缶のココナッツミルクを振ってから開けると、風味が半分になってしまいます。
レッドカレーは、タイを代表するスープ料理「ゲーン・ペッ(แกงเผ็ด)」が起源で、直訳すると「辛いスープ」という意味を持ちます。日本では「タイカレー」として広く親しまれており、サラサラとしたスープのような口当たりが特徴です。日本の定番カレー(玉ねぎ・にんじん・じゃがいも)とは、具材の考え方が根本的に異なります。
肉類の代表格は「鶏もも肉」と「えび」です。 本場タイではローストダックを用いることが多いとされていますが、日本では鶏もも肉が最も手に入りやすく、脂のコクがスパイスと相性抜群です。えびは火の通りが早く、15分ほどで完成させる時短レシピにも最適で、プリプリした食感がアクセントになります。えびを使う場合は、殻を剥かずに背わただけ取り除くと、旨みがスープへしっかり溶け出しますよ。
野菜の定番は「たけのこ」「なす」「ピーマン・パプリカ」の3種類です。たけのこはシャキシャキした食感と淡白なうま味がカレースープと馴染みやすく、水煮缶(1缶200g程度)を使えば下処理いらずで便利です。なすはカレースープを吸い込んでトロトロになる特性があり、煮込みすぎないよう後半に加えるのがポイントです。ピーマンや赤・黄パプリカは彩りを鮮やかにするだけでなく、ビタミンCを補うことができます。つまり、具材を選ぶだけで栄養バランスも整えられるということです。
| 具材カテゴリ | 代表的な食材 | 特徴 |
|---|---|---|
| 🍗 肉類 | 鶏もも肉・牛ロース・豚こま | コクと満足感をプラス |
| 🦐 魚介類 | えび・ほたて・いか | 旨みが溶け出し風味豊かに |
| 🥢 野菜① | たけのこ(水煮缶) | 食感のアクセント・定番中の定番 |
| 🍆 野菜② | なす | スープを吸ってとろとろに |
| 🫑 野菜③ | ピーマン・パプリカ | 彩りと栄養をプラス |
| 🍄 きのこ | しめじ・エリンギ | 出汁のうま味が増す |
きのこ類(しめじ・エリンギなど)もよく使われる具材のひとつです。グルタミン酸系のうま味がスープ全体のコクを高めてくれるため、「なんとなく物足りない」と感じるときに加えると効果的です。これは使えそうです。
S&B食品 タイ風レッドカレー公式レシピ(牛ロース・なす・たけのこなどの具材と作り方を掲載)
「カレーにじゃがいも?もちろん入れるでしょ」と思っている方は多いはずです。ところが、レッドカレーにじゃがいもを入れるのは、実は本場スタイルではありません。理由はサラサラとしたスープに合わないから、だけではありません。
レッドカレーは煮込みが短い料理です。火にかける時間はおおよそ10〜15分が目安で、この短時間ではじゃがいもに十分火が通りきりません。じゃがいもには「でんぷんが加熱で溶け出し、スープをとろりとさせてしまう」という特性があり、レッドカレー特有のサラサラ感が損なわれてしまうのです。さらに、冷凍保存を考えたときにも問題があります。じゃがいもは冷凍すると細胞が壊れてスポンジ状になってしまうため、食感が大きく落ちます。作り置きを前提にするなら、じゃがいもは避けるのが原則です。
では代わりに何を入れるのがよいのでしょうか? 食感と満足感を補いたいなら、たけのこ(水煮缶1袋=200g程度)かぼちゃ(1/8個を一口大に)が有力な選択肢です。かぼちゃはほのかな甘みがスパイスの辛みを自然に和らげてくれるため、辛さを控えめにしたいご家庭にも向いています。じゃがいもを抜くと不安になるかもしれませんが、たけのこが基本です。
レッドカレーの具材といえば鶏肉・えび・たけのこをイメージする方がほとんどでしょう。しかし本場タイでは、日本人がびっくりするような食材が加えられることもあります。意外ですね。
まず注目したいのが「パイナップル」です。タイ料理の教室や現地の屋台でも、レッドカレーにカットしたパイナップルを加えるレシピが存在します。ヤマモリの公式アレンジレシピにも「海老とパイナップルのレッドカレー」が掲載されており、パイナップルの酸味と甘みがペーストの辛みをまろやかにしてくれます。フルーツと辛いカレーの組み合わせは一見奇妙ですが、実際に試すと「辛さが苦手な方でも食べやすい」という声が多く聞かれます。缶詰のパイナップル(シロップ漬けなら洗って使用)を一口大に切って最後に加えるだけで試せます。
もうひとつの意外な具材が「かぼちゃ」です。かぼちゃ(1/8個=約150g程度、はがき大くらいの厚さにカット)はレンジで2分ほど加熱してから加えると煮崩れを防げます。糖質が気になる方には量を調整しながら使うのがコツです。
ホーリーバジル(ガパオ)はスーパーではなかなか見かけませんが、カルディやコストコ、アジア食材店で手に入ります。乾燥バジルで代用することも可能ですが、風味の差は大きいため、本格的な香りを求めるなら生のホーリーバジルを探してみる価値があります。
ヤマモリ公式 海老とパイナップルのレッドカレーアレンジレシピ(具材の組み合わせ参考)
具材をどれだけ丁寧に選んでも、ペーストとココナッツミルクの扱い方を間違えると、仕上がりが水っぽくなったり香りが弱くなったりします。ここが本格的な味に近づく最大のポイントです。
最重要なのが「ココナッツミルクの缶を振らない」こと。 缶の内側では、乳脂肪分(クリーム部分)が上部に、水分が下部に分離しています。缶を振ってしまうと、この上澄みのクリームが水分と混じり合ってしまいます。上澄みのクリームだけを最初にフライパンに入れ、カレーペーストと一緒に中火で煮詰めることが、香りを最大限に引き出す方法です。macaroniの記事でも「2/3ほど水分が飛んだら、レッドカレーペーストを加える」という手順が紹介されています。ココナッツミルクの上澄みを使って炒めることが条件です。
ペーストの炒め方にも注意点があります。弱火〜中火で最低でも2〜3分はしっかり炒めることで、スパイスの香り成分が油に溶け出し、全体に均一に広がります。焦げやすいので混ぜながら加熱するのがコツです。ペーストが香ばしい香りを放ち始めたら、残りのココナッツミルクと水を加えるサインです。
ナンプラーは魚醤の一種で独特の風味がありますが、大さじ1(約17g)を加えるだけで味の奥行きがぐっと増します。塩気の調整もこれひとつで行えます。塩を使うよりも風味が豊かに仕上がるため、ナンプラーは必須です。
macaroni レッドカレーレシピ(ココナッツミルクの上澄みを活用した本格的な作り方を詳しく解説)
「まとめて作って冷凍保存したい」と考える方も多いはずです。レッドカレーは冷蔵で3〜4日、冷凍なら最大3ヶ月間の保存が可能とされています。ただし、具材の種類によって向き・不向きがはっきり分かれるので注意が必要です。
冷凍に向く具材は、鶏肉・豚肉・えび・しめじなどのきのこ類・パプリカです。これらは冷凍しても食感の劣化が比較的少なく、解凍後も品質をある程度保てます。一方、冷凍に向かない具材の代表格が、じゃがいも・にんじん・さつまいもなどのでんぷん系です。解凍するとスポンジ状になり、食感が大きく変わってしまいます。冷凍保存を前提にするなら、はじめからこれらの具材は除いておくのが無難です。
なすは少し注意が必要な具材です。冷凍自体はできますが、解凍後に水っぽくなりやすいという特性があります。作り置き用に大量に作るときは、なすを別に炒めておき、食べる直前に加えるスタイルにすると食感を保ちやすくなります。これが条件です。
冷凍保存する際は、粗熱を取ってから密封容器や冷凍用ジッパー袋に入れることが大切です。一食分ずつ小分けにしておくと、平日の忙しい夕食準備がグッとラクになります。電子レンジで解凍する場合は、ふんわりラップをかけて600Wで2〜3分を目安にしてください。時間は電子レンジの機種によって変わるので、様子を見ながら調整するのが安全です。
市販のレッドカレーペースト(ヤマモリ・AYAM・メープロイなど)は、開封前なら常温で長期保存が可能ですが、開封後は冷蔵庫で1〜2週間以内に使い切るのが目安です。使い残しが出た場合は、製氷皿で1回分ずつ冷凍しておくと使い勝手が良く、廃棄による食費の無駄をなくせます。
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