温かい温玉うどんを毎日食べると、太るどころか血糖値が下がる食べ方があります。
温玉うどんを作るとき、温泉卵の仕上がりで料理全体の完成度が大きく変わります。「白身がかたくなりすぎた」「黄身まで固まってしまった」という経験がある方は多いでしょう。実は、温泉卵づくりには3つの方法があり、それぞれにコツがあります。
① 鍋を使う定番の作り方(最もおすすめ)
鍋に1〜1.2Lの水を入れて沸騰させ、火を止めます。そこに常温に戻した卵をおたまでそっと入れ、ふたをして10〜12分そのまま放置するだけです。つまり、火を止めてから加熱するのが基本です。この「余熱調理」が温泉卵のポイントで、70℃前後のお湯が黄身を半熟に仕上げる絶妙な温度帯を保ってくれます。冷水に取り出して粗熱をとれば完成です。
時間の目安は10分で少しやわらかめ、12分でしっかりめの仕上がりになります。卵は必ず常温に戻しておくと、温度ムラが防げます。これだけ覚えておけばOKです。
② 電子レンジを使う時短の作り方(注意あり)
耐熱容器に卵を割り入れ、卵がかぶる程度の水(約大さじ3)を注ぎます。必ずつまようじで黄身に4〜6か所の穴を開けてから、ラップをかけずに600Wで約1分加熱します。穴開けを忘れると庫内で爆発する危険があります。加熱後は庫内で1〜2分そのまま置いてから取り出すのが失敗を防ぐコツです。
手軽さは抜群ですが、電子レンジの出力や卵の大きさによって仕上がりが変わるため、最初は様子を見ながら10秒ずつ追加加熱すると安心です。
③ 保温ポットを使う方法(最も手軽)
保温ポットや水筒に卵を入れ、沸騰したお湯を注いで20〜25分置くだけです。火を使わないため、キッチンを離れたい忙しい朝にも向いています。温度が安定しやすく、失敗が少ない方法として家庭で広まりつつあります。
| 方法 | 所要時間 | 失敗しにくさ | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 鍋(余熱) | 約12分 | ⭐⭐⭐ | 基本・確実に仕上げたいとき |
| 電子レンジ | 約2〜3分 | ⭐⭐(穴開け必須) | 急いでいるとき |
| 保温ポット | 約20〜25分 | ⭐⭐⭐ | 朝の忙しい時間帯 |
参考:温泉卵のタンパク質吸収率と作り方の根拠について、農林水産省関連の情報が充実しています。
温かい温玉うどんの命ともいえるのが「つゆ」です。「市販のめんつゆでいいかな」と思っている方も多いですが、少しだけコツを知ることで味が一段上がります。つゆが決まれば、レシピは半分成功したも同然です。
基本の黄金比:水20:醤油1:みりん1
温かいうどんつゆは「薄め」が基本です。冷たいつゆよりも塩分と醤油の量を抑えることで、うどんと一緒に飲み干せる優しい味わいになります。たとえば2人前なら、水600ml・醤油大さじ2・みりん大さじ2・顆粒だし小さじ1が目安になります。
さらに「追いがつお」をすると風味が豊かになります。だしをとったあと、仕上げに削り節を少量加えて一煮立ちさせるだけです。これは使えそうです。
めんつゆを使う場合の希釈目安
| めんつゆの種類 | 水との比率(かけうどん) |
|---|---|
| 2倍濃縮 | めんつゆ1:水3〜4 |
| 3倍濃縮 | めんつゆ1:水5〜6 |
| ストレートタイプ | そのまま使用 |
市販のめんつゆを使うときは、パッケージ裏の「温かいうどん用」の希釈率を確認するのが確実です。同じ2倍濃縮でも、メーカーによって推奨比率が若干異なります。
関西風・関東風の違い
関西風は薄口醤油を使い、だしの風味をしっかり生かした淡い色合いのつゆが特徴です。関東風は濃口醤油で、色が濃くコクのある味わいです。温玉うどんには、卵のやさしい風味を邪魔しない関西風が馴染みやすい傾向があります。だしと醤油の選択が条件です。
だしが決まれば、温玉のとろとろ感がより際立ちます。鰹・昆布の合わせだしにすると、うまみの相乗効果でさらに奥行きが出ます。市販品では「白だし」を使うと手軽に淡い色のつゆが完成するので、白だしを使いたい場合は水8〜10:白だし1を目安にしてみてください。
参考:うどんつゆの黄金比と作り方について詳しく解説されています。
うどんつゆ(だし)の黄金比は?温・冷での違いも紹介(トライアル)
実際に温かい温玉うどんを作る流れを、シンプルな手順で整理します。料理は手順が頭に入っていると驚くほどスムーズに動けます。
基本の材料(1人分)
- 冷凍うどん(または茹でうどん) 1玉
- 温泉卵 1個
- 水 300ml
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 顆粒和風だし 小さじ1/2
- 小ねぎ(小口切り) 適量
- わかめ(乾燥) 適量
作り方の流れ
1. 温泉卵を先に作っておく(上のいずれかの方法で)
2. だしを鍋で温め、醤油・みりん・顆粒だしを加えてひと煮立ちさせる
3. 別の鍋でうどんをゆでる(冷凍なら袋の表示通りに)
4. 器にうどんを入れてつゆを注ぎ、温泉卵をのせる
5. 小ねぎ・わかめなどのトッピングをして完成
冷凍うどんを使う場合は、電子レンジで600Wで約4〜5分(袋の表示に従う)加熱するだけです。茹でる手間が省けるうえ、冷凍うどんはもちもちとした食感が保たれやすいためおすすめです。鍋でそのまま茹でる方法でも美味しく仕上がります。
時短で作る場合のポイント
つゆを作りながら電子レンジでうどんを温め、同時進行で温玉を仕上げると、全体の調理時間を10分以内に抑えられます。すべて電子レンジで済ませる場合は、うどんをレンチン→つゆを耐熱容器で1〜2分加熱→温玉をレンチン、という順序が効率的です。
参考:冷凍うどんを使った温玉うどんの具体的なレシピはこちら。
手軽で簡単 温玉うどんのレシピ動画・作り方(デリッシュキッチン)
シンプルな温玉うどんも、トッピングひとつで飽きずに食べ続けられる一品になります。毎日の献立に取り入れやすい5つのアレンジを紹介します。
トッピングを変えるだけで味が大きく変わるというのがうどんの強みです。同じレシピでも具材を替えることで「飽きない献立」が生まれます。
冷蔵庫の残り野菜を使い切る場面でも、温玉うどんは活躍します。きのこ類(えのき・しめじ)を入れると食物繊維が増え、食後の血糖値上昇をゆるやかにする効果も期待できます。これは健康管理にも使えそうです。
温かい温玉うどんは「体にやさしい食事」というイメージがありますが、栄養面では意外な落とし穴と、上手な活用術があります。
温かいうどんのGI値は約85と高い
うどんのGI値(血糖値の上昇しやすさを示す指標)は約80〜85と高めで、これは白米(GI値約84)とほぼ同等です。特に温かいうどんは消化吸収が速く、食後の血糖値が急上昇しやすいという側面があります。白米と同じくらい、という理解が基本です。
一方で冷たいうどんは、でんぷんの一部が「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」という消化されにくい形に変化するため、GI値が低下すると言われています。血糖値が気になる方は、温かいうどんに野菜・きのこ・たんぱく質を先に食べる「食べる順番」を工夫することで急上昇を抑えられます。
温泉卵のタンパク質吸収率は実は91%
生卵のタンパク質吸収率は約51%ですが、温泉卵にすると約91%にまで上がります。これは加熱によってタンパク質の構造がほどけ、消化酵素が働きやすくなるためです。意外ですね。温玉うどんは、温泉卵をのせることで単なる炭水化物の食事から「高吸収率のタンパク質が摂れる食事」に変わります。
しかも温泉卵は完全に固まっていないため、消化の負担がゆで卵よりも少ない点も魅力です。胃腸が弱い方や、食欲が落ちている日でも食べやすいというメリットがあります。
カロリーの目安と主食との比較
温玉ぶっかけうどん(丼1杯分・約418g)のカロリーは約347kcalです。うどん1玉単体の茹で後のカロリーは約190〜210kcal程度で、白米ご飯1杯(150g・約234kcal)よりも低めです。温玉を加えても1食あたりのカロリーは落ち着いた数値に収まります。
ただし、つゆの塩分には注意が必要です。かけうどんのつゆには1杯あたり約2〜3gの塩分が含まれており、毎日つゆを飲み干すと塩分過多になりやすいです。つゆは飲み干さずに残す、減塩醤油を使うなどの工夫が健康管理のポイントになります。塩分に注意すれば大丈夫です。
参考:うどんのGI値と血糖値への影響について詳しく解説されています。
血糖値が高い人がうどんを食べたい場合の食べる量や食べ方の工夫(金沢内科クリニック)
参考:温泉卵と生卵のタンパク質吸収率の差について詳しく書かれています。