コロンビア料理は辛くて食べられないと思っていたら、実は7割以上が薄味で子どもも完食できます。
コロンビア料理と聞いて、どんな料理を思い浮かべるでしょうか?「南米だから辛そう」「メキシコ料理みたいにスパイシーなのかな」と想像する方も多いかもしれませんが、実際はその逆です。コロンビア料理の特徴は、素朴で優しい味わい。日本人の舌にも馴染みやすいことで知られています。
まず絶対に外せないのが「バンデハ・パイサ(Bandeja Paisa)」です。コロンビア北西部メデジン周辺の郷土料理で、ライス・豆の煮込み・目玉焼き・挽肉・チチャロン(揚げ豚)・プランテイン(揚げバナナ)・アレパなどが一枚の大皿に盛り合わされた「コロンビアの定食」とも呼べる一品です。日本の食べログでも「見た目の迫力に驚いたが、1,800円ほどで食べられてコスパが高い」という口コミが複数あります。
次におすすめなのが「アヒアコ(Ajiaco)」です。鶏肉と数種類のジャガイモ、トウモロコシを長時間煮込んだスープで、首都ボゴタの名物料理とされています。ジャガイモが溶けてとろみのついたクリーミーなスープに仕上がり、アボカドやパクチーを添えて食べるのが現地流です。日本の寒い季節に食べると体の芯から温まります。これは使えそうです。
「アレパ(Arepa)」もぜひ試していただきたい一品です。すり潰したトウモロコシの粉を練って焼いたシンプルな薄焼きパンで、コロンビアの国民食とも言えます。チーズや卵、肉を挟んでサンドイッチのようにして食べるほか、スープに添えて食べることも。小麦を使っていないためグルテンが気になる方にも選びやすい選択肢です。
「エンパナーダ(Empanada)」は、コロンビア版の揚げ餃子といったイメージです。トウモロコシの粉で作った皮に、肉・じゃがいも・野菜などを包んで揚げた軽食で、一つ150〜300円前後で手に入ることも多く、外食コストを抑えたいときにもおすすめです。
そして近年話題の「レチョナ(Lechona)」も外せません。子豚の中にお米・エンドウ豆・スパイスを詰め込んで数時間かけてじっくり焼いた豪快な祝宴料理です。食の評価サイト「TasteAtlas」の2024-25年版「世界で最もおいしい料理ランキング」で堂々の1位を獲得。豚のうまみがご飯にじっくりと染み込んだ味わいは、一度食べたら忘れられないと評されています。
コロンビア料理を初めて食べる方には、まずエンパナーダかアレパから試してみることをおすすめします。これが基本です。
コロンビア料理全般の情報は以下が参考になります。
コロンビア料理のレストランは、全国に意外なほど存在しています。東京、横浜、名古屋の主要な店舗を確認しておくと、急にコロンビア料理を食べたいと思ったときにもすぐに動けます。
東京・学芸大学エリアでは、「エル・ランチョ・コロンビアーノ」が有名です。東急東横線の学芸大学駅から徒歩7分の一軒家地下にあり、コロンビア人オーナーが手作りした内装が迎えてくれます。タマレ・レンズ豆の煮込み・豚足のソース煮込みなど本格的なコロンビア料理が1品700〜1,000円前後で楽しめます。現金のみ・予約不可のため、来店前に電話確認がおすすめです。
東京・恵比寿エリアでは「プントプンタ」が知られています。アットホームなラテンな雰囲気の中で、エンパナーダやアヒアコなどを楽しめるコロンビア料理専門店です。コロンビアの地酒やカクテルも揃っているため、夫婦での外食にも向いています。
横浜・日ノ出町エリアには「コロンビア レストラン メデジン 横浜」があります。日ノ出町駅から徒歩3分と駅チカで、予算は1,000〜1,999円とリーズナブルです。バンデハ・パイサをはじめとした家庭的なコロンビア料理が揃い、カラオケ個室や貸し切りにも対応。Wi-Fi完備でゆっくり過ごせます。営業は水・木・金・土曜の19:00〜なので注意が必要です。
名古屋・矢場町エリアには「La Tiendita COLOMBIANA(ラ ティエンディータ コロンビアーナ)」があります。地下鉄名城線の矢場町駅近くで、コロンビア人女性シェフが作る本場の料理が評判です。
| 店名 | エリア | 最寄り駅 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| エル・ランチョ コロンビアーノ | 東京・学芸大学 | 学芸大学駅 徒歩7分 | 本場郷土料理、現金のみ |
| プントプンタ | 東京・恵比寿 | 恵比寿駅近 | コロンビア料理専門、地酒あり |
| メデジン 横浜 | 横浜・日ノ出町 | 日ノ出町駅 徒歩3分 | カラオケ個室・Wi-Fiあり |
| La Tiendita COLOMBIANA | 名古屋・矢場町 | 矢場町駅近 | コロンビア人女性シェフ |
店舗情報は変更されることがあります。来店前に食べログや公式SNSで最新情報を確認することを忘れずに。確認する手間を省くと空振りになるリスクがあります。
食べログのコロンビア料理一覧ページも参考になります。
食べログ「コロンビア レストラン メデジン 横浜」(横浜の店舗情報・口コミが確認できます)
コロンビア料理は南米料理というイメージから「辛い・脂っこい・子どもが食べられない」と思われがちです。しかしその思い込みは、実際に食べた人の多くが覆されています。
コロンビア料理のオーナー自身が「コロンビア料理は薄い味つけだよ」と語るほど、その特徴は「素朴さ」と「優しさ」にあります。コロンビア在住の日本人も「コロンビア料理は味がマイルドなものが多く、毎日食べても飽きがこない。個人的には日本食が恋しくなりません」と述べているほどです。つまり日本人向きということですね。
具体的に見てみると、アヒアコはじゃがいもとチキンのシンプルな組み合わせで、スパイスはハーブ類を使った穏やかなもの。アレパもトウモロコシとバターだけで作るシンプルなパンです。バンデハ・パイサも豆・卵・肉を盛り合わせただけで、辛みのソースは別添えが基本です。子どもが食べる際には「辛さが心配」という場面でも、ソースを省けば問題なく楽しめます。
一方で、コロンビア料理の満足感はボリューム面にあります。たとえばバンデハ・パイサは一人前の皿がA4用紙ほどの大きさがあるほど盛りだくさんで、「食べきれないかもしれない」という声も聞かれます。量と価格のバランスが良く、コストパフォーマンスを重視したい主婦にとっては嬉しい選択肢といえるでしょう。
これは使えそうです。少食な子どもとシェアしながら食べるスタイルも、コロンビア料理では自然に成立します。
また、コロンビア料理の代表的な食材であるじゃがいも・豆・トウモロコシは、どれも栄養価が高く胃への負担が少ない食材です。豆類には食物繊維・鉄分・葉酸が豊富に含まれており、毎日の健康管理が気になる主婦にも向いています。コロンビアの主食がお米であることもポイントです。日本と同様に米中心の食文化を持つコロンビアでは、ご飯と一緒に食べる料理が多く、和食に慣れた家族でも受け入れやすい食事スタイルと言えます。
佐賀テレビ「武雄温泉街にあるコロンビア料理店エルコロンビアーノ」(日本人の味覚に合うコロンビア料理の特徴が詳しく紹介されています)
コロンビア料理のレストランに初めて行くとき、戸惑うポイントがいくつかあります。事前に知っておくことで、当日スムーズに楽しめます。
まず多くのコロンビア料理専門店は規模が小さく、座席数が10〜20席程度の「隠れ家系」が多いです。予約できない店舗もあり、特に週末は満席になるケースがあります。学芸大学の「エル・ランチョ コロンビアーノ」は予約不可・現金のみのため、事前に電話で営業状況を確認してから行くのがベストです。横浜の「メデジン 横浜」は予約可能で、カラオケ付き個室(2〜8名対応)や貸し切りサービスもあるため、誕生日やホームパーティーの延長としても使えます。
次に「メニューが日本語のみとは限らない」という点も頭に入れておきましょう。スペイン語表記のメニューが混在することがあるため、スマートフォンの翻訳アプリを用意しておくと安心です。ただ、最近はGoogle翻訳のカメラ機能で写すだけで即翻訳できるため、難しく考える必要はありません。
支払い方法も事前確認が必要です。現金のみの店舗も一部あるため、余裕のある現金を持参しましょう。2,000〜3,000円程度あれば、一人分のメイン料理とドリンクを十分に楽しめます。メデジン横浜の予算は1,000〜1,999円と比較的リーズナブルです。
予約をするときは「初めてコロンビア料理を食べる」と一言伝えると、お店側がおすすめメニューを案内してくれる場合があります。コロンビア料理のオーナーは陽気でフレンドリーな方が多く、気軽に声をかけて大丈夫です。いいことですね。
また、食べログやGoogleマップのレビューには「駅からのわかりやすい行き方」や「初めての人向けのメニュー」を書いてくれているケースもあるため、事前にチェックすると当日の安心感が違います。
タイムアウト東京「東京、コロンビア料理4選」(東京都内のコロンビア料理店4店舗の雰囲気・特徴が比較できます)
コロンビア料理の名物「アレパ」は、実は自宅で簡単に作れることをご存知でしょうか。これが独自視点のポイントです。レストランに行けない日も、キッチンでコロンビアの雰囲気が味わえます。
アレパの材料はシンプルです。コーン粉(マサリナやP.A.N.というブランドのものが定番)・塩・水・バターだけで作れます。コーン粉は製菓材料店やAmazonなどで500〜700円前後で購入可能です。直径8〜10cmほど(ほぼ手のひらサイズ)の円盤形に成形してフライパンで両面を焼くだけ。焼き時間は片面5分前後なので、朝食にも作れる手軽さです。
コロンビアでは朝食に食べることが多く、バターをたっぷり塗るのが現地流です。チーズを挟んで焼けば「アレパ・デ・チョコロ」というデザート系アレパになります。甘さ控えめでお子さんのおやつにも向いています。
コロンビア料理は「レストランで楽しむもの」というイメージがありますが、家庭でも気軽に作れるシンプルな料理が多いことも大きな魅力です。レストランでアレパを食べて気に入ったら、次の週末に家で作ってみるというサイクルも楽しいですね。
料理を一段階深めたい場合は、コロンビア料理の専門書や動画を参考にするのもおすすめです。アヒアコのような煮込み料理は材料を揃えて鍋に入れるだけなので、普段から煮込み料理を作り慣れている方ならすぐに挑戦できます。
コロンビア料理のレシピ参考として活用できます。
Colombia Travel公式「コロンビアの料理:試すべき5つの料理」(コロンビア政府観光局による公式情報で、各料理の背景・特徴が詳しく紹介されています)