八丈フルーツレモンの食べ方と皮ごと活用する万能レシピ

八丈フルーツレモンは皮ごと食べられる希少な国産レモン。そのまま・塩レモン・はちみつ漬けなど活用レシピが豊富です。旬や栄養、保存方法まで詳しく解説。あなたはもう活用できていますか?

八丈フルーツレモンの食べ方と皮ごと活かす保存レシピ

皮を捨てると、ビタミンCを果汁の約4倍も損しています。


🍋 この記事でわかること
🌿
八丈フルーツレモンとは?

東京・八丈島産の樹上完熟レモン。1個200〜400gとグレープフルーツ並みの大きさで、皮の苦みが少なく、そのまま丸ごと食べられます。

🥗
基本の食べ方と調理ポイント

皮ごとスライスしてサラダへ、輪切りにしてレモン鍋へ。苦みがないから下ごしらえも最小限でOK。

🫙
賢い保存食レシピ3選

塩レモン・はちみつ漬け・レモン酢の作り方を詳しく解説。冷蔵で最大6ヶ月保存でき、日常料理をぐっとおいしく仕上げます。


八丈フルーツレモンの基本知識と旬・入手方法


八丈フルーツレモンは、東京都八丈島で栽培される希少な国産レモンです。1940年(昭和15年)に菊池雄二氏が北マリアナ諸島のテニアン島から苗木を持ち込んだことが起源で、島内では長年「菊池レモン」と呼ばれてきました。その後、東京都の研究機関との共同研究によって栽培技術が確立され、2014年から「八丈フルーツレモン」というブランド名で出荷が始まりました。


一般的なレモン1個の重量が約100gなのに対し、八丈フルーツレモンは1個200〜300g、大きいものでは400g以上にもなります。グレープフルーツと同じくらいのサイズ感です。ハウス栽培で1本の樹につける実を150個前後に厳しく制限する「摘果」を行い、一つひとつの実をじっくり大きく育てます。


品種的には「マイヤーレモン」系統と推定されており、レモンとオレンジが自然交雑した品種と考えられています。そのため、果皮の色は鮮やかな黄色〜オレンジ色を帯びているのが特徴です。


収穫は12月中旬〜2月がピークで、旬は冬から早春にかけてです。市場への流通量がまだ多くないため、入手できる機会は限られます。主な入手方法は以下の3つです。


- JA八丈島ネットショップ:贈答箱2kg(4,350円税込)など。シーズン中は数量限定で販売されます。


- JAタウン(JA全農公式通販):産地直送のオンラインショッピングで購入可能です。


- 楽天市場・食べチョク:複数の生産者・販売者から選べます。


八丈島を訪れる機会があれば、島の産業祭や直売所でも購入できます。通販で入手した際は、届いたらすぐに保存食に加工するのがおすすめです。


参考:八丈フルーツレモンの生産・ブランドについて詳しく解説されています(JA八丈島公式)
八丈フルーツレモンについて|八丈フルーツレモン公式サイト


八丈フルーツレモンの食べ方①皮ごとそのまま・サラダへ

普通のレモンを皮ごと食べると、強い苦みで顔をしかめてしまいますよね。八丈フルーツレモンは違います。樹上完熟によって果皮の糖分が増し、苦みがほとんど感じられないため、皮ごとそのままかぶりつける珍しいレモンです。


これが基本です。まず皮をよく洗ってから、輪切りや8等分のくし切りにするだけで食べられます。産地の方々は、収穫時にカットしたレモンをそのまま口にしながら味見をするほどです。


🥗 皮ごとサラダの作り方(4人分)


| 材料 | 分量 |
|------|------|
| 八丈フルーツレモン | 1個(約250g) |
| かぶ | 1個 |
| レタス | 適量 |
| 塩・砂糖・和風だし | 各少々 |
| お好みのドレッシング | 適量 |


1. 八丈フルーツレモンは種を取り除き、皮ごと粗みじん切りにする。


2. かぶは皮をむき、1〜2mmのいちょう切りにする。


3. レタスは一口大にちぎる。


4. ボウルにすべての材料を入れ、ドレッシングで和える。


通常のレモンは皮に農薬やワックスが使用されていることが多く、皮ごと食べるのには不安があります。国産・露地またはハウス栽培の八丈フルーツレモンなら、そのリスクが低い点も安心材料のひとつです。ただし食べる前にしっかり流水で洗うことは必須です。


鶏肉のソテーや豚しゃぶの上にスライスをのせてさっぱりと食べるのも、産地でよく行われている食べ方です。つまり、レモンが「脇役の調味料」ではなく「具材の一部」になるということですね。


参考:皮まで食べられる八丈フルーツレモンの特徴について紹介されています
おいしい食材再発見!八丈島編「八丈フルーツレモン」|eat-treat.jp


八丈フルーツレモンの食べ方②レモン鍋・料理への活用

八丈フルーツレモンを料理に使う場合、苦みが少ないという特徴が大きく活きます。通常のレモンを鍋に入れると加熱によって苦みが増しますが、八丈フルーツレモンは加熱しても嫌な苦みが出にくいため、鍋料理に向いています。これは使えそうです。


🍲 レモン鍋の作り方(2〜3人分)


| 材料 | 分量 |
|------|------|
| 八丈フルーツレモン | 1個(輪切り) |
| 白菜・水菜 | 各適量 |
| 鶏もも肉 | 200g |
| 鶏ガラだし | 600ml |
| しょうゆ | 大さじ1 |
| 塩・胡椒 | 少々 |


1. 八丈フルーツレモンをよく洗い、5mm幅の輪切りにして種を取り除く。


2. 鶏ガラだしとしょうゆを鍋に入れて煮立てる。


3. 白菜、水菜、鶏肉を加え、火が通ったら輪切りレモンを鍋全体に並べる。


4. 2〜3分ほど温めて完成。


レモンの香りがスープ全体に広がり、あっさりしながらも深みのある味わいになります。食欲が落ちがちな夏場や、体を温めたい冬場にもぴったりの料理です。


また、塩レモンラーメンも定番の活用法として人気です。インスタント塩ラーメンに薄くスライスした八丈フルーツレモンをのせるだけで、香りと酸味が加わり一段上の味わいになります。


さらに、焼いた肉や魚の上にはちみつ漬けにしたレモンをのせて食べる方法も、生産者の方々が強く推奨する食べ方です。はちみつのまろやかな甘さとレモンの爽やかな酸味が、脂の乗った肉や魚と絶妙にマッチします。塩レモンが条件です。下味に使うと料理の幅が大きく広がります。


八丈フルーツレモンの保存食レシピ①塩レモンの作り方

旬の時期にまとめて手に入れたとき、一番活用度が高い保存食が塩レモンです。作り方はシンプルで失敗しにくく、完成後は万能調味料として約1年間保存できます。


ただし、塩の量が少なすぎると腐敗するリスクがあります。レモン重量の10〜20%の塩を使うことが基本です。10%だとまろやかな仕上がり、20%だと長期保存向きになります。初めて作るなら15〜18%が扱いやすいです。


🫙 塩レモンの作り方(基本レシピ)


| 材料 | 分量 |
|------|------|
| 八丈フルーツレモン | 約700g(4個程度) |
| 塩(粗塩) | 105〜140g(レモン重量の15〜20%) |


1. レモンをよく洗い、くし切りまたは輪切りにして種を除く(フードプロセッサーで細かく刻むと熟成が早まります)。


2. 消毒済みのガラス瓶にレモンと塩を交互に入れ、蓋をして振り混ぜる。


3. 直射日光の当たらない涼しい場所で保管し、1日1回瓶を振る。


4. 塩が完全に溶け、レモンから出た液がとろりとしてきたら熟成完了のサイン。約1ヶ月後から使い始め、まろやかになります。保存期間は約1年です。


八丈フルーツレモンはふつうのレモンの約2倍の大きさがあるので、個数ではなくグラムで計量するのが正確です。これが原則です。


塩レモンの使い道は非常に広く、鶏のから揚げの下味、焼き肉のたれ代わり、刺身の醤油代わり、野菜のディップ、サラダドレッシング(オリーブオイルと合わせるだけ)、スープやパスタの隠し味と多彩です。一度作っておくと、料理の幅が一気に広がります。


参考:八丈フルーツレモンを使った塩レモンの公式レシピです
塩レモン|八丈フルーツレモン公式サイト


八丈フルーツレモンの保存食レシピ②はちみつ漬け・レモン酢の作り方

塩レモン以外にも、はちみつ漬けとレモン酢は家庭で手軽に作れる定番保存食です。どちらも皮ごと使えるのが、八丈フルーツレモンならではの強みです。


🍯 はちみつ漬けの作り方


| 材料 | 分量 |
|------|------|
| 八丈フルーツレモン | 1〜2個(輪切り) |
| はちみつ | レモンが隠れる量 |


1. レモンをよく洗い、5mm幅の輪切りにして種を取り除く。


2. 消毒済みのガラス瓶にレモンを並べ、はちみつをたっぷり注ぐ。


3. 冷蔵庫で2日ほど置けば完成。冷蔵保存で最大6ヶ月の日持ちが可能です。


はちみつ漬けは、そのままヨーグルトに混ぜたり、炭酸水で割ってはちみつレモンドリンクにしたり、焼いた鶏肉や魚の上にのせたりと活躍します。はちみつとレモンのクエン酸・ビタミンCが合わさり、風邪予防や疲労回復の面からも注目される組み合わせです。


🍶 レモン酢の作り方(ダイエット・美容向け)


| 材料 | 分量 |
|------|------|
| 八丈フルーツレモン | 約700g(4個) |
| 酢 | 1000ml |
| はちみつ | 100g |


1. レモンを1cm幅の輪切りにする。


2. 消毒済みの瓶に酢・はちみつ・レモンをすべて入れてかき混ぜる。


3. 常温で12時間以上置いたら完成。保存期間は約1年です。


レモン酢は1日大さじ1〜3杯が目安です。炭酸水や牛乳で割って飲むのが一般的で、便秘解消・美肌・疲労回復などの効果が期待されています。大量に飲んでも効果が上がるわけではないため、適量を毎日継続することが大切です。


塩レモン・はちみつ漬け・レモン酢、この3種類を一度にまとめて作ると、届いた八丈フルーツレモンをフードロスなく全部使い切れます。旬の時期だけ入手できる希少品だからこそ、余すところなく使い切る工夫が活きます。


八丈フルーツレモンの皮が持つ栄養と、普通のレモンとの違い

主婦の方の多くが「レモンは果汁を絞るもの」と思っています。皮は捨てるのが当たり前、という感覚です。しかし、八丈フルーツレモンに限らず、レモンの皮には果汁の約4倍ものビタミンCが含まれているという事実があります。


具体的な数字を見てみましょう。文部科学省の日本食品標準成分表によると、レモンの果汁に含まれるビタミンCは100gあたり約50mgです。一方、果皮のビタミンC含有量は100gあたり約160mgで、果汁の3〜4倍にのぼります。成人の1日の推奨摂取量は100mgとされていますから、皮ごと食べることで効率よく補える計算です。


皮に含まれるリモネンも注目の成分です。レモンのさわやかな香り成分であるリモネンには、リラックス効果があるとされており、アロマ精油としても広く活用されています。皮ごと食べる、または皮ごとすりおろして料理に使うことで、この香り成分も取り込めます。


また、ポリフェノールの一種であるエリオシトリンやヘスペリジンも果皮に多く含まれており、抗酸化作用や血流改善への関与が研究されています。つまり、皮を捨てるのはもったいないということですね。


| 部位 | ビタミンC(100gあたり) | 主な栄養成分 |
|------|-------------------------|--------------|
| 果汁 | 約50mg | クエン酸、カリウム |
| 全果(果皮含む) | 約100mg | ビタミンC、クエン酸 |
| 果皮のみ | 約160mg | リモネン、ポリフェノール |


一般市場に出回っているレモンの多くは輸入品で、防カビ剤(OPP・TBZなど)やワックスが表面に使われている場合があります。皮ごと食べたい場合は、国産・ノーワックスのものを選ぶことが必須です。八丈フルーツレモンはその点でも安心して皮ごと使えるレモンとして評価されています。


参考:レモンの栄養成分と皮・果汁の栄養価の違いについて詳しく解説されています




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