有機ワインは二日酔いしないと思って開栓後に常温で保存すると、翌朝に酸っぱくなっていて飲めなくなっている。
サントネージュワインは、1942年に山梨県で創業した歴史あるワイナリーです。ブランド名「サントネージュ」はフランス語で「聖なる雪」を意味し、富士山にかかる雪のイメージから「高い志でよいワインを造ろう」という思いで命名されました。1957年には昭和天皇・皇后両陛下のご視察を受けるほど、その品質は早くから高い評価を受けてきました。
もともとはアサヒビールグループの傘下でしたが、2022年1月より株式会社サン.フーズグループのもとで新体制に移行しています。この転換以降、より自社の方針に沿ったワイン造りができるようになったと造り手自身が語っています。
1953年という早い時期から、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどの欧州系ぶどう品種の育成をスタートさせていました。これは日本のワイン産業の先駆けとも言える取り組みです。
「よいワインは、よいぶどうから」がものづくりの基本姿勢。この姿勢が積み重なって、国際的なワインコンクールでも評価されるまでになりました。たとえば「ジャパン・ワイン・チャレンジ2021」では「かみのやま 中島畑メルロー 2019」がプラチナ賞とベストジャパニーズワインを同時受賞しています。
有機ワインシリーズは、スーパーやドラッグストアでも手に取りやすい価格帯が魅力です。180ml瓶で参考価格300円、720mlペットボトルで928円(税込)という日常的に使えるライン。国産ワインとしては非常にコストパフォーマンスが高いブランドです。
| サイズ | 種類 | 参考価格(税込) |
|---|---|---|
| 180ml 瓶 | 赤・白 | 各300円 |
| 300ml 瓶 | 赤・白・赤甘口 | 各468円 |
| 720ml ペットボトル | 赤・白・赤甘口 | 各928円 |
300mlは飲み切りサイズとして冷蔵庫に常備しやすく、残りを気にせず楽しめるのが主婦目線でも使いやすいポイントです。つまり、毎日の食卓に取り入れやすい設計になっているわけですね。
参考:サントネージュワイン公式サイト(ブランドの歴史・会社概要)
https://www.sainteneige.co.jp/aboutus/
「有機ワイン」と書いてあればどれも同じだと思っていませんか?実はそうではなく、認証の中身によって品質基準が大きく異なります。
サントネージュの有機ワインシリーズは、農林水産省の登録認証機関であるエコサート・ジャパン株式会社による「有機JAS酒類」の認証を取得しています。これは国内で販売される有機食品に必要な、日本の公的認証です。有機JASを取得するためには、3年以上にわたって化学農薬や化学肥料を使用しない農地でブドウを栽培していることが条件となります。
「オーガニックワイン」という言葉は明確な法的基準がない場合もありますが、有機JASマーク付きの商品は農水省が定めた厳格な基準を満たしています。ただし注意点もあります。
「有機ワイン=酸化防止剤なし」という誤解をする人が少なくありませんが、これは間違いです。欧州のオーガニックワイン規定でも、「一定量の亜硫酸塩(酸化防止剤)の使用は認められている」のが実情です。サントネージュの有機ワインは、それをさらに一歩進めて「有機JAS認証+酸化防止剤無添加」の両方を満たしています。この点が最大の特徴です。
二重の基準をクリアしているというのが原則です。
この2つが揃っているワインは市場でも多くなく、サントネージュはその代表的な国産ブランドと言えます。
参考:農林水産省 有機JASについての解説ページ
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/organic.html
「酸化防止剤無添加ワイン」という言葉は最近よく見かけますが、通常のワインに含まれる酸化防止剤(亜硫酸塩)は何のために使われているのでしょうか?亜硫酸塩はワインの酸化を防ぎ、雑菌の繁殖を抑えるために古くから用いられてきた添加物です。
問題として指摘されているのは、亜硫酸塩が一部の人でアレルギー反応や頭痛、胃不快感を引き起こす可能性があるという点です。また、アルコールの体内分解を助けるグルタチオンという成分を亜硫酸塩が消費してしまうという見解も一部の研究者から出ており、二日酔いとの関係性が議論されています。
ただし科学的に「亜硫酸塩が頭痛の直接原因」とは証明されていません。近年では、ワイン中のヒスタミンやチラミンなど「生体アミン」が頭痛の原因になるという説も有力視されています。酸化防止剤が気になる人には無添加という選択肢が有効、というのが現実的な考え方です。
サントネージュが酸化防止剤無添加を実現できている理由は、醸造技術にあります。酸素の接触を極力抑えた製造工程を採用し、亜硫酸塩なしでも品質を維持できるよう工夫されています。
さらに、有機栽培ブドウ由来のポリフェノールも豊富に含まれています。赤ワインに特に多く含まれるポリフェノールの代表的な成分と期待される効果は以下の通りです。
また、赤ワインに含まれるカリウムはむくみの解消や高血圧予防にも関与します。家事や立ち仕事でむくみやすい女性には、まさに知ってると得する情報ですね。
1日グラス1〜2杯(150〜200ml程度)を食事と一緒に飲むのが適量の目安。飲みすぎは逆効果なので、この量だけ覚えておけばOKです。
参考:赤ワインの健康効果とポリフェノール成分について
https://www.kirin.co.jp/alcohol/wine/wine_academy/trivia/variety/05.html
「酸化防止剤無添加だから体にやさしい」という認識はその通りですが、保存面での注意を見落としている方は少なくありません。
通常のワインは亜硫酸塩が保護膜の役割を果たすため、開栓後も数日間は比較的品質が保たれやすい傾向があります。一方、酸化防止剤無添加のサントネージュ有機ワインは、酸化への耐性が通常ワインより低く、香味が変化しやすいという特性があります。
これが基本です。開栓後の保存の鉄則は以下の通りです。
「開栓後も1週間くらいは大丈夫だろう」と常温で放置すると、翌日には風味が大幅に落ちてしまうことがあります。痛いですね。特に夏場は室温が高くなるため、開栓後すぐに冷蔵庫へ入れることが鉄則です。
サントネージュの有機ワインはペットボトルや小瓶タイプが充実しているのも強みです。720mlのペットボトルが飲み切れない場合、180ml瓶(1本300円)や300ml瓶(1本468円)を複数ストックしておくと、1回で飲み切れて鮮度の心配がなくなります。これは使えそうです。
また、ペットボトル容器は軽くてコンパクトなため、冷蔵庫内での収納もしやすいのが便利な点です。瓶ワインの重さが気になる方には特に扱いやすい選択肢となります。
| 条件 | 通常ワイン(酸化防止剤あり) | サントネージュ有機ワイン(酸化防止剤無添加) |
|---|---|---|
| 未開栓保存 | 常温でも比較的安定 | 常温でもOK(直射日光・高温は避ける) |
| 開栓後保存 | 冷蔵庫で3〜7日が目安 | 冷蔵庫で2〜3日以内が目安 |
| 開栓後の変化速度 | 比較的ゆっくり | 早め(要注意) |
参考:酸化防止剤無添加ワインの開封後保存について(サッポロビール公式FAQ)
https://www.sapporobeer.co.jp/support/customer/faq/0000000339/
ワインと食事の組み合わせ(ペアリング)は難しそうに見えますが、基本ルールは「色を合わせる」だけで十分です。赤ワインには赤っぽい料理・肉料理、白ワインには白っぽい料理・魚料理が定番の組み合わせです。
サントネージュの有機ワインはライトボディ(軽め)の味わいが特徴で、アルコール度数も10.5%と比較的低め。重厚なワインとは異なり、繊細な和食の味を壊しにくいのが日本の食卓との親和性の高さにつながっています。
あまり知られていないのが「和食×ライト赤ワイン」の相性の良さです。醤油ベースの料理には、通常フルボディの赤ワインより、サントネージュのようなライトな赤ワインのほうが合いやすい場合があります。醤油の旨味とぶどうの果実味が寄り添うように馴染み、料理を引き立て合う組み合わせになるからです。
また、サントネージュワインのヴィンヤードマネージャー・宮川さんが「牧丘シャルドネにはうなぎの白焼きが最高に合う」と語っています。これは有機ワインシリーズとは異なる上位ラインですが、「ワインと和食の掛け合わせは意外なほど広い」という視点を教えてくれる逸話です。
独自視点として注目してほしいのが「料理用ワインとしての活用」です。酸化防止剤無添加の有機ワインは、肉の煮込みやソースに使っても添加物が入らないため、食卓全体の安心感が高まります。開栓後に少し余ってしまった場合は、冷蔵庫保存のまま翌日の料理に使い切るのが賢い使い方です。残ったワインをそのまま捨てずに活用できる、主婦目線でのメリットも大きいです。
開栓後2〜3日以内なら料理用として十分使えますが、それを過ぎたものは使わないのが安心です。料理用なら問題ありません、というのは開栓後3日以内が条件です。
参考:ワインと料理の合わせ方の基本