肉なしカレーなのに、食べると白米より太ることがあります。
「パニールバターマサラ」という名前を初めて聞いたとき、「何語?何の料理?」と首をかしげた方も多いのではないでしょうか。パニール(Paneer)とはインド周辺で古くから食べられているチーズの一種で、「カッテージチーズ」とも呼ばれます。見た目は白い豆腐のような四角い固体で、加熱しても溶けないという珍しい特性を持っています。食感は木綿豆腐と高野豆腐の中間くらいで、味はかなり淡白。そのチーズをバター・生クリーム・ギー(バターオイル)・スパイスで仕上げたのが「バターマサラ」です。
無印良品が展開する「素材を生かしたカレー」シリーズの一つとして2024年に登場したこの商品は、税込490円・内容量180gの1人前です。無印カレーシリーズの中では少し高め。それでも購入する人が多いのは、国内ではなかなか食べられない本格北インドの味を手軽に楽しめるからです。
辛さは5段階中の1、つまりほぼ辛さゼロです。原材料にはチーズ・クリーム・炒めたまねぎ・ギー・トマトペースト・なたね油・しょうが・にんにく・小麦粉などが並んでいます。注目すべきは「肉なし・卵なし」という点。無添加で仕上げており、体へのやさしさを求める主婦にはうれしいポイントです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 税込490円 |
| 内容量 | 180g(1人前) |
| 辛さ目安 | 5段階中1(ほぼ辛さなし) |
| カロリー | 約470kcal |
| 特徴 | 肉なし・卵なし・無添加 |
| アレルゲン | 乳成分・小麦・ピーナッツ |
肉なし・卵なしが基本です。そのため、卵アレルギーのある方や菜食傾向の方でも手に取りやすい商品です。ただし乳成分(チーズ・クリーム)が主役ですから、乳アレルギーのある方は注意が必要です。
無印良品の公式スタッフブログでも「ナンと一緒にいただくと、生クリームとギーのコクが絡んでたまらなく美味しい」と紹介されています。
参考:無印良品スタッフによるパニールバターマサラの紹介ページ
ネット上に投稿されている口コミを調べてみると、「意外においしい」「リピ決定」という声が目立ちます。一方で「ご飯との相性はイマイチ」「チーズが苦手な人は合わない」という正直な感想も見られます。実際のリアルな声をまとめました。
口コミを整理すると、「チーズが好き」「辛いのが苦手」「無添加志向」という方には高評価が多く、「ご飯と一緒に食べたい」「あっさりしたカレーが好き」という方には少し物足りない可能性があります。チーズ好きなら問題ありません。
注目したいのはカロリーです。180gという量に対して約470kcalというのは、同じ無印のバターチキンカレー(180gで約260kcal)と比べると大幅に高い数値です。これはチーズ・生クリーム・ギーといった乳脂肪分の多い食材が主役だからこそ。ダイエット中の方はこの点を把握した上で選ぶことをおすすめします。
参考:無印良品カレー各種のカロリーや口コミを詳しく比較しているサイト
【無印良品】パニールマッカニーカレー実食レビュー|チーズ好きにはたまらない超マイルドカレー
実際にどんな味なのか、もう少し詳しく掘り下げます。袋を開けた瞬間から、チーズのクリーミーな香りとスパイスのやわらかい香りが合わさって漂ってきます。表面には透明な油が浮いていますが、これはギー(バターオイル)と生クリーム由来のもの。動物性の脂肪特有のコクがあります。
ルーだけを一口食べると、「あ、チーズカレーだ」というよりも「チーズそのものだ」という感覚に近いです。生クリームを温めたような甘みとコクが広がり、スパイスはほんのりと後からやってきます。辛さはほぼ感じません。
固形の具材は「パニール(カッテージチーズ)」のみです。一辺が約2cm前後の四角いブロックが、商品によって6〜10個以上入っています。食感は「高野豆腐と普通の豆腐の中間」に近く、スプーンで軽く押すとじんわり崩れる柔らかさ。チーズ特有の酸味はほとんどなく、ソース自体の濃厚さを楽しむ具材です。
ルーの色はバターチキンよりも薄め、淡いクリーム色がかったオレンジです。とろみは中程度で、さらさらすぎず、かといってドロッとしすぎない絶妙なテクスチャーです。口に含むとオニオンのつぶつぶした食感も感じられます。これはソテーオニオンが溶けずに残っているためで、後味に自然な甘みを添えています。
つまり「甘くてまろやかなチーズクリームカレー」と理解しておけばOKです。辛口カレーに慣れている方は物足りなさを感じる可能性がありますが、バターチキンすら辛いと感じる方や、子どもにも食べさせたいという家庭にとっては理想的な選択肢になります。
前述の口コミにもあったとおり、このカレーは「白いご飯」よりも別の食べ方の方が相性がよいと感じる方が多いです。理由はクリーミーさが強すぎるため、ご飯粒の風味を圧倒してしまうから。これは知っておくと得する情報です。
まずおすすめしたいのが「ナンと合わせる」食べ方です。無印良品では同じシリーズで「ナンミックス」も販売しています。ナンは小麦粉の甘みと弾力があり、クリーミーなソースを受け止める力があります。ちぎったナンにたっぷりソースをつけて食べる北インドスタイルが、このカレーの本来の楽しみ方です。
次におすすめなのが「ドリアにする」アレンジです。耐熱皿にご飯を入れ、パニールバターマサラをかけ、とろけるチーズを乗せてオーブントースターで5〜7分焼くだけ。チーズ×チーズの組み合わせで、「カレードリア」というよりも「本格チーズグラタン」に近い仕上がりになります。火を使わずオーブントースターだけで完成するので、忙しい昼食にも向いています。
3つ目は「チーズトースト風」にするアレンジです。トーストしたパンにパニールバターマサラをぬり、その上にピザ用チーズを乗せてトースターで焼くだけ。市販のカレーパンに近い感覚で、子どものおやつや軽食にも活用できます。これは使えそうです。
無印良品ではレンジで温めて食べられる「ナン(2枚入り)」も販売しているので、セットで購入しておくとすぐに使えて便利です。ナンとセットで購入するのが条件です。
毎日の食事を担う主婦の立場から見ると、このカレーには「嬉しいポイント」と「気をつけたいポイント」がそれぞれあります。
まず嬉しい点として、肉・卵不使用で無添加という点が挙げられます。無添加ということですね。日々の食事に余計な添加物を取り入れたくないという方にとって、原材料がシンプルなことは大きな安心材料です。また辛さがほぼゼロなので、辛いものが得意でない小さな子どもや、高齢の家族がいる家庭でも共有しやすいカレーです。
次に気をつけたい点として、まずカロリーが高めであることが挙げられます。180gで約470kcalは、ランチとしてはやや高め。仮に1日3食の摂取カロリーを1,800kcalに設定している場合、このカレーだけで全体の約26%を占めることになります。脂質はメインがチーズ・生クリーム・ギーなので、脂質制限をしている方はご注意ください。
また価格面では490円と、無印カレーの中では高い部類に入ります。最も安い「キーマカレー」などは290円台であることを考えると、約200円の差があります。週に何度も購入すると、月の食費に無視できない差が出ることも事実です。
さらに保存面では、賞味期限が比較的長め(製造から約1年)な点はストック向きで便利ですが、開封後は当日中に食べきることが必要です。まとめ買いして常備しておく使い方が、食費・手間両面でお得です。
コスパよく楽しむためには「ナンやパンに合わせる」食べ方を選ぶのが原則です。白米と合わせる場合は量が足りなく感じることもあるため、もう1品添えるか、具材を足してアレンジするとより満足感が増します。
参考:無印良品カレーシリーズのランキングや選び方を詳しく比較しているレビューサイト
【全47種類】無印良品レトルトカレーを本気で食べ比べてみました。