「ノンアルコール」と書いてあっても、全商品がアルコール0.00%ではありません。
成城石井のノンアルコールスパークリングを選ぶ前に、まず「ノンアルコールワイン」と「ぶどうジュース」の違いを理解しておくことが大切です。この2つを混同していると、買ってから「思っていた味と違う」という失敗が起きます。
大きな違いは「発酵があるかどうか」です。ノンアルコールワイン(脱アルコール製法)は、一度ぶどうを発酵させてワインを作り、その後でアルコールだけを除去します。一方、ぶどうジュースは発酵させず、果汁をそのまま炭酸で割っただけです。
つまり製法が根本的に違います。
成城石井のバイヤー(ソムリエ資格保有)によると、「脱アルコール製法のワインは低温でゆっくり蒸留してアルコールを除去するため、ワインの風味が残る」とのことです。一方、成城石井では果汁系のスパークリング(「シャメイ」など)は「ノンアルコールワイン」ではなく「果汁飲料」として分類して販売しています。
この違いが選び方を左右します。ワインに近いしっかりした風味を求めるなら脱アルコール製法、甘くフルーティな飲みやすさを求めるなら果汁タイプ、と選ぶ方向が変わります。好みのタイプを先に決めておくのが基本です。
| タイプ | 製法 | 風味 | カロリー目安(100mlあたり) |
|---|---|---|---|
| 脱アルコール製法ワイン | 発酵→アルコール除去 | 本格ワインに近い | 約19〜24kcal |
| 果汁系スパークリング | 果汁+炭酸ガス | フルーティ・甘め | 約59kcal |
成城石井では、複数のノンアルコールスパークリングが常時ラインナップされています。価格帯は750ml換算でおよそ600円〜1,700円台まで幅広く、それぞれ製法・原産国・味わいが異なります。
主な商品をまとめると以下のとおりです。
成城石井ならではの強みは、ソムリエ資格を持つバイヤーが選定した品揃えにあります。これは使えそうです。同じ「ノンアル」でもここまで差があるということですね。
なお、成城石井の旗艦店「成城店」(2023年11月リニューアル)では、ノンアルコールワインだけで複数のラインナップが棚に並んでいます。お近くに店舗がない場合は、成城石井の公式オンラインストア(seijoishii.com)でも購入が可能です。通常商品8,640円(税込)以上の購入で送料無料になります。
ノンアルコールスパークリングを成城石井で購入するとき、「どれでもいい」と選ぶと後悔しがちです。飲むシーンによって最適な1本が変わります。場面ごとに整理しておきましょう。
食事に合わせるなら辛口の脱アルコール製法を選ぶ。
料理と一緒に楽しみたい場合は、ヴィンテンスやヴァンドームクラシック、デュク・ドゥ・モンターニュがおすすめです。これらは脱アルコール製法で作られており、ワインの複雑な風味が残っています。砂糖不使用の辛口タイプは甘みが料理の邪魔をしません。コクと酸のバランスが食事の邪魔をせず、まるでワインを飲んでいるような感覚で料理を楽しめます。
ホームパーティや記念日には見た目のインパクトが大事。
シャンパンのように「ポン」と音が鳴るコルクタイプのボトルを選ぶと、場が一気に盛り上がります。成城石井のシャメイシリーズはシャンパン仕様のボトルで、本物のシャンパンと見た目がほぼ変わりません。妊娠中の誕生日や結婚記念日など「ちょっと特別な日」のご褒美に最適です。
子どもも一緒に乾杯したい場面には果汁100%タイプ。
シャメイ スパークリングレッドグレープは果汁100%で、砂糖・着色料・保存料不使用。実際に子どもが「ガブガブ飲んだ」という口コミもあります。家族全員で同じグラスを持って乾杯できるのは、ジュースでもワインでもない、このタイプならではの魅力です。
アレンジも覚えておくと楽しみが広がります。
ヴァンドームクラシック+オレンジジュースで「ノンアルコールミモザ」、桃ジュースと合わせれば「ノンアルコールベリーニ」が作れます。混ぜるだけで完成する手軽さが嬉しいですね。成城石井のバイヤーがおすすめするアレンジで、実際に試した評価も高いです。
「ノンアルコールだから健康的」という思い込みは要注意です。特に主婦の方が日常的に飲む場合、糖質やカロリーの積み重ねが思わぬ出費どころか、体重管理にも影響することがあります。
まず脱アルコール製法のワインタイプを見てみましょう。ヴァンドームクラシックは100mlあたり約19.7kcal、ヴィンテンスは100mlあたり約24kcalです。750mlを1本飲み切ると、それぞれ148kcal〜180kcalになります。これはご飯約半膳分に相当します。
ところが果汁100%タイプのシャメイ スパークリングは約59kcal/100mlと、脱アルコール製法の約3倍のカロリーがあります。750ml全量で440kcalを超えます。これはカレーライス約半分のカロリーです。カロリーが高いということですね。
糖質についても注意が必要です。脱アルコール製法のものは糖質が比較的低めですが、果汁系・甘口タイプは果糖を多く含みます。血糖値が気になる方や妊娠糖尿病を管理している方は、飲む量と頻度を意識したほうが安心です。
一方でポリフェノールという観点では、脱アルコール製法のものはぶどう由来のポリフェノールが残ります。抗酸化作用があり、肝臓への負担もなく摂れるのは大きなメリットです。健康を意識するなら脱アルコール製法のものを選ぶのが条件です。
ダイエット中や糖質をコントロールしたい場合は、デュク・ドゥ・モンターニュ ブリュット(砂糖不使用)やヴィンテンスシリーズのような辛口タイプを選ぶのが一番シンプルな対策です。飲む前にラベルの「100mlあたりのカロリー・糖質」を確認する習慣を持つだけで、選択が変わります。
ノンアルコール飲料のアルコール定義・醸造法についての詳しい解説(日本トリム)
妊娠中や授乳中の方がノンアルコールスパークリングを選ぶとき、「ノンアルコールと書いてあれば大丈夫」と思ってそのまま購入するのは危険です。これは知らないと損する重要な情報です。
日本では、アルコール度数1%未満の飲料を「ノンアルコール飲料」と呼ぶことが認められています。つまり「0.0%」という表記でも、正確には「0.05%未満」を意味する場合があり、完全にゼロとは限りません。妊娠中・授乳中の方に安全とされるのは「0.00%」という小数点2桁まで明記された商品だけです。
成城石井で販売されているノンアルコールスパークリングの中で確認すると、ヴィンテンス スパークリングブランは「アルコール0.0%」と表記されています。ヴァンドームクラシック(オリエントドリンク)も「アルコール度数0.0%」で、ハラル認証付きという点が特徴的です。シャメイ スパークリングホワイトグレープジュースは果汁100%のジュースのため、もともとアルコールを発酵させる工程がありません。
妊娠中は0.00%表記が原則です。
また、妊娠糖尿病のリスクがある方や体重管理をしている方には、甘口・果汁系タイプではなく辛口の脱アルコール製法ワインを選ぶことをおすすめします。妊娠中は1日の摂取カロリーが通常時より管理が必要になるため、嗜好品としてのノンアルコール飲料も「美味しいから飲み過ぎた」では逆効果になりかねません。
授乳中の方も同様です。授乳期間は出産後もおよそ1〜2年続くことがあり、その間ずっとアルコールを控える必要があります。成城石井のシャメイシリーズは保存料・着色料・砂糖不使用のため、授乳中の毎日のちょっとしたご褒美として取り入れやすい選択肢です。
成城石井には公式オンラインストアがあり、まとめて購入すれば送料の節約にもなります。妊娠・授乳期間中は外出が難しい時期でもあるため、オンラインでの定期的な補充もひとつの方法として覚えておくと便利です。
妊娠中・授乳中のノンアルコールワインの選び方と注意点(VERY WEB)
成城石井のノンアルコールスパークリングは、そのまま飲むだけが正解ではありません。少し工夫するだけで、自宅がバーやレストランのような雰囲気になります。これは使えそうです。
グラス選びでテイストが変わる。
細長いフルートグラスに注ぐと、炭酸の泡が細く長く立ち上って見た目が豪華になります。ヴィンテンスやヴァンドームクラシックのような繊細な泡のタイプは、フルートグラスとの相性が特によいです。ワイングラスよりも保温性が高く、冷えた状態を長く保てます。
フルーツを使ったアレンジで映えるドリンクに。
成城石井のバイヤーがすすめるアレンジが、グラスに凍らせたぶどうやマスカットを入れる方法です。冷凍ぶどうが氷代わりになりながら、少しずつ溶けて果汁が加わります。果汁系のシャメイ スパークリングホワイトグレープと組み合わせると、ほぼデザートのような味わいになります。コンビニやスーパーで手に入る冷凍ぶどうで簡単に実現できます。
ノンアルミモザでおもてなしの格をあげる。
ヴァンドームクラシック(ドイツ産・辛口)にオレンジジュースを1:1で合わせると、ノンアルコールミモザが完成します。桃ジュースと合わせればノンアルコールベリーニです。どちらもグラスに注ぐだけで完成するため、ホームパーティで出すと「本格的」と喜ばれます。準備の手間がほぼゼロな点が主婦目線でも嬉しいポイントです。
成城石井の惣菜との組み合わせも見逃せない。
ワインに合う惣菜を成城石井で同時に調達できる点は、他のスーパーにはない強みです。成城石井のソムリエバイヤーがすすめるペアリングとして、「4種ドライフルーツのクリームチーズ(647円)」や「牛ホホ肉とパルミジャーノのラグーソースペンネ(604円)」などが挙げられています。前者はセミドライのいちじく・レーズン・アプリコット・クランベリーがたっぷり入っており、辛口スパークリングとの甘酸っぱいコントラストが絶妙です。
ノンアルコールスパークリングを開けるだけでなく、合わせる食事やグラスまで少し意識するだけで、日常の夜ごはんが特別な時間に変わります。ちょっとしたセルフご褒美タイムとして、週1回の「ノンアル晩酌」を取り入れてみてはいかがでしょうか。