多めに作った翌日、どうしていますか?捨ててしまうのは大きな損失です。手作りのごまだれ系ソースは密閉容器に入れて冷蔵すれば最大10日間ほど使い回せます(レタスクラブ掲載の棒棒鶏のたれレシピより)。冷蔵で2〜3日の目安が一般的ですが、清潔な保存容器と密着ラップを使うことで保存性がかなり高まります。
作り置きソースの翌日活用として最も手軽なのが「ポテトサラダのドレッシング代わり」にする方法です。じゃがいも2個をゆでてつぶし、ツナ缶1缶と枝豆を加えてバンバンジーソースを大さじ2混ぜるだけで、いつもとひと味違う中華風ポテトサラダが完成します。味の素パークでも「ごま風味のポテトサラダ」として紹介されているアレンジです。これは使えそうです。
ゆで卵との組み合わせも見逃せないアレンジです。半熟ゆで卵3個を縦半分に切ってバンバンジーソースをかけ、白いりごまを散らすと、お弁当の副菜としても映える一品になります。卵1個あたりのコストは20〜30円程度なので、3個使っても100円以下でおかずを1品増やせます。ゆで卵なら問題ありません。
また、バンバンジーソースを少し水で伸ばすと「蒸し野菜のディップソース」にもなります。ブロッコリーやアスパラガス、にんじんなどをレンジで加熱し、ソースを小皿に添えるだけで野菜をたっぷり食べられる副菜が完成します。野菜嫌いのお子さんにも「ソースに付けて食べる」スタイルにすると食べやすくなることが多く、家族全員の野菜摂取量を増やすきっかけになります。家族の食事管理という観点でも大きなメリットがあります。
味の素パーク公式では「Cook Do棒棒鶏用」ソースを使ったアレンジレシピ23件が掲載されており、3分〜20分以内で作れるものがほとんどです。ソースの活用範囲の参考になります。
「Cook Do」棒棒鶏用ソースを使ったアレンジレシピ23件(味の素パーク)