ほうれん草を茹でてから加えると栄養が約40%失われてしまいます。
ホットケーキミックスはスーパーで100円台から購入できる手軽な製菓材料ですが、銘柄によって甘さや膨らみ方がかなり異なります。代表的なものとして、日清製粉の「ホットケーキミックス」や森永製菓の「ホットケーキミックス」が挙げられますが、甘さ控えめのものを選ぶとほうれん草の風味が活きやすくなります。
ほうれん草マフィン1バッチ(マフィン型6〜8個分)に必要なホットケーキミックスの量は、150gが基本です。計量カップ1杯(200ml)を使う場合、体積で約160ml分に相当するので、少し軽めにすくうとちょうどよい量になります。
ホットケーキミックスには砂糖・膨張剤・小麦粉があらかじめ配合されているため、別途ベーキングパウダーや砂糖を加える必要はほぼありません。つまり材料を最小限に抑えられます。ただし、ほうれん草ペーストの水分量が多い場合は、ミックス粉を10〜20g増量するとべたつきを防げます。
市販のミックス粉に含まれる砂糖量は1回使用分(150g)あたり約30〜40g程度です。これはスティックシュガー(3g)約10〜13本分に相当します。甘さが気になる場合は、砂糖不使用タイプのパンケーキミックスへの切り替えも一つの選択肢です。
これが分量の基本です。
ほうれん草は茹でてから使うのが一般的ですが、実は電子レンジ加熱に切り替えると水溶性ビタミンの損失を約30〜40%抑えられることがわかっています。ほうれん草に豊富な葉酸やビタミンCはお湯に溶け出しやすいため、茹でると栄養がそのまま排水口に流れてしまいます。電子レンジで加熱するほうが、栄養面では明らかに有利です。
電子レンジを使った下処理の手順は次のとおりです。
ペーストの水分が多すぎると生地がべたつき、マフィンが膨らみにくくなります。ペースト化した後は清潔なキッチンペーパーやさらしで軽く水気を絞り、大さじ3〜4杯(約45〜60g)を目安に生地に加えるとバランスが整います。
なお、ほうれん草のえぐみが気になる場合、下処理後に少量の塩(ひとつまみ)を加えてペーストを作ると、えぐみが和らぎます。えぐみの主な原因はシュウ酸です。電子レンジ加熱でもシュウ酸は完全には除去されませんが、子どもが食べる場合は下処理後に短時間水にさらすと軽減できます。
材料がそろったら、いよいよ生地作りに入ります。材料と手順を以下にまとめました。
| 材料 | 分量(6個分) |
|---|---|
| ホットケーキミックス | 150g |
| ほうれん草ペースト | 大さじ3〜4(約50g) |
| 卵 | 1個 |
| 牛乳 | 100ml |
| サラダ油またはバター(溶かし) | 大さじ2(約25g) |
手順は大きく3ステップに分かれます。まずボウルに卵・牛乳・サラダ油を入れてよく混ぜ、そこにほうれん草ペーストを加えて均一にします。次にホットケーキミックスをふるいながら加え、粉っぽさがなくなるまでゴムベラでさっくりと混ぜるのがポイントです。
混ぜすぎが一番の失敗原因です。
生地を混ぜすぎるとグルテンが過剰に形成され、マフィンが固くなったりふくらみが悪くなったりします。「粉が見えなくなったら即やめる」と覚えておくと安心です。生地をマフィン型の8割程度まで注ぎ、180℃に予熱したオーブンで18〜22分焼きます。竹串を中心に刺して何もついてこなければ完成です。
焼き時間は使用するオーブンやシリコン型・紙型の違いによって前後します。初めて作る場合は18分を目安にチェックし、様子を見ながら追加するのが確実です。また、焼き上がり直後は型から出さず、5分ほど粗熱を取ってから取り出すとスムーズに外れます。
ほうれん草マフィンは、アレンジ次第で野菜が苦手な子どもでも喜んで食べてくれる一品に変わります。これは実際に試した主婦から口コミが多く広がっている活用法です。
人気の高いアレンジを以下に紹介します。
ポイントは「緑色をいかに目立たなくするか」と「甘みや香りで風味を上書きするか」の2点です。
子どもの野菜嫌いは視覚から始まることが多く、「緑色=苦い」という先入観を持ちやすいとされています。ロールモデルとなる大人が「おいしい!」と食べる姿を見せることも、食わず嫌い克服には有効です。ほうれん草マフィンをおやつの定番にしながら、少しずつ自然に食べられる量を増やしていくのが長続きするコツです。
せっかく作ったほうれん草マフィンを長く楽しむために、正しい保存方法を知っておくことが大切です。保存方法を間違えると、翌日にはパサパサになったり、カビが生えてしまったりすることがあります。
常温・冷蔵・冷凍それぞれの日持ちの目安は次のとおりです。
| 保存方法 | 日持ちの目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 常温 | 当日中(夏は不可) | 涼しい場所で密封保存 |
| 冷蔵 | 2〜3日 | 乾燥しやすいのでラップ必須 |
| 冷凍 | 約1ヶ月 | 粗熱を取ってから1個ずつ包む |
冷凍保存が最も長持ちします。焼き上がったマフィンを完全に冷ました後、1個ずつラップで包み、さらにジップロックなどの密封袋に入れて冷凍するのが基本です。冷凍から取り出す際は、ラップをかけたまま電子レンジ600Wで40〜50秒加熱するとほぼ焼きたてに近い状態に戻ります。
冷蔵保管ではパサつきが進みやすいため、食べる直前に電子レンジで10〜20秒温めるひと手間が大切です。しっとり感が戻ります。
ほうれん草入りのマフィンは水分量が通常のマフィンより多いため、常温での保管は特に夏場(気温25℃以上)は避けるのが安全です。食中毒のリスクを考えると、当日中に食べきれない分は迷わず冷凍に回す習慣をつけておくと安心です。
作り置きとして冷凍ストックしておけば、忙しい朝の朝食や子どものおやつにすぐ出せます。一度に多めに作っておくのが時短の面でもおすすめです。まとめて作る習慣が根付くと便利です。